ひうらさとる【ストーリー311】
ストーリー311 漫画で描き残す東日本大震災 語り継ぎたい想いがある。残したいストーリーがある。
ひうら さとる 著
税込価格:880円
出版 :講談社
ISBN:978-4-06-337779-8
発行年月 : 2013/03/12
利用対象 : 一般
現地で生まれたストーリーを、漫画家自らが現地で取材し漫画に描き残すことで“語り部”的な役割を果たせないだろうか? そんな気持ちから生まれたプロジェクトが単行本になりました。
執筆者
ひうらさとる
上田倫子
うめ
おかざき真理
岡本慶子
さちみりほ
新條まゆ
末次由紀
ななじ眺
東村アキコ
樋口橘
「ストーリー311」というのは、漫画家ひうらさとるが立ち上げたプロジェクトの名前だ。
漫画に出来ることは何なのかと自身に問いかけ、そのひとつの答としたものだ。
3年前の3月11日以降、被災地で起きた様々なストーリーを、彼ら漫画家たちが現地取材して描いたもの。
漫画連載ホームページ「デジキス」に掲載された連載をまとめたものである。
この企画の元になったのは、現地へボランティアに行っていた友人の言葉だという。
被災者の当時の話やボランティアの体験などをもっとたくさんの人に知ってもらいたいし、残したいと。
賛同してくれた漫画家たちは、自ら現地に足を運び、筆を執る。
決してササッと決断したわけではなく、
なにかしたいと駆り立てられる気持ちはおこがましいことなんだろうかと言う。
と悩みながら 迷いながら 勇気を出してペンをとりたいと思います
取材先の福島の女性教師は、『出産は考えていない』と言う。今は目の前にいる子どもたちを、なにものからも守りたいとも。
自分に出来ることは、全通なった三陸鉄道に乗りに行くことではないかと思う。
たくさんの人に、読んで頂きたい本(コミック)である。
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