木谷恭介【若狭恋唄殺人事件】
木谷 恭介 著
税込価格: 800円
出版 : 廣済堂出版
ISBN : 4-331-05760-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
将来を約束された若き大蔵官僚と婚約していた女性が、奈良・東大寺の二月堂裏で溺死体で発見された。動機は嫉妬か、打算か。冷徹な計画殺人の犯人は。宮ノ原警部が事件の謎に挑む。【「TRC MARC」の商品解説】
木谷恭介の本はいくつか読んだことがある。本書にも登場する 宮之原という警部は、何故か部下も持たず、超越した立場で事件を解決していく。
本書でも出てくる国家公務員のエリートは、20代で地方へ税務署長として赴任し、東京へ帰る。次に地方を回るときは、国税局長になって赴任する。それが30代。
本人がいくら実務を覚えようとしても、部下からはなるべく触ることなく早く東京へ帰って欲しいと思われていると言うことだ。
今読んでいる別の本では、審議会の有りようが書かれている。実際の審議の話で殺人事件などとは関係ないが、およそ日本のお役所というのは……ということで。
それはともかく、かのエリートたちは、一方で恨みも買っているというのが、今回の設定。
画像と画像のリンクは、廣済堂文庫のもの。
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