小野寺史宣【転がる空に雨は降らない】
高木 智編著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
1本のキックが2人の運命を変えた。大切なものを守れなかったGKは、夢に邁進する少年の願いを受け止められるのか…。
ケータイ小説だという。朝日の書評欄で読んで、気になっていたのだったが。
プロのサッカー選手(GK)灰沢考人は、サーカーを始めた息子 考也を自分の蹴った球が元で亡くしてしまう。
一方、車を運転していた下山は、妻や息子のことを思って離婚する。その息子佳乃也は、プロサッカー選手を目指している。
灰沢と佳乃也がいずれ交錯することは、容易に想像できる。
二人がどの様な形で出会い、おそらくは憎しみから和解へとたどれるのか?
予測できる結末だが、希望が持てていい終わり方かとも思う。
一番かわいそうだったのはやはり下山で、災難としか言えない事故で自らを破滅させてしまった。理不尽だなぁ。
転がる空に雨は降らない
発行 2012年7月20日
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