【ある機関助士 「常磐線 急行みちのく」】
1963年(昭和38年)制作のある機関助士 「常磐線 急行みちのく」(you tube 音声あり)を、ボンヤリと観る。
機関助士の語りという形を取っている。
機関士と彼は、上野・水戸間を、急行「みちのく」に乗務している。
映画は、上野を出た「みちのく」の様子から始まり、水戸で乗務交代する。
すすで汚れた身体を洗い、夕方 上りの「みちのく」に乗務するまで、休憩する。
その間、彼の汽車へのあこがれや、学校時代のこと、事故を想定した訓練などで繋いでいく。
実際の現場は知らないが、何となく懐かしい情景が続く。
それにしても、ほとんどの乗務員がタバコを吸っている。帰路の機関車では、機関士も乗務中にもかかわらずタバコを吸う。まだ、まったくタバコへの罪悪視がなかった頃の話だ。
当時の乗客の様子もよく撮されていて、今見てもなつかしい。
夕方、水戸から上野までの「みちのく」に乗務。3分の遅れを時速95キロ以内で取り戻すこととか、東京へ近づくにつれて増えていく信号などへの緊張感など、まだ初々しい機関助士の働きを綴った楽しい映画だった。
この1年後(1964年)、東海道新幹線が開通する。
今年は、開業50周年である。
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