2013.12.31
2013.12.30
筋電義手で「つかむ」夢
昨日の朝刊、トップ記事だった。
これは素晴らしい!リンク先には、動画もある。
この義手を使っている方を二人、紹介している。
一人は、仕事で腕を失ったお父さん。この義手で仕事が出来るようになった。夢は、「息子とキャッチボールをすること」。息子さんはまだ6歳だが、もうすぐお父さんとキャッチボールが出来るようになるだろう。
もう一人は、左腕のひじから先がない状態で生まれた娘さんを持つお母さん。
訓練を始めて2年。洗濯物を干す手伝いができるようになった。という。
しかし、多くの人が使えるようになるには、まだまだのようだ。
主な義手とその違いを表した表があるが、装飾義手や能動義手が30万円まで位なのに比べ、筋電義手は150万円以上する。公的な補助を受けるには、この義手に「習熟していること」という条件が付く。高いものを支給しても、使わないのでは無駄になるからだそうだ。
訓練をしてくれるところも、訓練に使う義手も足りない。
腕のない身体障害者は全国に8万2千人いると推定されている。
早く、技手を使う人の2割以上が筋電義手だという欧米のようになって欲しいものだ。
2013.12.29
【古書ミステリー倶楽部】
ミステリー文学資料館編 江戸川乱歩他著
税込価格:840円
出版 :光文社
ISBN : 978-4-334-76645-0
発行年月 ::2013/10/03
利用対象 : 一般
松本清張「二冊の同じ本」、甲賀三郎「焦げた聖書」、都筑道夫「署名本が死につながる」など、斯界の名手たちが古書を題材にしたミステリーの逸品を収録。異色の推理小説アンソロジー。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸川乱歩は、口絵での参加。2階建ての「三人書房」という古書店が描かれている。これは、「貼雑年譜」からだという。
さて本編の執筆者と収録作は、以下の通り。
松本清張【二冊の同じ本】
城昌幸【怪奇製造人】
甲賀三郎【焦げた聖書】
戸板康二【はんにん】
石沢英太郎【献本】
梶山季之【水無月十三ヤオチュー】 「ヤオチュー」のヤオは公の二画目を取ったもの。チューは九。
出久根達郎【神かくし】
早見裕司【終夜図書館】
都筑道夫【署名本が死につながる】
野呂邦暢【若い砂漠】
紀田順一郎【展覧会の客】
仁木悦子【蔵の中の実験】
解説は、新保博久。
仁木悦子の【蔵の中の実験】は、全集もの(?)で読んだのだが、怖かった。
語り手である小学生が『本が復讐した』と叫んで蔵を飛び出すのが、何とも怖かった。
清張や出久根以外はいわゆる本格ものを書く人が多く、あまりなじみがなかった。
出久根達郎は自身古書店を営んでおり、確かそれを題材にして直木賞を貰ったのではなかったか?
本編は古書店を扱ったものではなく、幼い頃読んだ本と再会した驚きとその背景を描いたショートショート。
ここから、話が始まるような……。
清張の【二冊の同じ本】も、読んでいる。
確かこういった展開で というのも、何となく覚えていた。
「わたし」は、なくなった友人から貰った本と同じものが、古書店に出ているのを知って手に入れる。
その友人が亡くなる前に養子として迎えた義弟は、何となくうさんくさい。「わたし」とその古書を争ったり、「わたし」の行き先で工作をしたりする。
未亡人の行く末を心配した「わたし」だったが、彼女ははるかに先が見えていた。
というので、本書の中では比較的読後感がよかった方だ。
あとは、かなり気持ちの悪い展開の物語が多く、昔の「探偵小説」というのはこうした猟奇的なものも多かったのかなと思う。
本書については、古書という人の手を経て色々な運命をたどった本が導くミステリーとでも言おうか。
古書ミステリー倶楽部
2013年10月20日初版1刷発行
2013.12.28
堂場瞬一【波紋】
堂場 瞬一 著
税込価格: 900円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2011.2
利用対象 : 一般
(移動した)法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。【「BOOK」データベースの商品解説】より
シリーズ一つ前の【漂泊】で家庭の問題が明らかになり、真由美はやる気をなくしてしまった。
頼りにしていた「おやじさん」も移動してしまい、失踪課内はまさに他の部署からの指摘どおり、「やる気のない」状態である。高城は失踪課内のナンバー2としての自分に自信を失う。
そんな中、法月から託された5年前の失踪事件を、高城と愛美は追う。
失踪した男は、ロボット開発では群を抜いた天才だった。
だが、請われて入社した同族会社での扱いはひどいものだった。
調査が進むにつれて次第に明らかになる会社の横暴。
高城の失踪した娘綾奈の幻影が、今回も時折現れる。
法月が遺したメッセージが、読めてくる。
テーマが、介助ロボットという今注目の分野であり、それは興味深かった。装着すると、使用者の意思どおりセンサーが働いて動いてくれるというものだ。
今は、どれくらい進歩しているのだろう。実際に福祉の現場や家庭で使えるようになるのは、何時だろう?
波紋
Kindle価格:650円
honto価格:683円
2013.12.27
鍋焼きうどん
あつあつの「鍋焼きうどん」がおいしい季節だ。
子どもの頃、鍋焼きうどんは嫌いだった。母が好きだったのだが、何故自分が嫌いだったのかは、はっきりしない。
同じように、月見うどんよりは卵とじの方が好きだった。
上記の例とは違うが、子ども時代に嫌いだったものでも、今では好きだというのは結構ある。
お節の里芋もそう。いつも最後まで残っていたのを記憶しているから、家族もあまり食べなかったのだろう。今では好物の一つだ。
秋になると祖父が送ってくれた「干し柿」も、甘くて嫌いだった。それが何故か、今では大好きだ。
しかし今度は、値段の点で再々食するというわけにはいかなくなった。「市田柿」など、「柿でこの値段?」とつい思ってしまう。ケーキなんかよりはうんと安いのに……。
そういえば、福島特産あんぽ柿、震災後に初出荷「伝統の味、全国に」というニュースもあったなぁ。
柿とは関係ないが、子どもには、嫌がってもしっかり伝統食を食べさせた方がいいと聞いたことがあるような。
2013.12.26
2013.12.25
Yahoo!グループ サービス終了のお知らせ
過日、Yahoo!グループ サービス終了のお知らせ
というのが来た。
システムの老朽化などにより、今後のサービスの継続が困難と判断いたしました。ということらしい。
「Yahoo!グループ」なんて利用していないけどと思ったのだが、これにはMLも含まれるのだろうか?
だとすると、一箇所配信されてくるのがある。
管理者が考えればいいことなのだが、今後同じようなことが起きるかもしれないなぁ。
その内、「ココログ」も無くなったりして。バックアップなんて全然とってないよ。
画像は、今日のGoogle。
2013.12.24
大井川鉄道:京阪旧3000系電車、2月に引退
大井川鉄道:京阪旧3000系電車、2月に引退(毎日新聞)
テレビカー付きの京阪電車の旧3000系が、大井川鐵道を走っていたんだ。
大井川鐵道といえばSLで有名だが、これも結構人気だったようだ。
95年から1編成(2両)が走行。人気が高かったが老朽化が進み、部品の調達も困難なことから来年2月14日の運行を最後に引退が決まった。
写真を見ても、懐かしいなぁ。この旧3000系は、この春本家の京阪電車を引退している。
まだ富山地方鉄道には、残っているようだが。
大井川鐵道では、貸し切りツアーも計画しているとか。
どの鉄道でもそうだが、ラストランは押すな押すなになる。もっともこの電車は老朽化によるやむを得ない引退だが。
今日は、クリスマスイブ。
Googleロゴが綺麗だったので、画像追加。
2013.12.23
【日経パソコン2013年12月23日号】
日経パソコン2013年12月23日号
特集は、「パソコンの法律必須知識33」
前回紹介してから、半年以上経った。この間、自分の環境としては、Win8を導入したこと。
最近8.1へのアップデートを再々誘ってくるが、まだしていない。ソフト的によく解らないからだ。
それに、アップデートするとあとからインストールしたソフトの再インストールが必要だとも聞く。ついつい面倒だし、時間もかかるようだから様子見という所。
そんな環境だが、特集2は「Windows8 タブレットの選び方」と来た。
もう一つ、特集3は「スマートフォン手帳活用術2014」。
ははーん、これが言いたかったのだなと思われた方、正解です。
しかし、さして目新しいものはなく、
ニュースでは、USBの新端子「Type-C」について少し触れてあった。
確かに、iPhone5から採用されている、表裏なしで挿せるこの端子は便利だ。
前回もパソコン雑誌をどれにしようか迷っているとか書いているが、それはまだ解決していない。というほど、大げさなことではないが……。
2013.12.22
池谷祐二【ココロの盲点】
池谷 祐二 著
税込価格: 924円
出版:朝日出版社
ISBN:978-4-255-00759-5
発行年月 : 2013/12/06
利用対象 : 一般
街で道に迷いました。近くに、「さわやかな顔立ちの男性」と「ボサボサ髪で無精ヒゲの男性」がいます。どちらに道を訊く人が多い? 【「TRC MARC」の商品解説】
この解説文への回答は、明らかであろう。
そう、脳は『目立つ特徴に着目して、全体を判断』するのだ。
と、「認知バイアス」と呼ばれる脳のクセを、見開き2ページずつの「問いと答」というドリルの形で展開させていく。
その辺を理解して、「だまされまい」という姿勢で行くと、自分の判断というよりもこうだろうなという見当が付く。
最初は、そうした「クイズ」としてサラッと読んでも面白い。
その後、解説部分をじっくり読んで、脳の傾向のようなものを探るのも一興だろう。
著者は本書の執筆に、5年以上かけたという。細部にまで徹底的な試行錯誤を重ねた結果だ。
また、単なる解説本にしたくないという想いから、イラストや装丁を公募した。
二葉の写真を見て気に入った方を選んだのに、実際に渡されたのは反対の写真だった。それでも人は(脳は)、それを自分が選んだ「気に入った方」だと思ってしまって、好きな理由を述べたりする。などというのは、「目撃者」などの印象がかなりいい加減になりやすいといったことと関係するのかな?
「一酸化二水素」という単語を使う「マジック(?)」も、面白かった。これのタイトルは、「有害物質」。「多量に摂取すると死に至る悪影響もあるという言葉に引きずられ、「規制すべきだ」と回答した人が多かった。
これ(のトリック)、わかりますよね(笑)!
ココロの盲点
2013年12月20日初版第1刷発行
2013.12.21
使ってオープンデータ 行政情報、加工向けに公開
使ってオープンデータ 行政情報、加工向けに公開 先進地の鯖江市、アプリ80個誕生
例えば、「つつじバスモニター」という地図アプリ。携帯電話で、バスの居場所がリアルタイムで分かる。
他にも、楽しいアプリ紹介として、こんなにたくさんのアプリがある。
今年6月に出来た「CODE for JAPAN」という団体では、公開データの使い道を考えたり、ソフトづくりをすすめたりするイベントを定期的に開くという。
代表の関治之さん(38)は「あったらいいなと思うサービスを、自治体と市民が一緒に考えられるようにしたい」。と言う。
政府もこうした動きを応援しているようで、これまでは許諾が必要だった公共データの一部データを、
許可の手続きなく自由に加工できるようにし、横断検索できるサイトを年内につくる。
こちらは、「開かれた政府」への第一歩だ。
画像は、つつじバス位置情報アプリ。
2013.12.20
堂場瞬一【裂壊】
堂場 瞬一 著
税込価格: 900円
出版 : 中央公論新社
ISBN : 978-4-12-205138-6
発行年月 : 2009.4
利用対象 : 一般
半年に一度の失踪課課長査察を間近に控え、室長の阿比留が忽然と姿を消した!自宅に急行した高城たちだが、私生活を隠す阿比留の失踪の原因は掴めず、その行方は杳としてしれない。【「BOOK」データベースの商品解説】より
査察まで4日しかない。しかも絶対に部外秘だ。
こうした極限状態にあって、人はその本質が問われる。
誰もが煙たく思っていた、室長阿比留。だが実はみんな心の中では……。
ということなのかどうかはさておき、
森田を使うだろうというのは、途中で判る。
以前にも一度森田に助けられたとあるが、それがどれだったのか記憶にない。
高城は森田に、
もの言わぬ兵士が最高の兵士という賛辞を送っている。
ラスト近くでの捕り物は、鳴沢了の時のようだ。
そういえば、本書でも噂として鳴沢了が出てくる。
警察という組織は、今も尚、女性にとって働きにくい場所のようだ。
一昔・二昔前に、多くの女性が経験してきたことが、そして少しずつ改善されてきたことが、警察組織ではまだまだのようだ。
裂壊
Kindle価格:650円
honto価格:683円
2013.12.19
「ジェネリック家電」広がる人気
「ジェネリック家電」広がる人気 機能絞り込み、安さと実用性強み (1/3ページ)
ジェネリック医薬品があるのは知っていたし、現に飲んでいる。後発医薬品とも言われ、新薬の特許期間が切れるとどこの会社でも製造してよい。安いし、品質も保たれているという。
割合最近になって市販されるようになった「ロキソニン」系の「ロキソプロフィン」という医薬品を服用している。
しかし、家電にもあるとは驚きだ。
以前から、たかが掃除機や炊飯器に、どうしてあんなに色んな機能をつけるのだろうと思っていた。
電子レンジしかり。しかも、高機能な分、いつまで経っても、いやますます高価になっていくようだ。
そこへ、ジェネリック家電である。
機能を絞り込んだり、古くなった技術を使ったりして割安な価格を実現。大手家電各社の製品のような多機能やブランドにこだわらず、実用性と安さを重視する消費者に支持されている。
シンプルなトースター、電気ストーブにホットカーペット。こたつに扇風機、照明器具と続く。
テレビも、
基板は大手メーカーと共同開発するなどして開発費を抑えた。“枯れた技術”を活用した本当の意味でのジェネリック家電」と自信を示す。
「“枯れた技術”の活用」というのが、楽しい。
どうしても「いつもお願いしている電気屋さん」から購入することが多く、それはそれで相談に乗ってもらったり便利なことも多いのだが、「たかが掃除機」的なことはあるのだ。
ま、掃除機は例の(?)充電式を便利に使っているし、家人は20年以上経っている掃除機を出してくる。
家電のみならず、デザインにも「ジェネリック」という考え方があるようだ。意匠やデザインの分野にも、拡がっているということだろうか?
画像は、奈良南部方面へ行った帰途に寄る喫茶店。
11月だったが、既にクリスマス仕様の入り口。
2013.12.18
福袋
↓な記事が目に入った。
お薦め本福袋で貸し出し 和歌山市民図書館
お薦めの本を数冊ラッピングし、中身を連想させるヒントだけを示した「本の福袋」だという。 これは、楽しそうだ。
福袋というのを、買ったことがない。
以前は、「欲しくもないしょうもないものが入っている」という印象があった。
今は、「中身が判っているお得袋」というところか。サイズまで選べるものもある。
これは逆に、興ざめなのである。
ところが、とあるサイトの福袋は「完全に中身が判らない」というものだった。4万円相当の品物が10,500円だ。昨年も、早くから売り切れだったらしい。
迷ったが、思い切ってポチった。
ジャンルは「文房具」。
衣装缶二つほどに満載の文房具類を、なるべく減らそうとしているのだが……。
ま、支払った分くらいで欲しいものがあればそれを残して、あとは新年会の福引きにでも使ってもらおう。
という話を先日していたら、かなり期待されている模様である。
届くのは、元旦!
2013.12.17
山本幸久【カイシャデイズ】
山本 幸久 著
税込価格: 690円
出版 : 文藝春秋
ISBN : 978-4-16-780124-3
発行年月 : 2011.3
利用対象 : 一般
わがままで強面だが人望厚い営業チーフ、いつも作業着姿の昭和風二枚目施工監理部員、掟やぶりのヒラメキ型デザイナー。彼ら“魔のトライアングル”三人組と内装会社の同僚達が、莫迦で無茶で情熱一杯に働く姿を描いた、胸を熱くさせる傑作ワーキングストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】より
先日読んだ【お仕事小説アンソロジー 3に掲載されていた【クール】の山本幸久さんのものを読んでみた
それぞれが独立した短編だが、その短編の主人公たちは同じ会社の従業員で、続き物としても読める。
トップバッター営業の高柳の話は、部下に仕事を任せてみようと決心するところで終わる。
施工管理の篠崎は、昭和風の美男子で、高柳に言わせればクールである。仕事は非常に出来る。
設計士の隈本は、ユニークだ。
この、自称「黄金トリオ」はまた、「魔のトライアングル」とも呼ばれている。この三人が関わった会社は、何故かつぶれることが多いのだ。
高柳の部下で頼りない二人、 石渡と橋本も、一話ずつ主役になる。
そして、敵役、高柳と同期だが、大きな仕事をして既にリーダーという位置にいる江沢も。
ラストバッターは、社長の巨瀬。
さらに、巨瀬と一緒に会社を作った鴻上も登場する。
どれもほんわかとして、楽しい。甲乙つけがたいとも言えるし、辛口で言うとどれも同じような感じだとも言える。
一度にあまりたくさん読まない方がいいかもしれない。
だが、ギスギスした刑事物よりも、ホッとするのは確かだ。
カイシャデイズ
Kindle価格:578円
honto価格:578円
2013.12.16
ゆるりまい【なんにもない部屋の暮らしかた】
ゆるり まい 著
税込価格:1,260円
出版 : KADOKAWA
ISBN : 978-4-04-066136-0
発行年月 : 2013/12/11
利用対象 : 一般
物のない空間でどう生活しているの? その疑問に全部答えます! 「わたしのウチには、なんにもない。」著者が、家族との暮らしぶりを中心に、なんにもない部屋で生活する知恵と工夫、そして魅力を紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
「えっ?何が届いたの?」だったのだが、11月12日に予約注文していたのだった。すっかり忘れていた。
この手の本はもう買わないと決めていたのだったが……。
でも、まいさんは好きだし、楽しいからいいんだ!(と、自分を納得させる)
もうすっかり、昔の汚部屋生活から脱却し、それどころかゆるりまい【わたしのウチには、なんにもない。 2】(13.09/02)暮らしを作ったまいさんの、現在の暮らしぶりとそれぞれのお部屋(ちょっぴり)公開。
モットー(?)は、「1日1捨て!」。自称「捨て変態」
このあたりは、ご自身のブログでも再々仰っていることである。
しかし、いいなぁ!スッキリしたこの暮らし。
いつか、そういう風になれるかな?(無理無理という声が聞こえてくる)
なんにもない部屋の暮らしかた
2013年12月13日初版第1刷発行
2013.12.15
2013.12.14
【エール! お仕事小説アンソロジー 3】
伊坂 幸太郎 他著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
小学生の娘と暮らしながら、新幹線清掃の仕事をするシングルマザーが出合う奇跡とは!?(伊坂幸太郎「彗星さんたち」)ほか全六編。オール書き下ろし!【「BOOK」データベースの商品解説】
「お仕事小説」も、第三弾になった。
それぞれの仕事の裏側や豆知識も満載。とあるが、中々興味深い。
こうしたアンソロジーは、勿論お目当ての作家さんがあって買うのだが、もう一つ、知らない作家さんとの出会いがある。
著者紹介でその方たちの著作を見て、読んでみようかと思うことも多い。結果、ファンになることもある。
また、今回はお仕事に農業を取り上げてあるのが新鮮だった。
その、山本幸久著【クール】について。
これの主人公、「ゑい」は、86歳だが、「現役」で農業をしている。
時折、これまでのことを夢想するが、まだまだ大丈夫だ。
そんな彼女が、「トカイ」から来たテレビクルーに囲まれての経験。
棚田を撮りに来た「トカイもん」は、平気で人の心の中にずかずかと入り込む。
だが、取材をしているリポーターは、少々違うようだ。
もう一つ、ゑいのところで働いている母子も、わけありのようだ。
「クール」というのは、娘のキティがよく口にする言葉だ。
と、こういった要素をうまく絡めつつ、最後は一件落着。
リポーターも、自分の居場所を見つけたようだ。人間関係は、その時限りのではない、信頼できる人たちとの交流こそが、残っていくのだろう。
エール! お仕事小説アンソロジー 3
2013年10月15日初版第一刷発行
2013.12.13
【いろどり社会が日本を変える】
高木 智編著
税込価格: 1,575円
出版 : ポプラ社
ISBN : 978-4-591-13387-3
発行年月 : 2013/05/17
利用対象 : 一般
人は誰でも主役になれる! おばあちゃんたちが年収1000万円を稼ぎ出す、徳島県上勝町の葉っぱビジネス成功の秘訣を公開。その裏側にある「いろどり戦略」の考え方を他地域、他産業に応用する場合の手法なども紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
いつぞや新聞で読んで、関心を持っていた話。
昨年、映画にもなっている。
その上勝町の話だけかと思っていたのだが、そうではなかった。
それについて詳述してあるのは無論だが、上勝町の「いろどり」の影響を受けた全国の「いろどり」に付いても紹介してある。
原点を見つめ、成功の秘訣を探ることで、その応用について触れていく。
需要をつくる、すなわち「文化をつくり、産業を活性化」させていった例として、「お茶」「棚田」「カンコウ」を挙げている。
さらに、教育にまで踏み込み、「いろどり社会」のまちづくり教育として、「TOSS教師からの提案」というのも紹介している。
TOSSとは、子どもにとって価値ある教師(教え方のプロ)になるための、日本最大の教育研究組織だ。全国で700のサークルがあり、約1万2000人の小中学校の教師が活動しているという。
彼らは総務省と連携して「まちづくり教育」に取り組み、観光庁との連携で「観光立国教育」にも取り組んでいる。
しかし勿論、教育のプロである彼らが目指すのは、「誰もがわかる、出来るようになる授業」であろう。
幾つかの地域での例示もある。
上勝町の「いろどり」もTOSSも、可能性を引き出すということでは同じだろう。
いろどり社会が日本を変える
2013年5月16日第1刷発行
2013.12.12
小津安二郎生誕110周年
今日は、小津安二郎生誕110周年だとか。
画像は、Googleのロゴ。「東京物語」の原 節子と笠 智衆のようだ。
これは、どの場面だったかなぁ。
この映画で笠 智衆は、背中に座布団か何かを入れていたという。実際には何歳の時のものだろう。知ったときから、おじいさん役だったような。
いや、あれはなんという題名だったかな。国鉄に勤めながら作家活動をしていた方原作の映画では、小学生の子どもがいるお父さん役だった。
そうそう、思い出した。「サラリーマン目白三平」だった。著者名は、思い出せない。
今日の天声人語は、小津映画の問う「絆」についてだった。
2013.12.11
2013.12.10
堂場瞬一【漂泊】
堂場 瞬一 著
税込価格: 900円
出版 : 中央公論新社
ISBN : 978-4-12-205278-9
発行年月 : 2010.2
利用対象 : 一般
ビル火災のバックドラフトに巻き込まれ負傷した明神。鎮火後の現場からは、殺しの痕跡のある身元不明の二遺体が出た。犯人による隠蔽目的の放火だったのか。【「BOOK」データベースの商品解説より】
これまでの三作について、まだ書いていない状態なのだが……。
常に緊張状態にある高木と失踪課室長阿比留。
部下の明神愛美とのカリカリしたやりとり。
こういったものも、本作あたりからはかなり慣れてきた。
今回は愛美が負傷して入院中という状況なので、高木と愛美の位置が微妙に影響しているせいかもしれない。
だが、終わり方はあまりスッキリしたものではなかった。
犯人や遺体の謎については途中からはっきりしてくる。しかしその分、この後がどうなるのだろうと気になる。
作家の苦労といった描写が多いのだが、それを著者の心情とちょっっぴり結びつけてしまった。
元々スポーツライターだった著者がミステリも書き始め、今や驚くべき著作数である。
シリーズものも多いし、次々と新しいタイプの刑事が登場する。
ネタが枯渇しないのかなぁ。
漂泊
2009年8月15日4刷発行
Kindle価格:650円
honto価格:683円
2013.12.09
2013.12.08
青玉神社近辺
昨日アップした
杉原紙研究所の川を挟んで向かい側に、道の駅がある。
その道の駅に車を停めて、道路を挟んだところにあったのが、「青玉神社」だった。
あとで知ったのだが、ここは「パワースポット」だとか。そもそも「パワースポット」って何?というレベルだからそれ自身に関心はないが、「青玉」の由来になった水辺など見てきてもよかったな。
大きな楓の木が一本立っていた。
つれあいは紅葉を撮りたいのだが、この木一本では少し淋しいね。
川の手前から見た、「杉原紙研究所」。
橋の上から、上流を望む。
何となく、島根の山と似通っているような。
この上流の方へも行きたかったのだが、時間が無かった。
2013.12.07
杉原紙研究所
今回の目的地。
いつも訪れているブログで紹介されていて、行ってみたいなと思ったところ。
ホームページには、
杉原紙は、兵庫県の重要無形文化財・伝統的工芸品に指定されている、1300年の歴史と伝統を持つ和紙です。とある。
兵庫県のほぼ中央に位置する多可町加美区の北部、杉原谷にある「杉原紙研究所」で作られています。
杉原というのは人名かと思っていたのだが、そうではなくて地名だった。
この研修所に隣接して、「寿岳文庫」というのがあり、寿岳文章さんが寄贈された蔵書や、杉原紙に関する資料などが展示してある。
」と読める。
若き日の寿岳文章さんが新村出氏とここを尋ねた見えた写真もあった。
↑の右側の写真には、新村出さんが書かれたもので、「杉原紙発祥の地
2013.12.06
はーではで ピーカイチ
以前はよく行ったものだが……。
ここで忘年会があったり、つれあいと行ったり。
この頃は、「美々卯」へもよく行ったな。
いつの間にか(?)、方々に支店が出来ていたんだ。
「美々卯」もそうだが、東京に支店があるというのが、今ひとつピンと来ない。
いや、こうしたお店に限らず、日本中どこへ行っても同じような店がある。
わざわざ来なくても(行かなくても)いいいので、いいことなんだろうな。
しかし、東京支店のお店に、この「動くカニ」はいるのだろうか?
2013.12.05
2013.12.04
ココログ:アクセス解析機能リニューアル
ココログのアクセス解析機能が、リニューアルされた。
今のアクセス解析は、来年の3月からは使えなくなる。
新しい機能満載だが、あまり魅力的なものはない。
「リアルタイム足あと」など、どういう端末(PCかスマホか等)で見ているか、その人のOSは何かとか、何故かIEのバージョンやディスプレイの解像度まで判る。あ、ブラウザのバージョンはこれまでも表示されていたっけ。
また、「ユーザー属性」の項目に【年代】とか【ネットリテラシー(初心者/中級者/上級者)】というのもある。どんな風に判断しているのだろう?
でも、こういうことは、あまり知りたくない。何となく申し訳ないような気になってしまうのだ。
これからは、多分見ることが少なくなるだろうな。
そんな中で、一番困ったなと思うのが、生ログからの「訪問者名の設定」が出来ないこと。
こんなところにも、ほぼ毎日訪問して下さる方がいらっしゃる。その方のお名前を見つけて、「ようこそ、ご訪問ありがとうございます!」と、心でお礼を申し上げていたのに。
何だか色々考え時だな。
画像は、今日も播州路。
2013.12.03
iPhone「0円」苦情の山 au
「実質0円」と言いながら、有料アプリへの加入を条件にしているというもの。
中には客が加入を断ると本体の販売を拒む店もある。とあるが、「それなら買わない」と言うとオプション無しで買えたと、知人のTweetにはあった。
本稿を書いた記者が、実際に大阪の量販店で購入した際は、「オプションなら断れるはず」と言ってもなかなか承知して貰えなかったという。
これは、営業実績で店に支援金が出るためのようだが、KDDIの社長は、
「(加入を)必須条件にするのは許されない」と語っていた。という。
ドコモやソフトバンクの「実質0円」も、2年間の縛りはあるものの、有料アプリとの抱き合わせ販売などはないという。
画像は、播州のススキ。
2013.12.02
岡田斗司夫【『風立ちぬ』を語る】
岡田 斗司夫 著
税込価格: 777円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-03770-3
発行年月 : 2013/11/12
利用対象 : 一般
長編映画からの引退宣言をした、宮崎駿最後の作品「風立ちぬ」を、岡田斗司夫はどう読み解くか−。その他ジブリ作品もひもときつつ、宮崎駿という人間、アニメ作家としての巧みな技術力、今後のジブリの展望に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
映画を観ていないのにこうした本を読むということは、著者の感じ方に100パーセント染まってしまう恐れがある。
ではあっても、なかなか面白い「評論」だ。
あくまでも、岡田斗司夫という人を通しての映画評ということで。
多分、映画を観ていれば違う感じ方が出来るのだろうが。
ここで書かれている主人公たちの分析が、かなり面白い。
二郎の声を演じた庵野秀明が、非常に演技が下手でセリフは棒読みだったこと。だがそれが、非常に効果を上げていたこと。
また、ヒロイン菜穂子の分析も、中々穿っている。
という、映画「風立ちぬ」への言及は第1章で終わり、あとは
第2章 アニメ作家・宮崎駿のすごみ
第3章 父と息子
第4章 ジブリはどこへ向かうのか
第5章 『風立ちぬ』への疑問に答える
へと続く。
著者は、この映画は「綺麗な恋愛物語」などではなく、映画を見終わった人たちが泣いている人が多いのに対して、「これは泣くような映画かな」という違和感を感じたという。
しかし大部分の人は、ここまでシニカルに捉えてはいないだろう。
著者が捉えた二郎から類推するに、二郎はおそらくアスペルガー症候群ではなかろうか?
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『風立ちぬ』を語る
2013年11月20日初版第1刷発行
2013.12.01
「竜田揚げ」の語源、実は…
この記事を見てから、はや一週間ほどが経つ。デジタル版検索では、27日の朝のニュースになっている。
当然、「竜田揚げ」は「竜田川」と関係あると思っていたのだが、意外や地元でもそうは思っていない節があるようだ。
語源を知った商工会のメンバーが竜田揚げの商品化をめざしたという話題なのだが、今の時期
からくれないに水くくる紅葉の名所でもある。
ここへ行くことは、思いつかなかったなぁ。そういえば、他の時期には結構訪れているのに、この季節には行ったことがない(かな?)
うーん、今年はもう遅い!
それよりも、普段「たったがわ」とか「たったあげ」と、つい言ってしまうので、自戒も必要というおまけつきだった。
画像は、Wikipediaから拝借。
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