森村誠一【棟居刑事の悪の器】
森村 誠一 著
税込価格: 540円
出版 : 角川書店
ISBN : 978-4-04-175389-7
発行年月 : 2011.9
利用対象 : 一般
梅雨明け迫る豪雨の夜、都内で轢き逃げと女性の絞殺事件が発生した。手がかりが少なく暗礁に乗り上げた捜査陣に追い打ちをかけたのは、近くの新興宗教の元本部施設で絞殺死体が発見されたとの情報だった—。【「BOOK」データベースの商品解説】
かなり古い本。と思ったが、一昨年初版本だ。だが、自分で買った本ではないしと、表紙部分は既に廃棄していた。それが、目次部分からは残っていたのだ。
【家出猫の土産】という章タイトルに惹かれて短編集かと思って読み始めたのだが、長編のトップだった。
副島という登場人物もいるように、佐賀県出身の男女が東京へ出てきて出会った災難と再生を描く。
途中ぶっ飛ばしの読み方なので、細かい筋はよく解らない。
偶然と思われた事件と事故が結びついて、最後は上記佐賀県人たちの関係で収束する。
棟居刑事というのは著者の作品でよく登場する刑事だが、「悪の狩人」と紹介文にはあった。
【人間の証明】の頃からしばらくは著者の作品をよく読んでいた。こうした、幾つかの関係ない話を最後にうまく結びつける手法は、よく用いられていたと思う。
最近は、他に色んな方が出てこられて、夏樹静子同様、ご無沙汰だった。
一時は、夏樹氏と並んで美男美女作家といわれたこともある方だが。
温室-->
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