西村京太郎【終着駅殺人事件】
西村京太郎 著
税込価格: 740円
出版 : 光文社
ISBN :978-4-334-74675-9
発行年月 : 2009.10
利用対象 : 一般
青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。しかし、上野駅構内で第一の殺人。その後、次々に仲間が殺されていく—。上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始した。【「BOOK」データベースの商品解説】
5日付けのラテ欄で、
寝台列車、殺人事件、時刻表……。待ってました、西村京太郎原作の、王道の旅情サスペンス。という言葉にたちまち反応してしまって、図書館で借りてきた。
初版(80年7月カッパ・ノベルス)から、もう32年も経っていることに、まず感慨を覚える。
上野駅はとっくに改装されていて、今は東北新幹線も広義の「終着駅」は東京であって、本書で言う「終着駅」ではなくなっている。
著者も、京都へ住処を移される少し前の作品のようだ。
当時は東京へ行くことは殆ど無かった。
青森へ行くのに、東京駅から上野へ出て 夜行列車に乗ったのは、本書よりもかなり以前だった。
その時の列車が何であったか、思い出せない。
とまれ本書だが、6人もの元高校同窓生が殺される。しかもその動機は、たった一通の手紙の送り間違いだった。
というわけで、事件よりも「ゆうづる」というブルトレに惹かれる。
もっともドラマでは、これが「あけぼの」に変わっているのだが。「あけぼの」は現役だし、Aデラックスもある。
乗りたくなってきた。
上記ラテ欄にも、
「あけぼの」がホームに滑り込んだ瞬間、きっちり旅情をかき立てられました。とある。
時間も、上野発21:15で青森着が9:56。ちょうどいい!!(但し3年前の時刻表)
話があちこち飛ぶが、「ゆうづる」は何本も出ているし それが目くらましになっているのだが、「あけぼの」は一日一本。どうアリバイを作ったのだろう?
終着駅殺人事件
2009年10月20日初版第1刷発行
昨日の記事に、追記しました。
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