貫井徳郎【明日の空】
貫井 徳郎 著
税込価格: 672円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-42505-0
発行年月 : 2013/04/25
利用対象 : 一般
帰国子女の栄美は桜の美しさを楽しむ余裕もなく、不安いっぱいで日本の高校での初日を迎えた。幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたものの、やがて辛い別れを経験することに…。【「BOOK」データベースの商品解説】より
青春小説と思しきや、ミステリーだった。
歌野晶午の【葉桜の季節に君を想うということ】と模した方もいらっしゃったが……。
騙され感が、そんな感じ。
三部構成になっていて、第一部は栄美の語り。
第二部で、大学生の男子が語り手になる。一瞬、飛鳥部かと思わせるが、違う。
栄美と同じ大学だと判るのは、第三部で再び栄美が語り手になってからである。
ここでの重要人物は、黒人のアンディだが、彼には何か秘密があるようだ。
第三部は、いわば解決編。
「人は見かけでは判らない」の典型のようなものか。
色々あったけれど、というより、栄美にとって人生はこれからだ。
最後は、
明日は晴れだ、わたしはそう呟いてみた。で、終わっている。
全然関係ないけれど、使いやすいRSSリーダーはないかなぁ。
明日の空
Kindle価格:514円
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