堂場瞬一【波紋】
堂場 瞬一 著
税込価格: 900円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2011.2
利用対象 : 一般
(移動した)法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。【「BOOK」データベースの商品解説】より
シリーズ一つ前の【漂泊】で家庭の問題が明らかになり、真由美はやる気をなくしてしまった。
頼りにしていた「おやじさん」も移動してしまい、失踪課内はまさに他の部署からの指摘どおり、「やる気のない」状態である。高城は失踪課内のナンバー2としての自分に自信を失う。
そんな中、法月から託された5年前の失踪事件を、高城と愛美は追う。
失踪した男は、ロボット開発では群を抜いた天才だった。
だが、請われて入社した同族会社での扱いはひどいものだった。
調査が進むにつれて次第に明らかになる会社の横暴。
高城の失踪した娘綾奈の幻影が、今回も時折現れる。
法月が遺したメッセージが、読めてくる。
テーマが、介助ロボットという今注目の分野であり、それは興味深かった。装着すると、使用者の意思どおりセンサーが働いて動いてくれるというものだ。
今は、どれくらい進歩しているのだろう。実際に福祉の現場や家庭で使えるようになるのは、何時だろう?
波紋
Kindle価格:650円
honto価格:683円
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