【音訳・点訳のための読み調査ガイド】
北川 和彦 著
税込価格: 4,935円
出版 : 日外アソシエーツ
ISBN : 978-4-8169-2366-1
発行年月 : 2012/06/21
利用対象 : 一般
視覚障害者のための音訳・点訳ボランティア活動で重要な読みの調査テクニックを解説。調べる場所や辞典類の能率的な使い方といった基本から、人名・地名、略語・記号・単位、書誌事項・文献参照、校正の手引きまでを収録。
六部構成。
第1部:基本編
第2部:人名・地名編
第3部:略語・記号・単語編
第4部:書誌事項・文献参照編
第5部:中国・朝鮮の人名・地名編
第6部:校正の手引き
全体にコラム欄もあって、読み物として読んでも楽しいと思う。
第1部「基本編」では、「日本」の読み方や同字異読の人名など。
第2部の「人名・地名編」では、「難読の多い姓「五十」の読み」というコラムがあった。50個というのではなく、「五十」が付く地名の読みだ。
また、「全国難読町村サミット」というのもあるようで、例として29町村が挙げてある。しかし知っていればどうということのなり地名でもある。
確かに 八鹿や榛原など、知らない方には読めないだろう。
当地も、しばしば間違って読まれる。
第5部の「中国・朝鮮の人名・地名編」などは大変期待するのだが、読みそのものが載っているわけではない。調べ方や、基本的に大切なこと。
著名な方は勿論、一般人も出来るだけ調べて民族読みをするようにと勧めている。
教科書や辞書でも、日本読みは消えつつあるという。
第6部の「校正の手引き」については、各種マニュアルを参考にする必要があるだろう。
音訳・点訳のための読み調査ガイド
2012年6月25日第1刷発行
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
コメント