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2013.06.01

中町信【模倣の殺意】

模倣の殺意

 

模倣の殺意中町 信 著
税込価格: 777円
出版 : 東京創元社
ISBN : 4-488-44901-8
発行年月 : 2004.8
利用対象 : 一般

 

 

紹介文はないのだが、

「じっくり腰を据えて読みすすんでいくと、やがて、どうみても中町氏の書き誤りではないかと考えざるを得ない結論に到達するのだが、ラストでそれが作者の仕掛けワナだったことを知らされる。その驚きは圧巻だ。(

と、鮎川哲也氏語られたとか。

 

本書は、度々書名を替えている。その度に本文も変更があったりして、上記鮎川氏をうならせた部分は、電書ではなくなっていた。

 

さて物語だが、

 

坂井という新進作家が、自殺した。

 

坂井は殺されたのではないかと疑った ルポライター津久見伸助と 編集者中田秋子 は、別々の視点で真相を探ろうとしている。
二人の動きを交互に描きながら、途中で「読者への挑戦」が入る。という趣向。

 

最後は、「これはないようなぁ」という気がするのだが。
丁寧に観て(読んで)いけば、人物の描き方にきっちり差をつけていることは判っただろうと思う。

 

だが自分も、だまされた一人。タイトルからして、大きな暗示になっている。

 

 

続いて、【天啓の殺意】【空白の殺意】へと進んでいく(「空白の殺意」はまだKindleにないが)予定。

 

 

 

模倣の殺意 Kindle価格:560円
honto価格:588円

 

 

 

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