2014.01.31
2014.01.30
2014.01.29
街並みを「格」上げ?
京都仕様のお店の話。
リンク先の記事の写真には、幾つかの例が。
ヨドバシにある三菱東京UFJ銀行のATM、ユニクロ、吉野屋など、和の雰囲気を醸し出している。
ローソンは中学の教科書にも掲載されたとかで、修学旅行生に注目された。
そして大きく、自転車(あるいは三輪車?)にまたがった佐川急便の女性社員とその荷物が。
まさに、飛脚が運ぶイメージだ。
上の画像はサイトから拝借したのだが、観光客が訪れるのだという。
一方で、改修費がかかりすぎて中小の企業ではなかなか対応できない。
この8月末までに、広告を京都らしく模様替えしなければならないというのは、厳しいようだ。
外から訪れたものは、「あ、京都らしくていいな」と単純に喜べるが、それぞれの事情を思うと、複雑だ。
2014.01.28
ブランド化でローカル線再生
こういう話は、実に楽しい。
舞台は、「いすみ鉄道」。
なだらかな里山と田畑と、まばらな人家。こういう風景が、たまらなく好きだ。 それは、自分が幼い頃を過ごした場所と同じだから。
もとい、いすみ鉄道は「てつ」である鳥塚亮さんが公募の社長業を引き受けて、さまざまな試みをしてきた。
「ムーミン列車」しかり。
あえて「乗らなくてもよい」という度量と融通性。
我々は鉄道会社だから、時刻表どおりに列車を走らせることしかしません。ただ、素材を提供するだけ。そこからイメージを色々とふくらませるのはお客だと言う。 素材である鉄道模型を自分流にアレンジして、ジオラマを作る楽しさと通じるだろうか。
SLに対する見方も、きっちりと理性で考える。
夢は、東京に「てつ」が集まる居酒屋を開店することだとか。
2014.01.27
【自律神経を整える「あきらめる」健康法】
小林 弘幸 著
税込価格:820円
出版 :角川書店
ISBN:978-4-04-110514-6
発行年月 : 2013/08/27
利用対象 : 一般
「あきらめる」と自律神経のバランスが整い、体が病気になりにくい環境になる。心のリセットである、「あきらめる」ことの大切さを、さまざまな事例を紹介しながら説明し、「あきらめる勇気」を持つために必要なことを教える。【「TRC MARC」の商品解説】
「あきらめる」とは「心のリセット」であるとし、物事を「明らめる」ことで自律神経を整えるというもの。
交感神経ではなく、副交感神経が豊かに出るような方向に持って行く。
よく「諦めないでがんばる」ということが言われるが、本書はある意味、その真逆の考え方とも言える。
しかし、単純に「諦めてしまう」のではなく、「あきらめる勇気」を持って物事を解決していこうという姿勢といえばいいだろうか。
「あきらめる」ことで自律神経を動かし、副交感神経を活発にさせ、心身ともに若返ろうというもの。
幾つか出ている事例は著名人のもので、即参考になるということはない。だが、自分なりの方法は、見つけ出せそうな気はする。
ちょっと読み込んでみよう(という段階)。
それよりも、上の画像は元々の表紙なのだが、これが二重になっていることに驚いた。
「全面帯」なのだ。
そうした本があることは聞いていたが、ビックリだ。
こうしたテーマや体裁の決まった本では、表紙絵は同じ体裁を取る。そうした中で、少しでも目立つようにとのことだろう。
購入本には更に、著者の写真の横に大きく「大反響!11万部突破!!」という吹き出し(?)があった。
自律神経を整える「あきらめる」健康法
2013年8月28日初版発行
2013年12月20日6版発行
2014.01.26
【わたしの暮らしのヒント集】
暮らしの手帖編集部 著
税込価格: 1,365円
出版 :暮らしの手帖社
ISBN :978-4-7660-0174-7
発行年月 : 2011.12
利用対象 : 一般
ふだんの料理、一日の過ごし方、もの選び…。30代の新しい発想から80代の豊かな知恵まで、衣食住の工夫とアイデアとともに、今日からできるユニークで新しい6世代の暮らし方を紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
【暮らしの手帖】にシリーズとして掲載されていたものだろうか?
紹介文にあるように、「6世代の暮らし方」の紹介ではあるのだが、眺めているだけでも楽しい本。
分野は違うが、文房具の本だとか鉄道の本、また本書のような本は、情報を得るというよりも、自分にとっては「眺めて愉しむ」本であるという部分が大きい。
勿論、内容も面白く、文具だったら買いたくなるし、本書の場合はそれこそ、「暮らしのヒント」が満載である。
で本書だが、登場するのは各世代の著名人14名。
色々な角度から切り込んで、この方たちの暮らしを紹介している。
その一つに、世代毎の「わたしの暮らしのヒント」があって、やはり世代間の違いがうかがわれるのが面白い。
30代・40代に方たちは、これからの生き方のヒントになろうし、60代から上の方たちのヒントには、どこか達観したような趣がある。
それこそ雑誌「暮らしの手帖」がそうであるように、何か一つでもヒントになればいいし、うまく見つけられなくても単に「眺めて愉しんだ」だけでもいいのではないだろうか。(かなり言い訳?)
わたしの暮らしのヒント集
2014.01.25
2014.01.24
(勝手に関西遺産)座に交われば熱くなる
この勉強会のことは知っていたが。
ふーん、もう1966年から始まっていたんだ。かれこれ、半世紀も続いていることになる。
米朝師匠の「袈裟懸け」だったかな?すれ違いざまに厳しい一言を言われるとか。誰もがおそれ、尊敬している。
ここ何年かは、一門会でも落語ではなくトークのようになっているのが淋しい。
朝日新聞夕刊の連載も、終わってしまった。ラジオも。
この記事に、近藤正臣のコメントが出ていた。若い頃、ここへ通っていたそうだ。
近藤正臣といえば、偶然見た「ごちそうさん」に出演していた。以前はよく見かけたと思うのだが、何でだったろう?
いいおじいちゃんになっていた。主人公の長女の奇抜と思われる行動に理解を示していたっけ。
当たり前のことだけれど、「歳月人を待たず」だなぁ!
画像は、この落語会が催されている「安井金刀比羅宮」。
2014.01.23
阪堺電気軌道「モ161形」無償譲ります
低床式新車両「堺トラム」の導入による廃車で、現在10両ある車両の内3両が対象。
太平洋戦争で空襲から逃れた名物電車だったという。引き取り手がないと、解体されてしまう。
問い合わせは阪堺電気軌道(06・6674・5146)
2014.01.22
忍者アナライズ
ココログのアクセス解析が新しくなって、生ログがとれなくなった。
旧バージョンが終わるのは2月28日とのことだが、最近はうまくアクセスできない日が続いていた。保存しようとする人が多いからだろうか?そういう方にとって、アクセスできないのは困るだろうな。
これまでも使っていた忍者君のアクセスカウンターを見ていると、「無料で登場、アクセスアナライズ」だったか(?)の文字が飛び込んできた。
んん?何だろう、これ?
どうやら、HTMLソースを組み込んだら、アクセスログがとれるようだ。
ということで、設置してみる。
ブログを開設した当時は、こうしたことにも一生懸命取り組んだのだったっけ。スタイルシートなんてのにも、挑戦しようかと思っていた。
だが、今や「どこに埋め込むの?」というレベル。
ま、それでも何とか設置できたようだが。
ちゃんと解析してくれるのかなぁ?
なんか、自分を「東京人」と判定しているような……。
2014.01.21
歯医者を変えた
ずっと見て頂いていた先生が、昨年初めにおやめになった。
その後は、そのまますぐに別の歯科医になった。電話番号等もそのままなので、つづけて予約した。
内装は随分変えられていて、おしゃれな雰囲気にはなっている。
しかし、どうもピンと来ない。歯科衛生士というのだろうか、その人になじめないのだ。ドクターの非常に丁寧な物言いにも違和感を感じた。
そんなこんなしている内に、5月始めの予約をうっかりすっぽかしてしまった。
そのまま、治療途中でほったらかしになっていたのだ。
今年になってまた痛くなったので、思い切って初めての所を予約した。
娘やチビさんが、『歯医者は嫌いやけど、どこそこ歯科医はいい』と言っていたというのもある。
初めての感想は、まだよくわからないが、丁寧に説明して頂けそうな気はしている。
画像は、在来線から見た瀬田川。新幹線だとあっという間に通り過ぎてしまうところだ。
2014.01.20
詩人の吉野弘さん死去
詩人の吉野弘さん死去 「祝婚歌」などというニュースが入ってきた。
この方の、「I was born」という詩が好きだ。
恐らく中学へ入ったばかりの頃の少年が、父と一緒に散歩をしている。
その時、妊婦がすれ違った。
少年はそこから、「I was born」という言葉を連想する。
----やっぱり I was born なんだね---- 父は怪訝そうに僕の顔をのぞきこんだ。僕は繰り返した。 ---- I was born さ。受身形だよ。正しく言うと人間は 生まれさせられるんだ。自分の意志ではないんだね----
こういう感想を述べた子に対して 父は、
----蜉蝣という虫はね。生まれてから二、三日で死ぬん だそうだが それなら一体 何の為に世の中へ出てくる のかと そんな事がひどく気になった頃があってね----と、 ギッシリと のど元までせり上がったカマキリの卵の話をする。
この少年の母は、少年を産むとすぐ亡くなっている。
少年は、母の体内にいるとき、母の胸の方まで息苦しくふさいでいた自分の肉体を思うのである。
2014.01.19
びわこ文化公園
昨日、急なことだったが「びわこ文化公園」に行ってきた。
園内には、上記画像の「夕照の庭」など日本庭園や美術館もある
昨日は違う所用で、こうした施設を巡ることは出来なかった。
お目にかかった方も、ぜひ又訪れて下さいと仰って下さったし、訪ねてみたい。
但し昨日は、どこかで何かがあったらしく、電車が遅れていた。
約束の新快速に乗るには、大阪周りで厳しくなった。
と、反対側の電車が来る。しかし、私鉄周りにするにも、その電車は途中で止まってしまった。
とっさの判断で、バスでの移動にする。
ところが丁度出たところだったのか、30分もみぞれが落ちてくる停車場で待たされたのだった。
京都駅でも、上記何かの影響で、これまた電車が遅れていた。なんだ、大阪周りでもよかったのか?
南草津駅・瀬田駅を最寄りとする立命館大学がある。
ちょうど共通一次試験の一日目だ。会場になっていたのではなかろうか?列車遅延の影響がなければよかったが……。
一番寒い頃に、共通一次試験があるのだなぁ、と毎年思う。
朝刊に試験問題が出ていたが、字が小さすぎてもはや読めない。
2014.01.18
鮎川哲也【完璧な犯罪】
鮎川 哲也 著
税込価格:700円
出版 :光文社
ISBN :978-4-334-76569-9
発行年月 :2013/05/03
利用対象 : 一般
人気推理作家の夫から、愛人が妊娠したことを喜びとともに知らされた妻・多鶴子。夫の殺害を決意し、完全犯罪を企てたが…。「小さな孔」など傑作ミステリー6編と、文庫未収録2編の計8編を収めた短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
最初の【小さな穴】を読んでいるときから、犯人に肩入れしてしまって、これが完全犯罪にならないのは辛いなと思っていた。
被害者には、これっぽっちも同情できない。
そして、最後はどうなったのか?
出来れば、公にはうまく隠しおおせたらいいのに。
二番目は、【或る誤算】。
これも、被害者の「悪者ぶり」が執拗に描かれている。恐らく、著者はそのあたりも計算しているのだろうが。
但し本作では、最後の刑事が訪ねてきたとたんに、ベラベラと聞かれもしないことをしゃべりすぎ。
三番目の【錯誤】では、なかなか事件が起きない。ちょっと意表を突いた展開。
しかし一旦殺意を固めてからは、上の二作と同じような展開になる。
と思いきや、今度は動機が今ひとつかな。
また、犯人への同情は、上記二篇ほどには沸かない。
その次になると、今度は犯人の身勝手さが出てくる。
何も落ち度のない被害者に黙って勝手なことをして、糾弾されると殺害してしまう。
これは、全く同情の余地がない。
いずれも小さな瑕疵から綻びが出てくる。
事故で近所一帯が停電になり、扇風機が止まってしまった。再び通電したことで、殺害時刻を狂わすはずがばれてしまう。
所詮、他人のことは表面からだけでは分からないことが多いのだ。
メニューを見ないのはキザだからではなく、老眼を知られたくなかったのだとは……。
万年筆で長い時間書くためには、インクの補給がいる。そのこと一つでさえ、計算外になる。
さて、「わーらーべーはーみーたーりー……」で始まる「のばら」という歌曲では、どういうメロディーを想像なさるだろうか?
これが大きなヒントになる、【わらべは見たり】。
急ごしらえのアリバイは、思わぬところからボロが出る。
といった風な、短編集によくあるのだが、割合似たような展開で全部で八編。
しかし、なかなか面白かった。
完璧な犯罪 Kindle価格・honto価格:683円
2014.01.17
カトレア展に行ってきた
市からのお知らせで、「カトレア展」が今日から三日間あると知って行ってきた。
といってもわざわざではなく、買い物へ行く途中だ。
ここには市の鳥であるカワセミも見ることができるということで、つれあいは撮りたかったようだ。
池のほとりで望遠レンズを構えてひたすら待っている人もいらっしゃったが、ちょいと訪れたくらいでは、いいのが撮れるはずもなく、つれあいは望遠レンズが欲しいようなことを匂わせていた。
うまく撮った方の投稿写真も掲示してあった。さすがー……・
色々な花の季節に、こんな催しをしているらしい。
ここは一応「市の森」と謳っているのだから、遊具をちょろちょろ置くよりは、この場所あたりにもっと木を植えて 本当に森にしてくれたらいいのに。
2014.01.16
電気炊飯器
新年早々、「炊っくん」に裏切られた。これは電磁調理器でも炊けるお鍋なのだが、まったく反応しなくなったのだ。
朝日新聞夕刊に、「響」というシリーズものがある。音に関する諸々についての記事だ。
そこに12月のある日、
(響紀行)シャリ ウィ ダンスという記事が掲載された。(朝日新聞2013年12月27日夕刊)
「おいしそーだな」というのと、「SANYOからの技術」というのに惹かれた。
新幹線で上京するとき、名古屋へ近づくと大きな「SANYO」のソーラーがいつも目を惹いていた。それが「PANASONIC」に変わってしまったことは、以前書いた(と思う)。
そんな中での、「SANYOの技術」の話だ。
おいしそー!!
そういった心変わりを感じた「炊っくん」は、自分が捨てられると思ったのだろう。ストライキという暴挙に出たのだった。
えっ?その後のご飯はどうしたかって?
「月に一度は非常食(世間では単に手抜きとも言う)」で、『玄関開けたら……』は常備してあるのだ。
で、新年の店開きを待って、電気屋さんに電話をする。
「かまど炊きとスチーム」機能の付いた炊飯器のことなど蘊蓄を伺って、色々迷う。
『これまでのIH炊飯器でも充分おいしいですよ』と、商売気のないことを仰る。
しかし最後には、『手首痛めている方には、相当負担ですよ』の一言で決まってしまったのだった。
2014.01.15
藤野恵美【ハルさん】
高木 智編著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
「天国の瑠璃子さん。僕たちの娘は今日、お嫁に行ってしまいます」 娘の結婚式の日、お父さんのハルさんが思い出す5つの謎。頼りない人形作家の父と、日々成長する娘の姿を優しく綴った、ほのぼのミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
結婚式当日、「花嫁の父」であるハルさんは、妻の瑠璃子さんの墓前に詣でてから式場に向かう。
その道すがら通り雨にあって思い出したのが、娘のふうちゃんが幼稚園の頃、同じような天気の元で起きた小さな謎。
という風に、五つの話が語られていく。
第一話 消えた卵焼き事件
第二話 夏休みの失踪
第三話 涙の理由
第四話 サンタが指輪を持ってくる
第五話 人形の家
第一話の舞台は、幼稚園。
瑠璃子さんが逝って、未だ間もない。ハルさんは、必死でふうちゃんを育てようとしている。
そんな中で起きた、幼稚園での小さな事件。
ヒントは、卵焼き・アレルギー・ぬいぐるみ など。
第一話が解決して、ハルさんは再び現実に戻る。タクシーは、式場に着いた。
そこで仕事の上の恩人でもある旧友浪漫堂と出会ったハルさんは、本の話からまたも思い出すふうちゃんの4年生の頃。
第二話では、ふうちゃんは4年生になっている。その夏休み。
友だちは、ハワイへ行く。ハルさんは、ふうちゃんをどこへも連れて行けない暮らしを、少しばかり申し訳なく思っている。
ハルさんとふうちゃんは、ハワイへは飛行機に乗っていく。母の瑠璃子さんは、空の上からふうちゃんを見守ってくれている。といった話をしているのだが、ちょうど北海道に住むハルさんの姉から電話がかかってくる。
ハルさんは浪漫堂のおかげで、ボチボチ仕事が順調になっている。
と、こうしたことを伏線にして……、という話。
またも最後は結婚式場で、次の話に繋いでいく。
今度は、ふうちゃんの中学時代の友だち「ちかちゃん」と再開したことから。
そう、ふうちゃんは中学生になったのだ。
お年頃のせいか、少々反抗期のようでもある。
そうした態度が、ハルさんは淋しい。
中学の先生に勧められて(?)買ったテレビで「いじめ」のことが放映されていたのに影響されて、ハルさんはあれやこれやと「いじめのサイン」にたどり着き、悩む。
今回は伏線の持って行き方に少々強引なところがあり、偶然が多すぎたような気がする。
高校生生活も終わりの3年生の冬休みに、アルバイトをするふうちゃん。
バイト先で怪我をして搬送された先は、自分が生まれた病院でもあり、母の瑠璃子さんが入院していたところでもあった。
クリスマスイブを病院で過ごすことになったのだが、素敵なクリスマスツリーが現れて……。
ちょっとメルヘンチックな、いい話だった。
第五話は、北海道の大学に入ったふうちゃんが、春休みに帰省した時の話。
一年ぶりだというのに、またも事件(?)で引っ張り出されたはるさんは、ふうちゃんとゆっくり過ごすことが出来ないのだった。
ずっと一緒だった娘との暮らしが、ふうちゃんの遊学と同時に一人暮らしになり淋しいだろうなと、ここは何故かしんみりとしてしまった。
こうした小さな謎を思い出している内にも、結婚式は進んでいき、教会の庭で行われたパーティーで、新郎の話がある。そこではじめて、ハルさんはふうちゃんと新郎との出合いを知ることになる。
ほんわかとした話だが、ハルさんの頼りなさが半端でなく、あまり現実的でない感じ。
文庫版あとがきでわかった著者の体験が、その下敷きになっているということもあろうか?
話の進め方は、五話とも同じパターンで、童話での繰り返しのようだと思ったのだが、著者は童話作家だった。
帯に、『朝日新聞「売れてる本」で紹介』とある。
実はそれを読んでの購入だった。
ハルさん
honto価格:630円
Kindle価格:598円
2014.01.14
ビブリオバトル
仰臥漫録 改版 (岩波文庫)
正岡 子規 (著)
税込価格:525円
出版社:岩波書店
ISBN:4-00-310135-9
昨日、買物時のカーラジオ。
ちょうど、ビブリオバトルを放送していた。お題は、「成人式に読みたい本:ノンフィクション」だったかな?
ほぼ終わりの方で、実際の紹介については聞けなかったが、最後が、【深夜特急】だったことはわかった。
一位になったのは、子規の【仰臥漫録】だった。紹介者は大学の先生のようで、外国の方だった。
【仰臥漫録】は、現在手元にない。母の所に行っているはずだ。
何時購入したのか覚えていないが、パラパラと読んだだけで未読と言ってよい。母の元から戻ってきたら、読んでみよう。
最近、「ビブリオバトル」が流行って(?)いるらしい。
公式サイトによると
ビブリオバトルは誰でも(小学生から大人まで)開催できる本の紹介コミュニケーションゲームです.「人を通して本を知る.本を通して人を知る」をキャッチコピーに日本全国に広がっています!とある。
某所での優勝者の熱演を聞いたことがあるが、それはベストセラーだった。
単純にベストセラーの方が有利かなと思ったが、そうでもないようだ。観衆にもよるのだろうか。
上記ラジオ番組では、(多分)票を入れた人の「唯一古典を紹介して頂いた」という言葉があった。
ゲーム感覚で出来るというが、5分というのは結構きついなぁ。
2014.01.13
女優の淡路恵子さん死去
女優の淡路恵子さん死去(msn 産経ニュース)
色々話題になった人だったような。
印象としては、ビンボー・ダナオとの子どもを連れて、錦之助と結婚したことかな。
訃報ニュースでは出演作として、駅前シリーズ・社長シリーズを取り上げているところが多かった。しかし、脇役が多かったのに「この世の花」で主演したのが印象的だった。この時の相手役は、「君の名は」で真知子の夫役だった川喜多雄二だった。
「この世の花」の主題歌はまた、先日亡くなった島倉千代子さんのデビュー曲だったし、何だか感無量。
最近、出張時の食べ歩きを書いたブログにお邪魔している。まぁ、よく食べる人だというのが、感想。
ただ、過去記事は一日2タイトルくらいしか読まない。その間も毎日ではないが更新されており、こちらは当然今のことである。何年かかったら全部読めるかわからないが、つれづれの楽しみ方としてはそれもありだろう。
気になるブログを見つけたとき、一気に知ろうとはせずに気長につきあっていく方が、長続きするような気がする。
今日は、成人式。13日というので、やはり未だにピンと来ない。しかし、伝統行事なども各地で行われているようだ。
一年中で一番寒い時期。今朝はマイナス30度近くにまでなったところもあったとか。
2014.01.12
著作権切れ書籍データのネット公開停止のことなど
著作権切れ書籍データのネット公開停止 出版社側からの抗議に国会図書館が折れる(JCASTニュース)
著作権を巡っては、なかなかに難しい問題がある。
この件に関しては、『大正新脩大蔵経』と 『南伝大蔵経』の二つに対して、違う見解が出たというもの。
『大正新脩大蔵経』は出版されてからかなり経っており、投資コストの回収がなされたと見なされたこと。一方の 『南伝大蔵経』は出版されてからの年数が浅く、まだ充分ペイできていない可能性があるということらしい。
一昨日は、今年初めての例会だった。ところが間の悪いことに、会館の暖房が故障との連絡が、前日に来た。
もう前に日から恐怖で、暖房グッズを詰め込んで持って行った。また、午後は講習会なので、手分けして受講生への連絡も。
そうした予備知識(?)があったせいか、「思ったより寒くないね」とはなった。
ただ、午前中は天気が良かったのも幸いしていたのだろうが、夕方になるとさすがに冷えてきた。
それでも、準備万端のおかげ(?)で、何とか切り抜けた。
元旦に届いた「福箱」を、持って行った。それぞれ気に入ったものを持ち帰って貰えてよかった。
そうだ、他にも「買ったけど……」でそのままになっているものを、これからも一度は持って行ってみよう。引き取り手があればよし、なくてもそれから処分すればいいのだから。
というわけで、今年も「これいいかも……」と思ったとたんに「ポチッ」が減らないかな?
いや、「何かを買うときは充分考えてから!」
しかし、一向に成長しないなぁ>じぶん
画像は、「セーターを着た子犬」。但し、昨年のもの。セーターは、手作りかな?
そういえば、子牛に上着を着せたという、秋田県のニュースがあったなぁ。
2014.01.11
松本清張【野盗伝奇】
松本 清張 著
税込価格: 390円
出版 : 角川書店
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
復讐の念に燃え、無法の野武士集団に身を投じた若侍、伊助--。強靭なパワーと意志力、寡黙なやさしさをたくわえて、愛と誇りを守るため果敢に戦う男たちの、烈しく熱い物語。
解説は、権田萬治。
黄ばんではいるが保存状態はいい。自分で買ったのだろうが、未読だった。
hontoでは既に検索できず、Amazonでも角川版は画像がなかった。見つけてきたこれは、「光風社」という出版社のものだ。
また、帯には「角川文庫の名作100」という言葉が。
Kindleからは、角川の電書が出ている。
清張の初期の作品だという。
善悪がかなりはっきりしており、わかりやすい。
最後は、時代劇のラストシーンのような終わり方だ。二組の青春と、「新生」というタイトルと。
映画になっていないかと探してみたが、無いようだ。
野盗伝奇
昭和63年12月10日初版発行
平成元年6月10日三版発行
Kindle価格:500円
2014.01.10
高村薫【リヴィエラを撃て】
高村 薫 著
税込価格:746円
出版 :新潮社
ISBN : 4-10-134714-X
発行年月 :1997.7
利用対象 : 一般
【日本推理作家協会賞(第46回)】【日本冒険小説協会大賞(第11回)】【「TRC MARC」の商品解説】
もう20年近く前の本だ。
高村さんの作品には、【黄金を抱いて翔べ】で入った。大阪を舞台にした、奇想天外な銀行襲撃の話だった。
その乗りで読んだ本書は、何とも重たい本だった。
しかし最後は、何とか希望につながったような記憶がある。
リヴィエラを撃て 上
平成9年7月1日発行
高村 薫 著
税込価格:662円
出版 :新潮社
ISBN : 4-10-134715-8
発行年月 :1997.7
利用対象 : 一般
リヴィエラを撃て 下
平成9年7月1日発行
2014.01.09
アサダワタル【住み開き 家から始めるコミュニティ】
アサダ ワタル 著
税込価格:1,575円
出版 : 筑摩書房
ISBN :978-4-480-87849-6
発行年月 : 2012/03/29
利用対象 : 一般
若者たちの持続可能な自宅サロン、職住のボーダーを揺り動かす自宅カフェ、シニア世代のアートタウン…。31のユニークな実践を元に、個人宅をちょっと開くことで他人と繫がる「住み開き」のコツを伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】
はて、何で知ったのだろう?>この本
多分Twitterのリンク先からなのだろうが、面白いなと思ったのだろう。
そして、結構な数(かどうかはまだ疑問?)の「住み開きの家」がある。
本書では、東京編・大阪編・各地編として、31の事例を紹介し、コラムや対談を配して繋いでいく。
大阪のど真ん中、谷町4丁目にあるビルの屋上。そこに庭園を設けて庭園畑にしていうというのは、新聞記事になっていたのではなかったか?
その「谷町空庭」では、庭園と6階のカフェが、週に二回は誰でも這入れるスペースになっている。誰もいない留守のときに、誰かが来てハーブティーを飲んでいったこともあったとか。
気になるセキュリティだが、本書掲載のどこも、これまで深刻なトラブルに見舞われたことはないという。
しかしこのご時世、これが一番気にかかる。
同じ大阪では、空堀商店街でも二件の「住み開き」の場所がある。
大阪市という所は、商店街がかなりある。
日本一長い「天六商店街」と、日本一短いを売りにしている「肥後橋商店街」など。
しかし「肥後橋商店街」は、このところ閉店している店が目立つようになった。
「住み開き」にせよ「商店街」にせよ、地域と来訪者があったこそ成り立つものだろう。
大好きな田中恒子さんと著者との対談も、面白かった。
田中家は、元祖「住み開き」だと思う。
無印良品でも、団地の活性化のような形で色々な住宅を提案している。昔の「長屋」とはまた違った、新しい形の地域コミュニケーションとして、こうした「住み開き」がもっと拡がればいいなと思う。
とは言っても、自分にとってはハードルが高く、「いいなぁ!」と外から眺めるしか出来ないが。
住み開き 家から始めるコミュニティ
2012年1月10日第1刷発行
2014.01.08
映画の旅人
七人の侍
本作が上映された54年には、「君の名は」(第三部)【ゴジラ」「浮雲」「二十四の瞳」「近松物語」「宮本武蔵」があり、「東京物語」は53年だった。
そして、これら全てを、小学生だった自分は観ているのだった。
但し内容まで詳しく覚えているかと言ったらそれは疑問で、本作についてもよく解っていなかった。
俳優の津島恵子さん死去(12.08.04)でも触れているようなことしか覚えていない。
この頃から、木村功さんと津島恵子さんが好きになり、「足摺岬」など共演作を観に行っている。
で、「ヒーロー」をテーマにしたこの朝日新聞beの特集ではあるが、肝心の三船敏郎については粗野な侍だなという印象しか残っていなかったのだ。
当然、黒澤明監督の意図など知るよしもなく、彼の偉大さについては後年たたき込まれることになる。
そうではあっても、映画好きであったことにかわりはなく、よく映画館へ通っていた。
洋画を多く見るようになったのは高校時代からで、この時分は近くで洋画を掛ける館がなかったからだろう。
2014.01.07
歯科医院、ポイント導入 実質値引き、医療格差懸念
これはまた、「へー」なニュースが入ってきた。
歯科医院、ポイント導入 実質値引き、医療格差懸念/患者集め、400医院が加盟
既に400もの(?)医院が加盟してるんだ。
内容は、歯科医で治療を受けるとポイントが貰える仕組み。
一回通うと100ポイント
初診時には500ポイント付く
検診を受けても 500ポイント
さらに患者を紹介すると1000ポイントも付く
厚労省は、クレジットカードでの支払が定着していることもあり、「すぐには判断できない」としているとか。
しかし、どこで払ってもおなじクレジットカードでの支払とは、一緒にならないような気がするが。
一方処方される薬に関しては、ポイントをくれる薬局で購入することも可能なわけで、この辺との整合性もあるのだとか。
今朝は、風呂場の窓が凍っていた。最低気温、0度という予報だったらしい。
雲一つないいいお天気になってきたが、寒さはこれから本番だ。
2014.01.06
内田康夫【遠野殺人事件】
内田 康夫 著
税込価格:620円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-334-70528-6
発行年月 : 1987.4
利用対象 : 一般
岩手県の遠野・五百羅漢で、旅行中の東京のOLが絞殺された。遺品のフィルムから同僚が容疑者としてうかび、経理上の不正も発覚した。一カ月後、容疑者の自殺死体が発見され、事件は落着したかに見えたが……。
リンク先(honto書店)には、既に画像はない。それでも、1~3日での取り寄せは可能となっている。
ISBNが、古いまま(978が付いていない分)だった。購入したのは51刷りで13桁になっていたので、そちらを採用した。
スキャンしておこうと裁断まではしていた。皮肉なことに、(恐らく)その後で電書が発行されている。
その電書の価格だが、Kindle・hontoとも840円だ。紙本よりも高い一例。
という、本文とは関係ないことばかり並べているが、「紹介文」以上のことを思い出せないのである。
先輩二人の死に疑いを抱いた宮城留理子は、執念でフィルム・トリックを暴く! サスペンスと旅情の力作。ともあった。
遠野の町のことなどかなり詳しく書かれており、五百羅漢など、行ってみたいなと思ったのは確かなのだが。
浅見光彦が出てきたのだったか……?
パラパラとめくってみると(こういう所が紙本はいいなぁ)、どうやら遠野の刑事が、事件を解決すべく東京さ出かけていって、という展開になっていたようだ。
最後の、主人公がトリックをしかけて犯人を陥れる場面がある。
それに協力するのが、遠野の刑事だった。
遠野殺人事件
1987年4月20日初版第1刷発行
2006年4月10日51刷発行
2014.01.05
軍師官兵衛は「超ひらパー兄さん」
今年の大河は、「軍師官兵衛」。何だか地味だなと思ったのだが、主人公の黒田官兵衛を演じるのは、V6の岡田准一だ。
彼は当地の出身で、何と広報の1月号には3面に渡って彼へのインタビューが掲載されている。
V6では、以前毛利元就の青年時代を森田剛が演じていたっけ。顔に色を塗ったりしていたのではなかったかな?
それはともかく、広報誌での岡田准一は、当地での少年時代を 熱く語っている。
また、上映中の「永遠の0」の主役など、活躍しているのだな。
『岡田が演じるのなら観ようと言って貰えるように』とも語っている。
観ないけど、視聴率が良くなりますように、と願っておこう。
官兵衛ゆかりの各地でも、「あやかりたい」のか 熱心にPRしているようだ。
画像は、「姫路生まれの「黒田官兵衛」を応援しよう!」としたイメージキャラクター、「かんべえくん」。
2014.01.04
2014.01.03
すき焼き
1月2日の夕食は、以前は初詣後の外食だったが、このところ すき焼きにすることが多い。
先日、つつじさんのところで、すき焼きに使うネギについて言及しておられた。
すき焼きは、地方によって作り方が違う料理の一つのようだ。
父母は郡上出身なので、名古屋圏の食文化であろうか。結婚して京都に住んだので、京風も混じってきた。
雑煮は、日によってすましと白味噌を使い、これは我が家に踏襲されている。
元旦は、白味噌。
二日の朝は、前夜の鯛で取ったおだしのすましになる。
さて、すき焼きである。
いつもは薄味なのだが、何故かすき焼きの時だけは、濃い口醤油や砂糖をドバッと使った甘辛味になる。
ま、頻繁に登場するわけではなし、一種の息抜き(?)かな?
関東では「割り下」というものを使うとは、長く知らなかった。
最近は、大阪でも割り下を使ったお店があるという。味に個性を出せるからかもしれない。
あ、そうだ。坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」は、海外では 何故か「スキヤキ」というのだった。
画像は、Google検索による。
それから、昨日の記事に、少し追記しました。
2014.01.02
福袋
某文具店から、福袋ならぬ服箱が届いた。
↑は、箱。
ワクワクしながら開封したのだが、残念ながら「これはいい」と思えるものはなかった。
唯一あってもいいと思ったのはモレスキンのノートだが、今はソフトカバーを使っているので やはりボツ。
ちなみに中身は
ラウンドパース
六穴システム手帳のカバー
かなりごつい革のカード入れ
胴が着せ替えできるボールペン
かなりドッシリとした小型ルーペ
付箋二種類
模様がおしゃれなクリップ
カラーゼムクリップ
スターウオーズが表紙のモレスキンのノート
やっぱり、福袋など買うものでないなぁ。
とは言っても、この中身が悪かったという意味ではない。クオリティ的には、かなり高いと思う。ただ、(多分それぞれの)当たり外れがあったのではということ。
来年(じゃない今年)もう一回チャレンジするかどうかは、ビミョー。
3日に追記:何故福袋が届いたかを書いていなかった
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福袋(13.12.26)
2014.01.01
所澤秀樹【鉄道旅行 週末だけでこんなに行ける!】
所澤 秀樹 著
税込価格: 861円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-03756-7
発行年月 : 2013/07/11
利用対象 : 一般
どんなに忙しい人でも、鉄道を駆使すれば休みを取らずに盛りだくさんの旅行が楽しめる! 時間がない人向けの鉄道旅行のコツをたっぷり掲載するほか、週末だけで北海道や九州・四国を旅する大技も紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
色々なところへ行きたいという願いをこめて、まずはこの本を。
本書の場合、週日には仕事で休みにくい方たち対象だが、ある程度自由がきく身としては、週末でなくとも「限られた時間で行ける方法」という捉え方も出来る。例えば、出張のついでとか。
まずは二月に徳島へ。
徳島へは、バスで行くのが一番合理的だが。
往路はバスにしても、目的が終わってからは西の方へ行ってみようか。
また、時期ははっきりしないが、仙台へも行く予定。
この場合は、もう少し東北を乗ってみよう。
群馬へも、行くかも。
これは、信州経由で戻るとするか。
というわけで、今年は本書を参考に、どれだけ汽車旅が出来るか がんばってみよう!
と、一応新しい年の抱負などを!
Kindle価格:767円
honto価格:767円
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