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2013.07.04

誉田哲也【ヒトリシズカ】

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ誉田 哲也 著
税込価格: 650円
出版 : 双葉社
ISBN :978-4-575-51493-3
発行年月 : 2012/06/04
利用対象 : 一般

男が拳銃で撃たれて死亡した。犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ…。5つの殺人事件を描いた連作警察小説。【「TRC MARC」の商品解説】

連作で、全部で6編からなっている。

闇一重
蛍蜘蛛
腐屍蝶
罪時雨
死舞盃
独静加

一作ずつ、立場を変えて語り手の話で進行していく。
その語り手が見た 静加

第一話:木崎
伊東孝俊課長(生活安全課)→本庁に
友だち 大村
容疑者 吉井淳也

第二話:山岸 マギー
コンビニ:
飯村由美→生活相談 被害者:加賀誠 容疑者:谷口守男
水野祐一→自殺 由美の恋人
川田梢→名前詐称:日本的美人 →家出人として人捜しのサイトに

第三話:吉井探偵
人捜しのサイトに写真載せる

南原義男 妻 娘:澪

一番気の毒だったのが、第三話【腐屍蝶】での青木探偵。元警察官で、伊東を恩人と慕っていた。
その伊東からの依頼で、静加を探し始める。だが、ネットの人捜しサイトに写真を掲載したことで、命を縮めてしまう。

第四話からは、核心に触れてくる。
まだ若かった頃の 伊東孝俊が登場する。
彼の行きつけの散髪屋の店員 深雪とその娘 静加。
深雪の別れて夫唐沢は乱暴で、また家に入り込んでいる。それを阻止しようとしている内にその男が死んで……。となる。

伊東と深雪は再婚し、静加もともに暮らす。
しかし静加が持っていた粘土を捨てようとして……。
怖い女の子だ。

第五話は、矢部という主任が語り手になる。
発砲事件が起きて、警視庁の第四課に所属する鮎川と組むことになる。
襲撃されたのは 第三話で出てきた南原邸で、南原と妻も亡くなっている。
しかしその場には、もう一人女がいた。
また、現場からは娘の澪の姿が消えた。

そして、第六話。語り手は捜査主任の藤岡。
娘の運動会に現れる容疑者を張っている。そして相手は……・

そうこうしている内に、藤岡は木崎警部補に声をかけられる。第一話で交番勤務をしていた木崎だ。
そして紹介されたのが、既に定年を過ぎた
伊東孝俊 元警視
鮎川五郎 元警部
矢部充 元警部補

と繋がって行く。

木崎の話によって、これまでの絡まっていた糸が一気にほぐれていく。


最後に 伊東静加は、姪を助けるためにダンプの盾になる。
第六話 【独静加(ヒトリ シズカ)】


ヒトリシズカ
Kindle価格:500円
honto電子書籍価格:


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