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2013.08.31

中崎タツヤ【もたない男】

もたない男

もたない男中崎 タツヤ 著
税込価格: 1,365円
出版 : 飛鳥新社
ISBN : 978-4-86410-049-6
発行年月 : 2010.12
利用対象 : 一般

捨てずにはいられない超「断捨離」の世界! 常に無駄なものはないかを考えている、人気漫画「じみへん」の作者が、なんでも捨ててしまう理由を明らかにし、もたない人生について語る。【「TRC MARC」の商品解説】

何とも楽しい本だ。さすが、漫画家!?

ある種病的に「捨てたい願望」が起きる著者。
「かみさん」を説得しながら、何でも捨ててしまう。

しかし、以外と物欲は旺盛だったりする。単純にストイックに捨ててしまうのではなく、欲しい欲望もある程度満足させながら、時間が経つと捨ててしまうというのが面白い。
「どうせ捨てるのならはじめから買わなければいいのに」だと、あまりにも寂しいが。

この辺が、「とにかく物を入れない」とがむしゃらになるよりは、心に余裕が生まれるような気がする(ホントかな?)

パラパラとめくってみた程度なので、また印象が変わるかもしれないが……。


口絵は、著者の仕事場。板張りの部屋と、ふすまが見える。
本書にも書いてあったが、引っ越し先の下見に訪れたような光景だ。やや、寂しい感じがする。というか、わびしい感じも。

同じ漫画家の「捨てる」方の本でも、ゆるり舞さんの【わたしのウチには、なんにもない】は楽しいし、実際のお住まいもスッキリと綺麗だ。同じフローリングの部屋でも、白で統一されていてシンプルで美しい。
これは、男性と女性の違いだろうか?


これ、テキストDAISYと音声デイジーにしよう。


もたない男


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2013.08.30

池井戸潤【シャイロックの子供たち】

シャイロックの子供たち

シャイロックの子供たち池井戸 潤 著
税込価格: 660円
出版 : 文藝春秋
ISBN :978-4-16-772803-8
発行年月 : 2008.11
利用対象 : 一般

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。【「BOOK」データベースの商品解説】

一つずつは独立した短編なのだが、それがずっとリンクしている。

いま話題の「半沢直樹」の原作者、池井戸潤の小説だ。【オレたちバブル入行組】【オレたち花のバブル組】と同じく、銀行小説。

まったく、人権も何もない社会のようだ。

今日の勝者は、明日の敗者。
出世をあきらめた田端が同僚と交わす言葉に、少しホッとする。


北川愛理が、当初は自身の環境のことや濡れ衣を着せられた事件でオドオドしていたのが、終盤では何とも頼もしいベテランになっている。
これが一番の救いかな。


シャイロックの子供たち


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2013.08.29

48歳マサ、打でもセ最年長記録 

駅前公園


1日遅れだし、もうこんな時間だし。なんだけど……

48歳マサ、打でもセ最年長記録 安打と打点

やっぱり、記録しておきたい。


あとで、もうちょっと追記しよう。


追記

マサは、年男だ。同期には、古田や小宮山がいる。だが、みんな引退してしまった。
Twitterに、

山本昌(30)「あのヤクルトの新人、守備上手いな」 山本昌(39)「宮本君が日本代表のキャプテンか」 山本昌(47)「宮本君名球会へようこそ」 山本昌(48)「宮本君も引退か、寂しくなるな」
というのがあったが……。


今日(29日)は、何ともめまぐるしい日だった。
あ、日付が変わってしまった。


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2013.08.28

文具王のノート

Photo

文具王こと、高畑正幸氏が開発したアクセスノートブック

高畑氏は文具メーカーのサンスターに勤めておられたはずだが、いつの間にか独立して「文具王の文具店」というネット店を開店しておられた。

で、このノートだが、画像にあるように「検索が容易」という特徴がある。
また、全てのページに番号が振ってあり、目次を対応させることが出来る。
ノートのつくりや書きやすさにこだわっているのはもちろんだが、裏表紙が折れるなど、細かい配慮もある。

だが、非常に残念なことに、自分が使うには大きさが合わない。
A5を少し大きめにしてあることで、A4の書類もはみ出させずに収められるという、このノートの特徴でもあるのだが。

モレスキンを超えたノートと、絶賛しているサイトもあるし、使ってみたいなとは思う。だが、大きさと重量の点で、やはり折り合いがつかない。


しかしこのノートのアイデア。
このページのアイデアと似ていないこともない。
手軽なCampasノートを使って、ページや検索見出しを作って使うか。
完成された美しいノートを使うか。

それぞれの選択だろう。


文具王のお店からは、ノートではなく、これまた独自のファイルを購入した。
全部で5色の12分類ファイル。ただ、挟みすぎると重たくなってしまうのが難だなぁ。


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2013.08.27

iPhoneアプリ:Push & Paste

Push_paste

「デスクトップから iPhone に簡単にテキストを送れるアプリ」ということらしい。

マックとは非常に相性がいいようだが、WindowsでもGoogleChromeのアドオンとして利用できる。


開発者のブログ ogaoga.org


で、何をどうするかというと、「Push & Paste」をChromeから起動して、欄内に何か書いて「send」をクリック。
瞬時にiPhone側で「ポロン」と音がして、「Push & Paste」アプリに表示されるというわけ。

これまでは、どちらかというと反対の使い方が出来るアプリが多かったような。
つまり、iPhoneでメモしておいて、それをEvernoteに「送る」とか。

この逆の発想は、果たして使い道があるのか?

出がけにパソコンで「ササッと」メモして、外出先で閲覧というのに便利かな?

当然のことながら、パソコンが起動している必要がある。外出寸前だと、シャットダウンしていることが多いし、実際に使う場面はあるかな??


もっとも、メモはテキストとは限らない。行き先の住所を「送った」場合、iPhone側の「Push & Paste」から「Search on Maps」ということが出来て、地図を表示できる。
これは便利そうだ。


また、Evernoteへも送っているので、ノートとして活用できるのも便利かもしれない。


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2013.08.26

ココログフリーの広告表示

ココログフリーの広告

当初は記事の下に表示されていたココログフリーの広告が、いつの頃からか上部に移った。
広告というのは、どんなものでも鬱陶しい。

だから、広告のないProを使っているのだが、フリーも併用しているのだ。これは以前にも書いたが、知人のブログ作成をお手伝いするためだった。

それは於いて、その上部の広告が、またしてもいつの頃からか(勿論お知らせはあったのだが)バカでかいものになっていった。
ちょうど、↑にあるような。

更新していないとこうなるようで、真面目に(?)記事を書いている分には小さい方の広告ですむ。
しかし、知人のブログ更新がなくなり、実際に書くこともなくなってくると、更新もしない。


ところで、自分のパソコンに表示される広告は、関係ないページであっても、「ちょっと覗いてみたところ」のものなのだろうか?同じページで他の方のパソコンを見ているわけではないのではっきりとは判らないが、どうもそんな気がする。

↑の広告も、チェックしたところだし。
ただし、下段の「きもの教室」というのは、まったく無関係だな。だが、こちらの方がインパクトが強そう(苦笑)。

ちなみに、何でもいいから更新すると、広告は下部のものだけになる。


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2013.08.25

原武史【鉄道ひとつばなし】

鉄道ひとつばなし

鉄道ひとつばなし原 武史 著
税込価格: 777円
出版 : 講談社
ISBN : 4-06-149680-8
発行年月 : 2003.9
利用対象 : 一般

ひとびとを運び、歴史を動かしてきた鉄道。日本の近現代の歩みと地域差、日本人の時間意識まで。鉄道の見方が変わる珠玉の全76話。

講談社の「本」という雑誌(PR誌)に連載中から、好きで必ず読んでいた。最近は本屋で本を買うことが少なくなって、「本」が手に入りにくくなった。(と、シャレにもならないことをまず書いて……)


著者の鉄道体験記あり、駅名にちなむ話あり、勿論風景の話にも飛び、文化論まで語る。

どれ一つとっても面白くないものはなし。
うらやましいのは、北海道の国鉄全線に乗っていらっしゃること。これまで北海道には7回行ったが、鉄道には殆ど乗っていない。廃線跡のトロッコには乗ったのだが。

最後の方の「北海道の車窓十選」には、函館本線の「朝里」~「銭函」が挙げてある。数少ない北海道で乗った路線の一つである。この線(札幌・小樽間)は、5往復ほどしたかなぁ。


松本清張に始まって、時刻表を使ったトリックは多い。
著者も、一つの可能性を書いている。
仙台から京都へ行った人を追って殺人が可能かどうか?京都での住まいは、解らない。車中で出会ってから先回りして京都駅近辺で待ち伏せし、後を付けて住居を探り出して殺人に及ぶという話。

そのルートが面白い。もっとも、今では不可能である。
それに、あれほど正確だった日本の鉄道も、昨今は平気で遅れてくるし。


もう一つ挙げよう。
「園」という字がついた駅(というか地名)も、関東と関西では意味が違うとか。
関東では文字通り「公園」「遊園地」を指すことが多いのに、関西では住宅地を意味する。
先日まで熱戦が繰り広げられた「甲子園」も、元々住宅地である。
当地の私鉄駅にも、ずばり「公園」駅もあるが、その隣は住宅地の名前である。


と、書き出したら全て挙げたくなる。

本書は図書館で借りたのだが、やはり手元に置いておきたい。
3巻まで出ているようなので、順次購入していこう。


鉄道ひとつばなし
2003年10月27日第3刷発行

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2013.08.24

Facebookに注意!

フェスティバルホール


Facebookに注意!「公開」はトラブルの元


公開範囲を「友達だけ」に設定しているので、ここで心配されていることは大丈夫かと思う。

しかし、「いいね」の範囲が「すべて」になっていた。こちらは「友達だけ」のつもりでも、書いた記事が「公開」になっていれば、「いいね」を押した人の情報も公開される。
友達の中には、記事によって「友達だけ」と「公開」を使い分けているかもしれない。用心するに越したことはない。
「いいね」を、「公開範囲をすべて友達にする」に設定し直す。

記事の公開については、↑で書いたように記事毎に設定が可能だったかな?mixiは、それが出来たのだが。


画像は、肥後橋から見た新フェスティバルホール


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2013.08.23

イチロー、日米通算4千安打達成

20130821_172440

イチロー、日米通算4千安打達成

もう1日以上経ってしまったが、やはり「イチロー語録」を残しておこう。

昨日のイチロー、本当に嬉しそうだった。
最近は先発でないことも多く、球場に来てから出場出来るかどうかが決まる。ラインナップを下位から見ていくことが多くなったという。

本人も、白髪が増えたし演歌がよくなってきたとか言っていた。

息子が、こうしたときのインタビューでの日本の記者とアメリカの記者の質問事項の違いについて感想を漏らしていたが、残念ながら向こうの記者のものは聞いていない。

今見つけられなかったのだが、
『4000本のヒットがあれば、8000本の凡打がある』といった意味のことを語っていたが、その通りだと思う。
ヒットというのは、愚直に一本一本重ねていくもので、これで終わりということもないだろう。

イチロー語録を残すと言いながら、あまり採取していないな。
またボチボチ、追記していくかもしれない。


数字・白髪・使命…イチロー、語った4千本の胸の内


画像は、本記事とは無関係。
久しぶりに、南側から肥後橋を渡った。


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2013.08.22

堂場瞬一【大延長】

大延長

大延長堂場 瞬一 著
税込価格: 741円
出版 : 実業之日本社
ISBN : 978-4-408-55040-4
発行年月 : 2011.6
利用対象 : 一般

最後に勝つのはあいつか、俺か−。夏の甲子園。決勝戦の延長引き分け再試合。予期せぬ事態に翻弄されながら“終わらない夏”に決着をつけるため、死闘を続ける男たちの真摯な姿、「甲子園優勝」をとりまく欲望の行方を描く。【「TRC MARC」の商品解説】


プロローグでは、「あの試合」から15年後の神奈川県大会から始まる。

本編は、15回延長戦が終わったところから、翌日の再試合が終わるまでを描いている。

その再試合前夜。

それぞれの立場が少しずつ描かれていくが、少し登場人物の整理を。

滝本:
大学野球の監督時代、ピッチャー羽場を酷使してつぶしたと悔やんでいる。
今は、高校野球の解説をしている

羽場
故郷新潟へ帰って、高校教師をしながら母校の監督を務める
後、同校の校長になる。

白井
羽場の、学生時代のキャッチャー。野望が強い。

膝の故障を押してでも、投げさせて欲しいと訴える、新潟海浜の牛木。
かつて同じように無理をして選手生命を終えた監督の羽場は、それを許そうとはしない。
キャプテンは、怪我をして出場できなかった春名だ。

方や、 甲子園常連の東京は恒正高校。
不動の4番でサードの久保は、自分のことしか考えていない。

「現在」は、神奈川大会でお互い監督として相対している。
新潟からは、春名率いる海浜が出てくる。
海浜と甲子園で(もしかしたら)対戦するのは、牛木か、久保か!


さて15年前の再試合前夜

内側だけではなく、外野からも様々な干渉が入り込む。

新潟海浜には、後援会長からの干渉が。
恒正には、選手の喫煙という不祥事が。


そして、再試合が始まる。サイレンが鳴り響いたのは、13時から1分遅れだった。

そうした経緯を経て、自己中心的だった久保の何かが変わり始める。


本編では、試合の最後は描かれていない。
折に触れ描かれる登場人物の回想から、試合と現在、その間の15年間を推し量るしかない。

いや、本編そのものが、プロローグとエピローグに挟まった、回想そのものなのだ。


大阪桐蔭が敗退して、自分の中で今年の甲子園は終わったのだったが……。
今日はまさに、今から熱戦が始まるのだろう。


大延長
kindle価格:684円


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2013.08.21

広告効果

Photo

昨日の朝刊に、薬用「美白」美容液(?)の全面広告があった。
そしてその隣のページには、
カネボウ白斑被害、7266人確認 重い症状2980人の記事が。

それで思い出した。いや、以前にも書いたかな?

清張の短編で、ページの下部に載っている広告と関連したマイナス要因の記事を載せたかどで、担当者(デスクだったかもしれない)が処分されたのだったか。
あれは何というタイトルだったろう?


話を美白に戻せば、これほど昔から追求されてきたこともないだろう。「白い肌」は、女性の永遠のテーマなのだ。
今回は通常10,500円のところ、初回のみ2,000円とのこと。ただし「お1人様1回限り」。
製薬会社の製品で、信頼性はありそう?

いやいや、件の美白製品も、国内きっての老舗ブランドだった。それで、軽いショックを受けたものだ。

お申し込みの際は、どうぞ自己責任で!


ちなみに、この会社の経口補水液は、もう10年以上「愛飲」している。同じ会社のよりポピュラーなスポーツドリンクと違い、糖分のないのがいい。点滴の代わりに使われることもあるとか。


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2013.08.20

全日空、客室乗務員を正社員採用 来年度から

ANN

全日空、客室乗務員を正社員採用 来年度から、人材確保狙い転換

LCCという格安航空会社が出来て、各航空会社では競争が激しくなった。
結局は人件費に跳ね返っているのだろうと思っていたが、案の定というか。

今回のANNの決断(?)には、拍手。
派遣や契約社員を恒常的になりつつある中、安定した職場で働く気を起こさせることは必要ではないか。

真面目な日本人に合った、「働く形」というものはあるのではないかと思う。
勿論それだけがベストという風になってしまったのが、従来の日本式の欠点であったのだが。

記事の最後には、 

客室乗務員の採用では日本航空も当初3年は契約社員だ。95年度からの制度だ。またLCCのピーチ・アビエーションは契約社員で採用し、3年で雇用を打ち切っている。
とあった。


ANNは、「全日本空輸」という。JALが「日本航空」というのに対して、何となく「荷物を運ぶの?」といった印象を持ったことがある。「空輸」という言葉の印象なかぁ。
あ、こんな「勘違い」ではない、「思い込み」でもない、何だろう? 「何となくそう思った」というだけの話だが……。

関係者の方、(もしいらっしゃったら)
ごめんなさい


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2013.08.19

あはき カイロ 整体 など

20130818_092907


標記の件、備忘録的に。

あはきの
「あ」はあんま
「は」は鍼
「き」は灸 鍼灸

他に
カイロプラクティック
整体
トレーナー

カイロプラクティックというのは、国家試験のようなものはないらしい。
しかし、アメリカでは学校もあるし、かなり普及しているようだ。

整形外科では痛み止めを出したり電気治療や暖め等のリハビリをしているが、あはき士がいるところも以前はかなりあったらしい。
だが、保険点数の関係からか、現在は理学療法士の方が多いとか。

医者が処方を書いてくれると、「あはき」も治療の一環として保険が適用される。


何も知らずに、上記の本を扱っているのだが、中身もよく解らない。

患者的には、何が一番いいのだろう。


画像は、バスの窓から。
スッキリした夏空だが、外はムーッとする暑さ。これが、例えば信州辺りの暑さとは違うんだなぁ。


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2013.08.18

車谷長吉【人生の救い】

人生の救い

人生の救い車谷 長吉 著
税込価格:630円
出版 : 朝日新聞出版
ISBN : 978-4-02-264693-4
発行年月 : :2012/12/05
利用対象 : 一般

「教え子の女子高生が恋しい」「愛猫をひき殺された恨みが治まらない」「80近い夫がまた浮気癖を」…。『朝日新聞』土曜別刷り連載「悩みのるつぼ」に寄せられた、老若男女からの身の上相談に、車谷長吉が答える。【「TRC MARC」の商品解説】

「悩みのるつぼ」の回答者は、それぞれユニークで楽しい回答を下さる。
中で車谷氏は、ちょっととぼけたような回答で、「うーん、そう来たか」といった回答が多い(ような気がする)。

この相談欄は、確か回答者を指名できたと思う。それかあらぬか、相談事も一筋縄でいかぬのが多い。それらに対する車谷氏の回答が、面白いのだ。
いや、面白いと言っては失礼に当たる。多くの場合、ご自身の経験を元にしながら、真剣に応えていらっしゃる(と思う)。

人生を懸命に生きて、今の作家生活がある回答者。先に「とぼけたような」と書いたが、人生の酸いも甘いも噛み分けてこられただけに、真に迫るものがある。

気晴らしに山の中で歌うというのもあった。これも、面白い。

[ケチでみみっちい夫に幻滅」という妻には、「お金の愚痴言う男は救えません」とバッサリ。

(男も女も)この世は黙って働くことが一番大事です。最低限、飯が喰えれば、あとは貧乏がよいのです。
というのも、真実だな。


人生の救い
2012年12月30日第1刷発行
2013年2月15日第2刷発行

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2013.08.17

あなたにとって甲子園とは

大延長


(2013観戦記)作家・堂場瞬一さん 第95回全国高校野球

連日の熱戦を報じている新聞だが、実はもう一つの特集もある。
『あなたにとって甲子園とは』と、各界の人たちにインタビューしているのだ。

16日の記事は、終戦記念日に観戦した作家の堂場瞬一氏だった。

その応えは、『野球の歴史遺産』。


多くのスポーツ小説を描いている堂場氏だが、高校生以下を登場人物にはしないという。未完成な人間の成長物語、というテーマは、他の人も書いているからと。
だが、高校野球は唯一の例外だともいう。

同世代の若い選手たちと比べても、鍛錬し合っていてレベルが高い。だからギリギリ完成形に近いんじゃないかな、と勝手に思っている。
と。

その高校野球を描いた【大延長】は、持ってはいるが未読だ。
今夏の大会が終わるまでには、読もうか!


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2013.08.16

アップル、日本でも他社製電源アダプタの回収プログラム

アップル

アップル、日本でも他社製電源アダプタの回収プログラムを8月16日より開始へ

これは、確か中国だったか、充電中に電話をしていて感電死したというニュースがあったからかな?
中国では、純正品でない電源アダプターが多いらしい。

しかし日本でも回収を始めるということは、他社製品が出回っているから?

いずれにしても、安全第一で願いたいものだ。


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2013.08.15

佐世保行き

特急みどり 特急ハウステンボス

もう一ヶ月近く経ってしまった。はるか昔のことのようだ。
少しだけでも思い出せるように、写真を貼っておく
↑は、「特急みどり」と、併結する「特急ハウステンボス」。


筑紫路 新鳥栖駅?


車外に広がる、明るい空。右側は、新鳥栖駅だったかな?
もしそうなら、九州新幹線の乗換駅だ。
一つ前の鳥栖駅では、「あかつき」と「なは」の車両切り離しがあったっけ。

5年半前に、さようなら あかつきを書いている。


佐世保駅 佐世保駅前

日本最西端の「佐世保駅」と、駅前風景。


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2013.08.14

生活路・淀川花火の特等席…赤川仮橋

赤川仮橋

生活路・淀川花火の特等席…赤川仮橋、10月末で閉鎖

せっかく〈ますます勝手に関西遺産〉赤川鉄橋なのに……。


この赤川仮橋の閉鎖も、

大阪府東部を南北に走るJRおおさか東線の整備のためだ。同線は、新大阪―久宝寺の総延長20・3キロ。2008年に、放出(はなてん)―久宝寺(9・2キロ)が開通した。新大阪―放出は18年度末に開業予定。

なので、その途中にある赤川鉄橋も現在の歩道部分をつぶして、単線から複線に変え、同線と城東貨物線が走る上下線となるからだと。

たしかに、この線が全通すると、新大阪駅へ行くのには便利になる。
だが、横にもう一本線路を通してくれたらいいのに!


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2013.08.13

Reading+使用感

Reading_2

昨日導入した「Reading+」だが、ようやく15冊登録した。
これで、これまで読んで来た本を全部登録できるのか?何千冊?いや、一万冊を超える?

ま、それは当然無理な話だし、こうした記録をつけることに意味があるのかと言えば、それも疑問だ。

第一、一生のうち読めるのは、一年に出版される本の数にも達しない。
考えると、虚しくなる。

そうした虚しくなることを繰り返していくのが、人生というものだろうか?
などと【草枕】もどきのことを考えても、仕方が無い。
【草枕】の主人公のように、九州かどこか(信州がいいかな)へ避難して、読書三昧と洒落ることが出来ればいいのだが。

こんなことを書くとは、この暑さでついにおかしくなったか?


しかし、叔父のように「晴耕雨読」の毎日だといいなぁ!


で、Reading+の使用感へと戻る。
あまりスイスイと使いやすいとは、正直言えないような。ま、慣れればそうでもないのかな。
デフォルトが「公開」になっているので、いちいち「非公開」にしなければならないのも、不便だ。「設定」なんて場所はなかったようだが。

昨日書いた「読書の計画、記録、整理をサポート」については、詳しい機能を読んで試みてみよう。

この中で、「読んだ内容をこまめに記録できるから理解を定着できる!」というのは、うまく使えば便利かもしれない。


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2013.08.12

Reading+

Reading


Reading+ (リーディングプラス)という、読書管理のためのサービスを知った。

新しくメールアドレスを登録しなくても外部と連携ということで、Facebookから入ってみる。
しかし、おそらく「公開が前提」なのだろう。そのせいかどうかは判らないが、あまりうまく作成できない。

この手の「公開」だとか「シェア」だとかが、どうにも好きになれない。

仕方ないので、真っ当に(?)「新規登録」からしてみる。

売りは、

まじめに読書管理したい人のための
身に付く実用系読書管理サービス

Reading+は個人の読書管理に原点回帰した実用型の読書管理ツールです

ということで、機能は色々あるようだ。

「読書の計画、記録、整理」をサポートということで、

「計画」読書計画を手軽に立てて着実に実行
「記録」学んだ内容をしっかりこまめに記録
「整理」調べた情報をきれいにまとめて整理
だとある。

うーん、だが今ひとつピンとこないなぁ。


しかし、オンラインで管理出来るということと、ここ(このブログ)や他のブログへのリンクも貼れるので、一応読了本の管理は出来るかな?

しばらく使ってみよう。


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2013.08.11

ほおずき

ほおずき

ほおずきを、買ってきた。
ほおずき。酸漿とも、鬼灯とも書く。

この中で、「鬼の灯」と書くのが好きだ。


いつぞやも書いたかと思うのだが、「ほおずき」というと、やはり夏の思い出に行き着く。
夏休みに入るとすぐに、自分一人先に母の実家へ行っていた。
母や妹が来ると親戚周りをするのだが、その中では祖父の実家よりは祖母の妹が嫁いだところへ行くのが好きだった。
いずれも母よりは年下のその従姉妹たちが、随分可愛がってくれたのだった。

三人いると性格も色々だが、中で次女と「ほおずき」とが結びつく。
畑から採ってきてくれるのは、いつも次女だった。

今のように店で買う一枝ではなく、それこそどっさりと持たせてくれた。

彼女たちも、皆鬼籍に入ってしまった。

「なかなか死ねない」などと嘆く母は、96歳。

自分の来し方・行く末を思う、盆間近な日曜日である。


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2013.08.10

「二十四の瞳」〈1954年〉

二十四の瞳


(映画の旅人:上)「二十四の瞳」〈1954年〉

終戦記念日前だからという企画だろうか。

これも、学校から見に行ったのだったか?小さな、一つ一つの場面が思い出される。

颯爽と自転車を駆って通勤する姿。
同僚が捕らえられた時の、授業での話。
身売りされた松江を訪ねて行く場面。
舟で通っているところ。

戦後同窓会をしたときの、失明した男の子は田村高広ではなかったか?
月丘夢路が、歌をうたったような。


記事は、映画だけではなく、原作者の壺井栄夫妻にも触れている。
木下恵介監督の信念にも。


この映画で、松山善三氏が助監督を務め、後に高峰秀子と結婚したのだった。


大石先生と子どもたちの画像をお借りしたのだが、IEではちゃんと表示されない。
Chromeだと、セピア色の写真が見えるのに。

二十四の瞳

なので、写真を入れ替えた。
トップの画像は、分教場の中。映画村の写真をお借りした。


全く関係ない話だが、病院ボランティアに、守秘義務はないのだろうか?


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2013.08.09

梅田地下街、水没の恐れ 

キャッスルホテルから


梅田地下街、水没の恐れ 有識者会議が津波被害想定案

JR新大阪駅やJR大阪駅の周辺でも最大2メートルと想定し、中心市街地も浸水する可能性を指摘した。
ということで、東西線なんて乗ってられないよ。川の下を走っているのだから。

さっさと逃げることが難しい身は、あまり地下街に近寄らないことだな。


昨夕、iPhoneの地震警報が鳴った。「もうすぐ強い揺れが来る」という。しかし、何事もない。
アプリの「ゆれくる」を見ると、「奈良で震度7」だという。

前回は初めてだったこともあるが、「ウィ! ウィ! ウィ!」で起こされて、
「あれ?何の音だろう?もしかしたらこれが……」と思っているまもなく、揺れが来た。

今回はiPhoneを握りしめたまま、Twitterなど覗いていたのだった。

誤報でよかった!


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2013.08.08

貫井徳郎【微笑む人】

微笑む人

微笑む人貫井 徳郎 著
税込価格: 1,575円
出版 : 実業之日本社
ISBN : 978-4-408-53607-1
発行年月 : 2012/08/18
利用対象 : 一般

エリート銀行員が、意外な理由で妻子を殺害した。世間を騒がせたこの事件に興味を持った小説家の「私」は、ノンフィクションとしてまとめるべく関係者に取材を始めるが…。【「TRC MARC」の商品解説】より


何とも、怖い話である。


まず「プロローグ」で妻子殺害事件に触れる。帯にあるように、

事件は
すべてのはじまりに
すぎなかった
のだ。

妻子を殺したのは、本を置くスペースがなくなったから。


第1章「逮捕」では、この事件の背景を、このノンフィクションを書こうとしている 小説家の「私」が取材する。
同僚や近所の人誰もが仁藤(犯人)の穏やかさ・礼儀正しさを褒め、犯人ではないのではという人もいる。
そんな中、元同僚(4年後輩)で 仁藤への伝言を忘れたことのある田坂は、仁藤の違う一面を語る。
ミスを謝罪した田坂に、仁藤は小声で『死ねよ』と言ったのだ。笑顔で。

第2章「疑惑」では、事件と近い場所で発見された白骨死体が、仁藤の元同僚だったことが判る。しかし遺留品等はなく、事故・自死・事件のどれかも特定できない状態になる。
「私」は元上司や同僚への取材をしていく。
上司が白骨死体の梶原を「かわいい奴」と評したのに対し、同僚たちはあれほどいやな奴はいなかったと、口をそろえて言う。

仁藤が梶原を殺すことはあり得ないと、彼らは言う。

この章の最後には、梶原の母親が登場する。当然だが、母が見た梶原は、他のものたちとは違っていた。

第3章「罠」は、学生時代の話。
学友の死に疑問を抱いた警察官が、仁藤に貶められたという。
頭のいい仁藤の企みそうなことだと。勿論、証拠はない。

第4章「犬」では、子ども時代の話にさかのぼる。
仁藤は犬が苦手だった。隣家の犬がいなくなるようにと、その家の主を殺したのではと、「私」は思う。
借家だから主がいなくなれば、家を出なければならない。当然、犬もいなくなる。

第3章・第4章とも、被害者はダンプカーによる事故だった。「手口」も、似ている。

そして迎えた第5章「真実」だったが。
ここで登場した、仁藤の小学時代の同級生だったという「ショウコ」に、「私」は翻弄される。
「真実」が見えるどころか、一切は謎に包まれてしまったのだった。

唐突に、芥川の【藪の中】を思い浮かべる。
関連性はないが、不可思議な物語だった。
そして何とも言えないフラストレーションが残ったのだった。

本書の最後は、

ショウコが浮かべる笑みは、何を考えているのかわからない仁藤の薄い笑みにそっくりだった。その事実に気づいて、私は小さく震えた。


微笑む人
初版第1刷 2012年8月25日
初版第3刷 2012年9月10日


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2013.08.07

ビリケン町長、再び大槌に 任期3日、

ビリケン


ビリケン町長、再び大槌に 任期3日、仮設など「訪問」

ビリケンさんというと、何となく通天閣にいらっしゃる方(?)というイメージがあった。だが、お目にかかったことはない。

しかし、アメリカ生まれなのだという。
お姿は仏像のようだから、てっきり東洋人(?)だと思っていた。


今回大槌町に赴いたのは、この通天閣の引退した二代目ビリケンさん。

昨秋、一日町長に就いた時は、町中を回ると涙を流して拝む人が相次いだ。
という。

今回も、町民が列を作って会いに来てくれた。
幸せが広がればいいね!


「ビリケン宰相」という言葉は知っていたが、由来がビリケンさんとは知らなかった。



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2013.08.06

日本最北端の駅

稚内駅

Twitter経由で知った。

いつの間に?
どうやら、2011年4月に新駅舎が開業したようだ。
併せて、駅前も開発され、現在は「鉄道駅・道の駅・バスターミナル」と3つ併設されている、北海道では唯一の駅らしい。

しかし、

新駅舎完成に伴い、かつては外から手軽に見ることができた最北端終点の看板は駅舎に入らないと見られなくなった。現在、当該看板は駅舎内待合室のガラス越しに、かろうじてみることができる程度である。
という。

先日、「日本最西端の駅」へ行ってきた。
今度は、「日本最南端の駅」へ行かなきゃ!


稚内駅
を書いたのは、もう6年も前になる。
この二年後にも、稚内へ行っている。

たしか二度目には、上記の「日本最北端の駅」を撮ったと思うのだが。


写真の整理もせんとあかんなぁ!



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2013.08.05

ウインドウズ8 一ヶ月経過

20130801_192622


ちょうど一ヶ月前に、ウインドウズ8(エイト)奮戦記なる記事を書いている。

「奮戦記」は、続くはずではなかったのか?
いつの間にか、書かなくなっている。いや、書いていたことさえ忘れてしまっている。

起動は早いし操作性にも問題はないし、容量も多いからたっぷりと使える。

ただ、思わぬトラブルもあるわけで、プリンターが時々言うことを聞かない。
それに、インクの減り具合も判らないので困る。

と色々あるが、やはりサピエにアップできないのが困る。ChromeからはZIPで出来るのだが。


画像は、先日の交流会。大川の夜景。
手前に映り込んでいるのは、当夜のご馳走。



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2013.08.04

Gmailが変わった?

Gmail


いつだったか、「新しいGmailへようこそ」みたいなアナウンスがあった(ような気がする)。
そして恐らくそのころから、Gmailの画面が↑のようになってしまった。

カテゴリー毎(?)にタブで分けてくれるようになったというか。親切だなぁ。
でも、一覧性に欠けるので、元に戻した。

要らないものは、手動で消していくから。

そういえば、カテゴリーが勝手に追加されていたのが不思議だなと思っていたのだったっけ。


本の整理を進めたい。

読んだ本については、とにかくここ(ブログ)へ書いて、その本は処分しよう。
別に書かなくてもいいし、記録するだけならエクセルの一覧でいいのだが、何となくけじめ(?)をつけるため(ますます??)。

しかしやはり、全部は書き切れないだろうな。


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2013.08.03

内田康夫【長崎殺人事件】

長崎殺人事件

長崎殺人事件内田 康夫 著
税込価格: 660円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-76309-1
発行年月 : 2011.10
利用対象 : 一般

作家・内田康夫のもとへ、名探偵・浅見光彦宛の手紙が届いた。殺人容疑をかけられた父親を助けて欲しいという長崎の女性からの依頼だった。【「BOOK」データベースの商品解説】

今回、残念ながら?長崎みやげは、文明堂のカステラだった。
本書の主人公のお店は、モデルがあるのだという。長崎へ行ったのではなくて、行き先は佐世保だったのだから仕方ないのだが。

作家・内田康夫氏が登場するのは、本書が始めただという。その故か、この後度々登場する本ほど、鬱陶しくはない。
例によって、プロットも決まらぬままに書き進め、真犯人がわからず呻吟していたと、「自身のあとがき」にはある。
著者らしからぬ(失礼!)何とも見事な伏線があったと思ったら、これは偶然のたまものだという。ホントかな?

本書の初出は、1987年。「ポルトガル村」構想など出てくるが、これは1992年に開業されたハウステンボスと関係あるのだろうか?


長崎殺人事件
honto価格:630円
kindle価格:630円


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2013.08.02

浪速の朝

キャッスルホテルから

昨日の大阪は、単に気温の高さだけでなく、熱気であつかった。

夜は、大川の夜景を眺めながらの交流会。
一週間前だったら、天神祭が見られたのだが。


今日も、暑く(熱く)なりそうだ。


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2013.08.01

堀辰雄【風立ちぬ】

風立ちぬ

Photo堀 辰雄 著
税込価格: 380円
出版 : 新潮社
ISBN : 978-4-10-100402-0
発行年月 : 2011.10
利用対象 : 一般

風のように去ってゆく時の流れの裡に、人間の実体を捉えた『風立ちぬ』は、生きることよりは死ぬことの意味を問い、同時に死を越えて生きることの意味をも問うている。堀辰雄の中期を代表する作品である。【「BOOK」データベースの商品解説】より

作品紹介は、画像の「新潮文庫 改版」から。【美しい村】も収録されていて、紙本ではこれが定番だと思う。
読んだのは、青空文庫版である。


言葉が美しいなと思う。
高校時代に読んだときには、あまり感じなかったことだ。
また、当時ロマンチックだと思ったのかもしれないが、そういう部分はなかったような気もする。

直裁に、節子の死については触れていないが、主人公の喪失感でそれを表現している。

ミステリを読んで、同じ本の中で何人もの人が死ぬ。何とも思わないわけでは、決してない。

しかし、一人の若い女性の死が、これほどまでに胸を打つことはない。

死を直視しながら、敢えて触れずに過ごす日々というのは……。二人の心情もほのめかしながら、物語は淡々と最後を迎える。


主人公は生き、生を全うし、こうして物語にしている。


風立ちぬ


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