風の又三郎
今読んでいる本の中で【風の又三郎】に言及した部分があって、懐かしかった。
人が少ない地下鉄の駅で、電車を待っている瞬間が好きだ。
真っ暗な(とまでは言えない)穴から「ゴーッ」と風が起こってきて、ホームにあるものを吹き飛ばそうとする。やがて見えてくる 明かり。明かりはどんどん近づいてきて、停まる。そしてまた、大きな穴の中に吸い込まれていく。まるで知らない世界へ行くように。
新福島駅あたりでは、こんな気持ちになることがある。大都会の中での、ほんの一瞬の迷い事でしかないのだが。
いつか自分も、そうした知らない世界へ旅立つ日がくるのだろう。
昨日、叔父から電話があった。
早いもので、もうすぐ叔母の一周忌だ。
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