2013.06.30
2013.06.29
2013.06.28
夕食会
上京する折に、時折録音をお願いしているNPOの代表とお目にかかって、お話をする。
今回のお宿は、明日の会場に近いホテルだ。
ところが、そこのレストランが今夜に限り 貸切が入っているとか。
そこで、ホテルのフロントで教えて頂いたお店にいった。
魚が美味しいところで、二人とも飲まないので、それが残念だったが。
2013.06.27
2013.06.26
大雨
カラ梅雨だと思っていたら、終わり近くなって大雨。
バスのダイヤは乱れるは、やっと来たと思ったら激混みだは、大渋滞だはと 大変な日だ。
届け物をしたり、あちこち巡ったり。
只今は、待機中。
その間、Kindleで二冊 ポチッ。
テザリングは、ありがたい。
どっちから 読もうかなぁ!
2013.06.25
2013.06.24
望月周平【仰天荘殺人事件】
有栖川 有栖 著
税込価格: 1,890円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-02540-3
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
実は「望月周平」なる作家などいない。
上記【江神二郎の洞察】の一篇【除夜を歩く】に出てくる、アリスの先輩、推理研の一員でクイーンオタクの望月が書いた小説。
何故これをここにというのはどうでもいいのだが、この中に出てくる「雪が止んでいるのに足跡がない」というネタは、以前読んだ【スウェーデン館の謎】と同じだなと思ったから。
勿論状況も全然違うのだが、作家さんはこんな風に色々な仕掛けを考えているのだと思う。
この【除夜を歩く】は、アリスと江神さんが八坂神社へ詣でながら、しみじみと語り合うところがいい。【月光ゲーム】でもそういう場面があったというが、覚えていない。
それはともかく、今週の木曜日は東京泊まりの予定なのだが、昨日になってホテルの予約をしていなかったのではと焦った。確認メールが見つからないのだ。この日の予約のあとに14日の予約を同じ系列の別のホテルに入れて、結局はキャンセルしている。
その辺のメールはあるのだが、肝心のがない。最後のポチッをし忘れたのかもしれない。
どうも、自分のしたことに確信が持てない。
えーっ、今から禁煙ルームが間に合うだろうかと心配したが、何とか取れた。
ところが……。
結局上に書いたホテルからのメールが錯綜していたせいで見つからなかったのだが、かなり以前にちゃんと予約をすませていたのだった。
今日、ホテルに電話をして二つ予約していることを確認。無事、一つはキャンセルした。
ドジだなぁ>じぶん
2013.06.23
大阪駅
大阪駅で、環状線から降りたって中央口へ出るのは、どうすればいいのだろう?
御堂筋口や桜橋口なら判るのだが、中央付近は何だかスマートになってしまった。
とりあえず、エスカレーターで連絡通路に出る。
環状線は一番端っこにあるので、真ん中あたりまで行ってみる。
そこで上りのエスカレータに乗ったのが、間違いだった。だが、(以前の?)中央口へ降りるエスカレーターはあったっけ?
南口から、一旦外へ出る。東京駅ほどではないまでも、土曜日とあって人がいっぱい。
この、駅を出て前に阪神百貨店を見る場所は、小学三年生で大阪へはじめて来た時と、同じ光景だ。父と一緒だったのだが、ここから上六までタクシーを奮発してくれたのだった。京都から大阪へ引っ越すので、新しい家を見に来たのだったが……。
とまぁ、そんな話は於いて。
結局遠回りをして中央口付近へ戻り、「みどりの窓口」へ。何を買ったかは、おたのしみ!
この日は上六での所用を午前中にすませ、上記のようなことを経て、肥後橋まで移動。
夜の部は失礼して帰宅したのだが、歩行距離が多かったせいで、やはり帰宅後は色々トラブルが。
で、画像は、駅から地下鉄乗り場まで移動する途中にある楽しいところ。
昨日は移動中に画像だけアップしてお茶を濁している。
一度全部撮ってみよう!
いつか、一枚ずつ撮影している人がいたら、それは 涼 です。
2013.06.22
2013.06.21
有栖川有栖【江神二郎の洞察】
有栖川 有栖 著
税込価格: 1,890円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-02540-3
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
アリスの大学入学からマリアのEMC入部までの1年間を瑞々しく綴った、江神シリーズ初の短編集。望月の下宿でのノート盗難事件を描く「瑠璃荘事件」、アリスと江神の大晦日の一夜を活写する「除夜を歩く」など全9編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
「江神シリーズ初の」といっても、これ以上出ないようだ。
長編ではなかなか出ていなかった(と思う)、四人の掛け合いが新鮮だ。といって、単に忘れているだけの可能性大だが。
やはり、マリアが登場するまでの方がいい。ということは、長編では【月光ゲーム】だけか。
有栖川さんの本は、出てくる地名になじみのところが多く、それだけでも親しめる。
あの体験を経て元気がなくなったアリスを慰めようと、先輩三人が企みを持つ【開かずの間の怪 】が面白かった。
他愛ない推理ゲームなのだが、湖西線を使ったりしているのも楽しい。
そうそう、【二十世紀的誘拐】では、「犯人」のガールフレンドが当地に住んでいるのだった。
江神二郎の洞察 2012年10月30日初版
2013.06.20
iPhoneアプリ:BookEver
これは、なかなか面白いアプリだ。
バーコードを読み取るだけで、本の情報をEvernoteにどんどん取り込むことが出来る。
設定によっては、「バーコード読み取り」→「そのままEvernoteに送信」といったことが出来る。
また、あらかじめ登録しておいた図書館のサイトとも連動し、予約することも出来る。
と書いたが、ここで少々矛盾が。
というのは、バーコード読み取りが出来るということは、その本が手許にあるからだ。それを読めばいいので、図書館での予約など必要ない。
で、ここがこのアプリの弱いところなのだが、取り込みは出来ても、編集は出来ない。
従って、手打ちでのバーコード入力も出来ない。
それとも、本屋で見つけた本を読み取れということ?
だがしかし、非常に便利だ。
2013.06.19
貫井徳郎【明日の空】
貫井 徳郎 著
税込価格: 672円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-42505-0
発行年月 : 2013/04/25
利用対象 : 一般
帰国子女の栄美は桜の美しさを楽しむ余裕もなく、不安いっぱいで日本の高校での初日を迎えた。幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたものの、やがて辛い別れを経験することに…。【「BOOK」データベースの商品解説】より
青春小説と思しきや、ミステリーだった。
歌野晶午の【葉桜の季節に君を想うということ】と模した方もいらっしゃったが……。
騙され感が、そんな感じ。
三部構成になっていて、第一部は栄美の語り。
第二部で、大学生の男子が語り手になる。一瞬、飛鳥部かと思わせるが、違う。
栄美と同じ大学だと判るのは、第三部で再び栄美が語り手になってからである。
ここでの重要人物は、黒人のアンディだが、彼には何か秘密があるようだ。
第三部は、いわば解決編。
「人は見かけでは判らない」の典型のようなものか。
色々あったけれど、というより、栄美にとって人生はこれからだ。
最後は、
明日は晴れだ、わたしはそう呟いてみた。で、終わっている。
全然関係ないけれど、使いやすいRSSリーダーはないかなぁ。
明日の空
Kindle価格:514円
2013.06.18
雑用?
つれあいが入院・手術をすることになって、何となく慌ただしい。
本人は、かなりナーバスになっている。入院なんて、結婚してからしたことないなぁ。
自分はといえば、ちょくちょくしているが。出産を入れれば、もっとか。
午後は、CDにひたすら点字を貼る。墨字と点字が一枚になったもので、これは自分で作ったのではなく、テプラを持っている人に頼んでいたもの。必要なものを頼んでいるのだが、併せてこれまでのものも注文しているので、どんどんたまっていく。整理する必要があったのだ。
完成と同時に用意できるように、早め早めに段取りをする必要がある。
雑草という草はないとは、昭和天皇のお言葉だそうだが、雑用という用もない。
画像は、京都駅前のバス停から撮したもの。21時過ぎ。
「500色カメラ」で撮して、名前を探して貰う。「緑の黒髪」と名付けられているのが、ご確認頂けるだろうか?
2013.06.17
大宮 守友【奈良県謎解き散歩】
大宮 守友 編著
税込価格: 840円
出版 : 新人物往来社
ISBN : 978-4-404-04175-3
発行年月 : 2012/04/13
利用対象 : 一般
古代史のメイン舞台となった飛鳥をはじめ、いたるところに遺跡・古墳・古寺社がある奈良県。1300年の奥深い歴史が現在にもなじんでいる奈良県の世界遺産や人物、宗教、民俗、産業、地理、自然などを紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】より
ちょっとした目的があっての購入だったが、そちらはしばらくお預け。
古都奈良の世界遺産、邪馬台国近畿説、鑑真から、吉野の桜、大和郡山城、奈良公園のシカまで 知れば知るほど奈良はおもしろいというサブタイトルの通り、
第1章 奈良県ってどんなとこ
第2章 奈良県 歴史散歩
第3章 歴史・考古・史跡編
第4章 人物・宗教編
第5章 民族・産業編
第6章 地理・自然編
と別れていて、更に各章が20ほどの細かい項目に分かれている。
従って、各項目にはさほどページが割かれて折らず、いわば総花的な記述に終わっている。
しかし本書を読めば、奈良県について色々知ることが出来るというもの。
他県についても、同じような本が出ているようだ。
松本清張氏と樋口清之氏共著の、【奈良の旅】という本があった。
こちらは紀行文的な旅情溢れる名著だったと思う。【京都の旅】というのもあった。
ひょっとしたら、まだ二階にあるかもしれない。
奈良県謎解き散歩
2012年4月11日第1刷発行
2013.06.16
増殖する文具
好きなので、あれこれと文具類を集めていた。普段出して使っているものの他に、小引き出しや押し入れのボックス三つほどを占有していた。「いた」と過去形にしたのは、例の「断捨離」でもって、かなりの文具たちを処分したからだ。
処分と言っても未使用の綺麗なものなので、多くはお嫁に出した。
iPhoneとの併用で、手帳類は小さめのものにしていた。それとは別に、覚書のようなノートも作っている。
しかし、だ!とにかく、飽きっぽい。それぞれの長所はよく知りながら、すぐに目移りする。
というわけ(?)で、何年ぶりかでクオバディスのエグゼクティブが復活。やはり、これはいいね。付録のノートに方眼があったら、これ一つで完結するのに。
そして、手帳件覚えノートとして、モレスキンを使い出した。しかしモレスキン(に限らないが)は、ペンを差すところがない。ペンフォルダーは別にもって歩くが、やはりサッと使いたい。
ので、あれこれ検索して、「 Quiver(クイヴァー) 」というのに行き着いた。海外通販でしか買えなかったのだが、最近は扱っている店もあったので、さっそく購入。本当は、「黒字に赤糸」のものが欲しかったのだが、売り切れていたのだ。今度入荷したら買おう。(と、また増殖させる気か?)
↑の画像は、モレスキンに取り付けてペンを差したところ。二本差し(お武家?)だが、一本で使っている。
実はノートは、クレールフォンテーヌを使っていたのだが、方眼のものを売っているところがなくなったという事情もあったのだ。
誰だったかな?ノートは何時でもどこでも手に入るコクヨのものが一番だと仰有っていた。その通りだと思うが、楽しむのもいいのでは?
2013.06.15
東京行き
今月二度目の東京行きは、何ともややこしい天候の日だった。
前日は当地も猛暑日だったが、東京方面は気温が低めとか。
何を着て行こうかと、たいして持っていない衣類で悩む。夏は冷房対策が必至で、その分余計な荷物が増える。
室内は蒸し暑いし、実感がわかない。
京都までのバスは、キンキンに冷えていた(ビールか?)。もう少し厚めのものにしたらよかったと、後悔することしきり。八条口で外へ出て、ホッとした。
だが、心配した新幹線はさほどでもなく、よかった。
指定席に、先客あり。熱心にiPadminiに見入っていらっしゃる。
自分の切符を見直しても、確かにこの席だ。声をかけて、確認して頂く。AとDを間違えておいでだった。
だが、既に車内検札は終えているはずで、車掌のミスだよね。
これと同じことが、逆パターンであった。自分が間違えていたのだが、あとから来られた方は、違う席でいいですよと仰有った。
昨日、自分は先客を追い出したことになる。
でも、晴れているし、この時点では富士山に期待してたんだよね。
で、今回も空振りだった。
冒頭の画像のような状態(但しピンポイントよりはやや離れている)。
実は金曜日だし、遅くなるからとお泊まりも考えていたのだったが……。次の日は土曜日だし、どなたかにお声をかけようかなどと。
2013.06.14
【日本の名随筆 別巻87 装丁】
松山 猛 編
税込価格: 1,890円
出版 : 作品社
ISBN :4-87893-667-3
発行年月 : 1998.5
利用対象 : 一般
お目当ては栃折久美子さんの【モロッコ革の本】だったのだが、既に絶版になっていた。
そこで、これも収録されている本書を、図書館で借りてきた。
【日本の名随筆】は一期から十期まであり、100冊で完結している。その全てのテーマが、漢字一字で表されているという、潔の良さ。
更に別巻が出版されて、こちらは一期から八期までの80冊。今度はテーマが全て漢字二文字で統一されている。
で、本書は「装幀」に関したものが集められている。
谷崎潤一郎や志賀直哉がある。島崎藤村も、【装幀に就て】と題して書いている。
高村光太郎も、【装幀について】だ。
東郷青児や横尾忠則もある。
全部で、38名の随筆。
そして栃折さんの文章は、やはり秀逸だった。
この文章を読んで、装幀の言葉にも興味を持ったのだった。
美しい本には、美しい「花ぎれ」がついている。ちょうど、半襟のように。
で、本書の装幀であるが、どうやらこのシリーズは統一されているらしい。
本書の「装幀」とあるところが「毒薬」であったり「落語」であったり。
勿論巻数と編者は違うし、ちょっとした画も、内容にふさわしいものになっているようだ。
裏表紙には、執筆者とタイトルの一覧が。
ここで腹が立った。
何故なら、38名が列記してあるのだが、その最後の二人分がバーコードで無残にも塞がれているのだ。
同じ場所にバーコードを貼るというのは当所でもしているので理解できるのだが、こんな時には機転を利かせて何も書かれていない場所にしてくれればいいのに。
もっとも、どんな本であっても、せっかくの装幀にずかずかと踏み込んでいることに変わりはないが……。
日本の名随筆 別巻87 装丁
1998年5月25日第1刷発行
2013.06.13
iOS バージョンアップなど
iOSが、7になるそうだ。
だが まだ5のままなので、ようやく重い腰を上げてバージョンアップに取りかかる。30分以上も、かかったよ。
7からは見た目が変わるようだが、今のところは変化無し(だと思う)。
しかし、困ったことが。かなり容量を喰ったようで、バックアップは出来ないという。
幾つかフォルダを退避させているのだが、もう2GBもない状態だ。
さてと、PCの話はこれくらいで。
駅前の工事は、まだ続いている。バス乗り場は屋根がない。
今日は暑くなると言っていたが、バスの中は震えるほどだ。
建物内も、エアコンを入れると冷えてきて、足元が冷たい。
午後から来た人が、「もー、半端じゃない暑さですよ」と言っていた。
昼ご飯を買いに出た人も、同じようなことを言っていた。
当地は、猛暑日になったのだった。
明日の切符と特急券を取りに行く。
東京は、明日もまだ涼しいのかな?何を着て行こうか?
2013.06.12
久保寺健彦【空とセイとぼくと】
久保寺 健彦 著
税込価格: 760円
出版 : 幻冬舎
ISBN : 978-4-344-41677-2
発行年月 : 2011.6
利用対象 : 一般
父親を亡くし、犬のセイとホームレス生活をしていた零。ある日、病気になったセイの治療費を捻出するためのホストになるが、読み書きもできない零は失敗ばかり。だが、その犬並みの嗅覚を使って、次第に頭角を現し始め…。【「BOOK」データベースの商品解説】より
『犬と二人きりで育った少年が、犬との絆を守りながら成長する姿を、ユーモアとリアリティ溢れる筆致で描いた傑作青春小説。』ともある。
確かにユーモアが溢れてはいるが、やはり何とも切ない。
熊谷達也【いつかX橋で】で感じたのと、やや似てるかな?いや、それよりはもっとたくましいが、リアル感があるだけに、やりきれなさも残る。
それはともかく、この著者ははじめてだが、いくつか読んでみよう。
と、本の話は単なる紹介のみで……。っと。
これは楽天で買ったのだが、koboはKindleに比べてやや使いにくい。
楽天からは「お勧め本」の案内も来るが、ピンポイントでないため、これまた本を探しにくい。
Readerは、すっかり使わなくなった。好きだったんだけどな。
関連記事
久保寺健彦【空とセイとぼくと】(16.07.05)
空とセイとぼくと
kobo価格:688円
2013.06.11
緑デミオ
伊坂さんの【ガソリン生活】は、車が喋る。
その主人公が、マツダのデミオという種類の車だ。
緑色をしているので、「緑デミオ」というらしい。
もっとも、物語の中では、「緑デミ」と呼ばれている。
伊坂さんらしいかなり突拍子もない話なのだが、なかなか面白い。
小説についてはまた書くとして、その「緑デミ」君がいた。
レンタカー屋さんの駐車場で、鎮座していた。
通りすがりの窓越し撮影なので、やはり今ひとつだが……。
人気のある車のようで、何台もある。
かわいいね!
なんと、マツダのサイトにも
2013.06.10
斎藤美奈子【名作うしろ読み】
斎藤 美奈子 著
税込価格: 1,575円
出版 : 中央公論新社
ISBN : 978-4-12-004463-2
発行年月 : 2013/01/24
利用対象 : 一般
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」など有名な書き出しは数々あれど、さて名作のラストはどうなっている? 古今東西の名作132冊をラストの一文から読み解く文学案内。『読売新聞』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
敢えて目次を見ずに、一つずつの作品を見る。
見開き2ページに充てられた各作品は、右側のページトップに「ラストの言葉」が書かれている。
そして、左のページ(奇数ページ)の最後に、作品名や著者など作品に関するデータがある。
そのトップ部分を読んだだけで、作品名を当てるという遊びが出来る本だ。
勿論、表題通り「名作」の数々が並んでいるのだから、本書の著者の「言い分」も充分に面白い。
この中で秀逸だと思うは、やはり中島敦の【山月記】か。
虎は、既に白く光った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、また、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
他には、清張の【ゼロの焦点】。
谷崎の【細雪】には、意表をつかれた。別に色々と意味を考えなくてもいい。女学生には、充分衝撃的だったのだ。
漱石の【三四郎】のラストも好きだな。
名作かどうかはさておいて、
宮部みゆきの【魔術はささやく】の最後は、『おうちへ帰るのさ』ではなかったか?手元に本がない。
【火車】のラストは、刑事が容疑者の肩に手を置いたところだったように記憶しているが。
そうだ、気に入ったラストの言葉は、記録しておこう!
名作うしろ読み
2013年1月25日初版発行
2013.06.09
私が好きなミステリー作家
うーん、一位は東野圭吾か。二位が、松本清張。三位は、宮部みゆき。
四位のアガサ・クリスティーも含め、よく読む(読んだ?)作家だ。
五位の江戸川乱歩は、あまり読んでないな。子どもの頃、「少年探偵団」は読んだが。これはハードカバーの子ども向きの本だったような。原作そのものだったのだろうか?
さて東野圭吾については、、
「あれだけ多作で、なおかつ質を保っているのは驚異的」
という評価があるが、結構駄作もあるような気がするが。
清張とクリスティーは、(多分)全部読んでいる。
2013.06.08
日本推理作家協会 新理事長に今野敏
2013.06.07
見た目が老けると血管も老化?
タイトル通り、かなり衝撃的な話だが……。
見た目が老けると血管も老化?(NHK NEWSWeb)
若い年代の人から上の方を見ると、どの年代でも年を取って見えるものだ(と思う)。
入職した頃、30代の子持ちの「おねえさま」たちは、非常に「おとな」に見えた。
滔々と意見を述べる50代の大先輩は、何ともお年寄りに思えた。
今振り返れば、50代なんて「わかい、若い!」
さて、本記事である。
何とリンク先のこの女性は、93歳だという。
この方は、
・食生活に気をつけて、食物繊維を多く摂るようになさっている。食物繊維は、血糖値を抑えるのだとか
・また、日課として運動もしていらっしゃる。。
それも、「古雑誌を束ねた4キロの重りを足で持ち上げる」という運動だ。太ももの筋肉を鍛えることで、より多くの糖を消化できるのだという。
もう一つすごいなと思ったのが、
・食事から1時間後には、80歳からはじめた卓球をしていらっしゃること。
そういえば、70歳を過ぎてからフルマラソンに挑戦した全盲の女性がいた。サポートランナーを紹介したりしていたのだが、走るのが高じてホノルルマラソンも完走したっけ。
「皺も勲章」とか「見た目にとらわれず自然に」とかいうご意見もあるようだが、「若く見られたい」というのは、それこそ自然な(本能的な??)欲求ではなかろうか。
画像は、新緑の近江盆地。
2013.06.06
2013.06.05
2013.06.04
iPhoneアプリ:Feedly
GoogleのRSSリーダーが使えなくなるので、Feedlyを使い始めたとは先日書いた通りだが、これはむしろ、アプリの方が使いやすそうだ。
↑の画像のような感じなのだが、ところどころ画が抜けているブログもある。ここも、その一つ。
と、何とか今日の分のお茶を濁しておく。
あとで、追記するかも……。
2013.06.03
2013.06.02
iPhone・iPadアプリ:根津美術館
以前よく泊まっていた東京のホテルの近くに、「根津美術館」があった。
ところがその頃は、改修中だったのだ。
2009年10月、リニューアルオープンしたらしいのだが、最近はそのホテルへ泊まることもなくなった。
所用の殆どが新宿であり、紹介して頂いたホテルをほぼ定宿にしている。
その根津美術館だが、6月1日から 「やきものが好き、浮世絵も好き」と題して、山口県立萩美術館・浦上記念館名品展をしているらしい。
5月末までは、燕子花図屏風だった。
さてiPhon・iPadアプリでは、どんなものが鑑賞出来るのだろう?
主な機能として、
•スマートフォン(iPhone、Android)、タブレット携帯(iPad、Android)、携帯電話から閲覧が可能
•リアルタイムに最新情報へアクセスできる
•国宝、重要文化財指定品を含む150件をこえる所蔵作品を、拡大縮小が可能な超高精細画像でじっくり鑑賞
•展覧会スケジュールから、展示作品の解説までタッチ操作で自在に観賞
•根津美術館のもうひとつの魅力、施設や庭園を360度パノラマムービーで紹介
•美術館づくりに関わり、支える人々のインタビューを動画で配信
常に入れ替わって、最新情報がみられるというのが、すごいなあ!
アプリを開くと、下3分の1位がカレンダーになっており、その上の部分に色々な美術品がゆっくりと現れてくる。
「Webアプリへ移動」すると、展覧会のスケジュールや現在開催中の展示の解説。
パノラマビューもあるが、これは自動でゆっくりと移動するのではなく、手動で回しながら鑑賞するようになっている。
カフェが、ゆっくり出来そうでいいな。
但し、混んでいなければの話だが。
2013.06.01
中町信【模倣の殺意】
中町 信 著
税込価格: 777円
出版 : 東京創元社
ISBN : 4-488-44901-8
発行年月 : 2004.8
利用対象 : 一般
紹介文はないのだが、
「じっくり腰を据えて読みすすんでいくと、やがて、どうみても中町氏の書き誤りではないかと考えざるを得ない結論に到達するのだが、ラストでそれが作者の仕掛けワナだったことを知らされる。その驚きは圧巻だ。(
と、鮎川哲也氏語られたとか。
本書は、度々書名を替えている。その度に本文も変更があったりして、上記鮎川氏をうならせた部分は、電書ではなくなっていた。
さて物語だが、
坂井という新進作家が、自殺した。
坂井は殺されたのではないかと疑った ルポライター津久見伸助と 編集者中田秋子 は、別々の視点で真相を探ろうとしている。
二人の動きを交互に描きながら、途中で「読者への挑戦」が入る。という趣向。
最後は、「これはないようなぁ」という気がするのだが。
丁寧に観て(読んで)いけば、人物の描き方にきっちり差をつけていることは判っただろうと思う。
だが自分も、だまされた一人。タイトルからして、大きな暗示になっている。
続いて、【天啓の殺意】【空白の殺意】へと進んでいく(「空白の殺意」はまだKindleにないが)予定。
模倣の殺意 Kindle価格:560円
honto価格:588円
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