アサダワタル【住み開き 家から始めるコミュニティ】
アサダ ワタル 著
税込価格:1,575円
出版 : 筑摩書房
ISBN :978-4-480-87849-6
発行年月 : 2012/03/29
利用対象 : 一般
若者たちの持続可能な自宅サロン、職住のボーダーを揺り動かす自宅カフェ、シニア世代のアートタウン…。31のユニークな実践を元に、個人宅をちょっと開くことで他人と繫がる「住み開き」のコツを伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】
はて、何で知ったのだろう?>この本
多分Twitterのリンク先からなのだろうが、面白いなと思ったのだろう。
そして、結構な数(かどうかはまだ疑問?)の「住み開きの家」がある。
本書では、東京編・大阪編・各地編として、31の事例を紹介し、コラムや対談を配して繋いでいく。
大阪のど真ん中、谷町4丁目にあるビルの屋上。そこに庭園を設けて庭園畑にしていうというのは、新聞記事になっていたのではなかったか?
その「谷町空庭」では、庭園と6階のカフェが、週に二回は誰でも這入れるスペースになっている。誰もいない留守のときに、誰かが来てハーブティーを飲んでいったこともあったとか。
気になるセキュリティだが、本書掲載のどこも、これまで深刻なトラブルに見舞われたことはないという。
しかしこのご時世、これが一番気にかかる。
同じ大阪では、空堀商店街でも二件の「住み開き」の場所がある。
大阪市という所は、商店街がかなりある。
日本一長い「天六商店街」と、日本一短いを売りにしている「肥後橋商店街」など。
しかし「肥後橋商店街」は、このところ閉店している店が目立つようになった。
「住み開き」にせよ「商店街」にせよ、地域と来訪者があったこそ成り立つものだろう。
大好きな田中恒子さんと著者との対談も、面白かった。
田中家は、元祖「住み開き」だと思う。
無印良品でも、団地の活性化のような形で色々な住宅を提案している。昔の「長屋」とはまた違った、新しい形の地域コミュニケーションとして、こうした「住み開き」がもっと拡がればいいなと思う。
とは言っても、自分にとってはハードルが高く、「いいなぁ!」と外から眺めるしか出来ないが。
住み開き 家から始めるコミュニティ
2012年1月10日第1刷発行
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