内田康夫【伊香保殺人事件】
内田 康夫 著
税込価格:580円
出版 :講談社
ISBN : 4-06-273763-9
発行年月 : 2003.6
利用対象 : 一般
浅見家のお手伝い・吉田須美子が警察に連行された。群馬県の吾妻町で起きた、焼死事件の殺人容疑者として。被害者・大戸は、政界に触手を伸ばす金融会社の専務で、妻とともに失踪中だった。そして妻も、伊香保町ロープウェイの崖下で転落死!伊香保で晩年を過ごした竹久夢二の不可解な過去。
以前一度読んでいるのだが、なかなか思い出せない。須美子が災難に遭ったというのと竹久夢二の話だったというのが、結びついていなかった。
今回は早々に「黄門様の印籠」が示されて、須美子は無事容疑が晴れ、浅見は警察に「協力」することになる。
しかしそこからが本当の事件の始まりで、夢二の遺児ではないかと思われる二人の女性の転変が絡む。
「ひなた道」「ひかげ道」というのは、実際に言われているのだろうか?
最期まで「本当のひかげ道」を選ばざるをえなかった「被害者」
舞踊の世界だからというのではなかろうが、ドロドロした人間関係が好きになれなかった。
しかし、竹久夢二伊香保記念館というのは、行ってみたい気もする。
高崎から、そう遠くはないようだ。
何時になるか解らないが、高崎にご縁が出来そうなので、その時行ってみるか、と書いておこう。
伊香保殺人事件
2003年6月15日第1刷発行
2008年2月27日第3刷発行
Kindle価格・honto価格:525円(光文社文庫版)
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