今野敏【赤の調査ファイル】
赤の調査ファイル ST警視庁科学特捜班
今野 敏 著
税込価格:669円
出版:講談社
ISBN:978-4-06-275475-0
発行年月:2006.8
利用対象:一般
大学病院に搬送された男が急死した。医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、STが捜査を開始する。その大学病院で研修医をしていたSTリーダーの法医学担当・赤城左門は、捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙する—。【「BOOK」データベースの商品解説】より
これも「色シリーズ」の、第2弾。
そしておバカなことに、STたちの名前には全て色が付いていることに気づいたのも、本書を読み始めてからだった。
今野敏【緑の調査ファイル】は「緑」で、だから翠が主役だったのだ。
とすると、「青」は青山・「黒」は黒崎と判りやすい。「黄」が、山吹というわけか。誰から始まっているのだろう、シリーズ全部読むことになりそうだ。
もっとも、本書はこれまで読んだSTシリーズと違って、彼らの描写から始まっていない。犠牲者が病院へ行く過程と、そこでの「扱われ方」を冒頭で描いている。
そしてそれが、今回の主役 赤城左門の異常なまでの熱の入れ方と、ラストへ結びついていくのだろう。
だが、決して見過ごせない話だと思う。こわい。
もう一つ、本書はテレビドラマ化されているらしい。今日からはじまるようだ。もっとも「赤の調査ファイル」ではなく、「赤と白の調査ファイル」となっている。
え?白が百合根(百合の根)というわけだろうか?
また、百合根役が岡田将生だと知って、ビックリ。自分がイメージしていた百合根とは、全然違う。
赤城は、藤原竜也だって。男も驚くという、ものすごい美形の青山は、誰が演じるのだろう?
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