堀江貴文【ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた】
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた
堀江 貴文 著
税込価格: 1,365円
出版 : 角川書店
ISBN : 978-4-04-110528-3
発行年月 : 2013/08/30
利用対象 : 一般
僕の頭の中はこんなに自由だ! 2年半の刑期を科せられた堀江貴文が、刑務所の圧倒的な強制情弱状態から脱し、ビジネスから歴史、人生についてまで、様々な「新しい考え方」を生み出した軌跡を、厳選42冊の書評と共に綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
何とも長いタイトルだが、タイトルどおり、そのまんま。
二部構成になっていて、第1部は「僕が本を読みながらツラツラ考えたこと」で、第2部は「どうやって僕らは本を探し、読むのか?」と題して、成毛真氏との対談である。
第1部は更に細かく、5つに分かれている。
別に堀江氏だから特殊な本を選んでいるかといえば、そういうことは全くなく(先入観ありすぎ?)ごく普通の選書だった。
刑務所の中では時間がたっぷりあるかと言えばそうではなく、むしろ決められたことをこなさなくてはならないので、以外と時間はないのだとか。そもそも動機が「ネットが繋がらないので仕方なく」本を読むことにしたのだが、それにしてもよく読んでいらっしゃる。
そしてその選書の幾つかは、かなり参考になる。
1の「こうなるといいのに」を実現する働き方(仕事・ビジネス)で紹介されている、池田邦彦の【カレチ】やジュディ・ダットンの【理系の子】。
2の「情報を鵜呑みにする日本人への」で紹介されている「情報人災としての福島原発」の二冊も、参考になりそうだ。
3では、「人生に倍賭けする」として、この中では三冊の「獄中記」を挙げている。山本譲二の本もある。
他に4と5では、【天地明察】や【JIN―仁―】を理系の書として、また【武士の家計簿】をお金のゲームに勝つための「お金の教養」という括りで読んでいる。
限られた環境(当たり前か)の中での選書方法や持つことの出来る冊数制限など、色々な障害の中で、
それでも僕は読みきった。
本があふれ、本に関する情報もあふれている環境にいると、ついつい丁寧に選書する努力をしなくなる。どんな本でもいい、次から次へと読むという選択肢は、もう残されていない。
限られた時間の中で、厳選して選書をする必要は感じているのだが。
それでも、直感的に「面白いかも」と思った本にアクセスしていくのだろうな。
テキストDAISYと音声デイジー(録音)に、着手アップ。
テキストDAISYは、「読取革命」部分を共同作業(分冊)で行こう。
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた
2013年 8月30日初版発行
2013年9月20日再版発行
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