蜂谷涼【ちぎりや】
ちぎりや
蜂谷 涼 著
税込価格: 1,800円(本体)
出版 : 講談社
ISBN : 4-06-211277-9
発行年月 : 2002年8月26日
利用対象 : 一般
著者は現役の作家であるのに、「honto」では扱っていないし、Amazonでも古書でしか手に入れることが出来ない。とすると、処分できないなぁ。
図書館にもない。いや、図書館に寄付すればいいのか。
舞台は、明治から大正にかけての小樽。飲み屋の「おもん」というのが主人公。
そこには何故か、「わけありもん」が客としてやってきて……、という展開の連作。
そのおもん自身が、東京の大店の跡取りと駆け落ちして小樽へ来たのだった。
おもんがたしか秋の彼岸に、亭主の墓参りに行くところは覚えている。坂を上って行きながら、自分の力ではもっと平地の墓地を買えなかったと独り言を言ったのだったか?
丁度この頃小樽へいくことが二度ほどあって、読んでみた。今も変わらない風景があるような気がする。とはいっても、あれから10年以上経つ。2011年と12年にも再訪しているが、その時にはさほど歩いていない。
と書きながらも、中身の詳細は全く覚えていない。再読の必要ありかな。
上記の坂だが、どのあたりだろう。夜景の綺麗なところもあったが。
あれは、何という坂だったか?港が見渡せて、啄木の歌碑が建っていた。このことは書いているはずなのだが、このブログ内検索が何故か出来なくなっている。
ちぎりや
2002年8月26日第1刷発行
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