池井戸潤【オレたち花のバブル組】
池井戸 潤 著
税込価格: 690円
出版 : 文藝春秋
ISBN : 978-4-16-772804-5
発行年月 : 2010.12
利用対象 : 一般
巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。【「BOOK」データベースの商品解説】より
大阪での無茶な上司との戦いに、勝利して東京に戻った半沢。
評価されているのだが、それだけに困難な仕事が廻ってくる。
今回の相手は、老舗ホテルの老獪な従業員。それと通じている銀行内のお偉方。そして、金融庁の役人といったところ。
一緒に入行した近藤が精神を病んで出向している。そこでも辛い立場にあったのが、気持ちを切り替えてからは攻勢に出て行くのが面白かった。だがそれに気づいた「敵」は懐柔策に出る……といったところ。
だが半沢も、最後の切り札としては「脅し」を使うのだった。これがなかったら、勝利はなかった。
バブル入行組は4人だった思うのだが、あと1人は?
銀行に限らず企業の合併というのは、より望ましい改善を目指しているはずだが(本当は単なる合理化?)、得てしてこうした内部での軋轢を生むことになりやすいようだ。
身近にもそうした人の家族がいて、おつれあいが「(旧会社名)さん」と呼ばれることがあるのだとか。合併と言うより吸収された形だったし、人気の商品名はそのまま残されると思っていたのが、あっさりと覆るし。
ついでに言えば、名古屋駅に近づいたときに現れる大きなソーラー屋根の名前が変化したとき、ああ一般にはこういう形で認知されていくのだなと思った。
ドラマの人気は、すごかったらしい。日曜の夜にスカッとして新しい週を迎えられると、街頭インタビューで応えている人がいた。
今夜で最終回だったか? つれあいは見ていたのかな?
妻の描き方が、ドラマでは良妻であるとか。上戸彩の人気も高まっているとか?上戸彩って、ソフトバンクのCMの人ね、確か。
あ、iPhoneの三つどもえは、又女優陣の戦いでもある?>関係ない話
いや、三社間の戦いは、もっと熾烈なものなのだろう。そして、その内部でも……?
23日追記
最後の対決場面は、テレビならではというか。ちょっとやりすぎ?(この場面だけ見た)せっかくの追い詰め場面は、見ていない。
チラッと見た北大路欣也、父上そっくりになってきたなぁ。
オレたち花のバブル組
Kindle価格:690円
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