【弱くても勝てます】
高橋 秀実 著
税込価格: 1,365円
出版 : 新潮社
ISBN : 978-4-10-473804-5
発行年月 :2012/09/27
利用対象 : 一般
【ミズノスポーツライター賞(第23回)】練習時間、グランド、施設、すべてが足りない! 超進学校・開成高校野球部が考えた常識破りの方法とは? 部員に密着し、弱くても勝つための大胆な発想と戦略を探る。【「TRC MARC」の商品解説】より
この本は、電車の中で読んではいけない。声を出して笑ってしまいそうになるから。
超進学校の野球部が、なんと2005年の東東京大会でベスト16まで勝ち進んだ。
「それでは、もしかしたら甲子園出場も夢ではないのでは?」と思った著者が、密着取材して書き上げたものだ。
練習風景も、監督や選手へのインタビューも、どこかずれているような気がしないでもない。
でも、応えている本人たちは、至って真面目だ。いや、真面目故のおかしさというか……。
ほとんどの選手が、理屈で自分の実力を語ろうとする。何でも、自己分析してしまうのだ。
かたや監督は、「どさくさに紛れて勝つ」ことを画策する。
このせめぎ合いが、とにかく面白い。
読んで、絶対に損をしない本。などと言っている筆者もかなり「変わり者」なので、その辺はご用心を!
本書は朝日新聞の読書欄で知って購入したのだが、ちょうど土曜日の朝日新聞beで
「(再読 こんな時こんな本)野球バカ一代」の一冊として、紹介されていた。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
コメント