万城目学【偉大なる、しゅららぼん】
万城目 学 著
税込価格:798円
出版 :集英社
ISBN : 978-4-08-745142-9
発行年月 :2013/12/11
利用対象 : 一般
琵琶湖畔の街・石走に代々住み続ける日出家と棗家。両家には受け継がれてきた特別な「力」があった。高校に入学した日出涼介、淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、戦いの幕が上がる…! 【「TRC MARC」の商品解説】より
【プリンセス・トヨトミ】や【鹿男あをによし】と進んできて、本書。
実はこれ読んでみようかと言ったとき、知人が「あまりにもばかばかしいから、止した方がいい」と言った。
確かに、これ以上ないほどの荒唐無稽さ。それがいっそ、馬鹿馬鹿しくもあり面白い。
どう収束させるのかと思ったら……。こういうやり方があったか。
ただ、途中で伏線になっているのが、校長の、娘(二人の同級生であり淡十郎が一目惚れした)や家族にあまりにも無防備であること。
映画も上映されているようだ。というか、そのニュースで本書を思い出したというか。
源爺役の笹野高史は、はまり役だな。あの、何もかも知っていて惚けているといった役どころにピッタリだ。
終焉近く、淡十郎の源爺への対し方に、彼の優しさを感じる。
さて次は、時間をおいて【鴨川ホルモー 】かな?
荒唐無稽ではないが、夢を抱かせた最近の話題について。
超注目を浴びた段階で、不正をしているのならあんなに無邪気に喜べないのではと思った。だから不適切ではないのだと信じたかったのだが……。
ご本人にその認識がなかった旨、昨日の報道で知った。
そうか、レポートなどでも当然のごとく行われているという行為が、こうした世界でも普通になりつつあるのだろうか?
そういえば、メールも平気で転送する人がいる。
偉大なる、しゅららぼん
Kindle版:798円
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 雑誌【鉄道ジャーナル 5月号】(2025.04.24)
- 堀正岳【モレスキン 人生を入れる61の使い方】(2025.04.23)
- 西村京太郎【愛と哀しみのみちのく特急】(2025.04.21)
- 早見和真【アルプス席の母】(2025.04.19)
- 西村京太郎【十津川警部 鳴子こけし殺人事件】(2025.04.28)
コメント