ゆるりまい【わたしのウチには、なんにもない。 3】
ゆるり まい 著
税込価格:1,080円
出版:KADOKAWA
ISBN:978-4-04-729490-5
発行年月:2014/04/25
利用対象:一般
モノを減らすことを生き甲斐にしている捨て変態だけど、欲しいモノもたくさんある…。著者が現在取り組んでいる、物欲とのつき合い方と、素敵なモノと長くつき合うためのお手入れ方法を、コミックで紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
本の中身というより、著者である ゆるりまい さんが好きだから、やはり買ってしまう。
雑誌なども、つい買うことがある。
さて第3巻目となる本書では、「モノとの上手なつき合いかた」を取り上げている。
類書も多くはこうした進み方(?)をしているようだが、まいさんの場合、ほぼ捨てるものがなくなっている。
それでも、クローゼットを点検して好きなものを取り出し、残ったものはやはり思い入れの少ないものだと気づくとか。
そのまいさんの「趣味」は、好きなものをジーッと眺めていること。
小物だけではなく、家族が留守で一人の時、お気に入りの雑貨をリビングに並べて、眺める。それも、色々な角度から眺める。
そのまいさんが、以前大嫌いだったものがある。前の家にあった、古い仙台ダンス。中には曾祖父母の古びた着物などが収まっている。
これを捨てることには、祖母が大反対した。
しかし負のオーラをまとったこのタンス。
震災後、専門家に預けて修理してもらい、見事に蘇ったのだった。
本当は、こうした値売りのあるものが好きだったのだと気づくまいさん。
やがてたどり着くのは、表紙絵にあるように、トランク一つに収まるもので、暮らすこと。
しかしこの中に、シューズやバッグのお手入れグッズが入っているのには驚いた。
「1週間後に老人ホームに移るとしたら何を持って行けるか」で必要なものを考えるというのを、聞いたことがある。
トラック一つというのは、それと同じだろう。
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わたしのウチには、なんにもない。 3
2014年5月9日初版発行
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