新藤兼人【愛妻記】
新藤 兼人 著
税込価格:648円
出版:文藝春秋
ISBN:978-4-16-741502-0
発行年月:2012/07/31
利用対象:一般
妻が余命1年と宣告された時、夫は妻との最後の映画製作を決意した。人生の真実、男女の性、夫婦の晩年…。不倫愛から始まった壮絶な半世紀を、異様な迫力と哀切に満ちた筆致で綴る万感の書。【「TRC MARC」の商品解説】
乙羽信子さんを始めて見たのは、(多分)「原爆の子」ではなかったか。
当時小学校では、月に一度ほど映画館へ行って映画を見るということがあった。自宅から直接映画館へ行くのだから、高学年の子に限られていたのだろうが。
暑い夏の日。小学生が、憲兵に殴られている(のだったかな?)。そこへ、乙羽さんの横顔が映る。白いピケの帽子をかぶった、先生役だ。
と書いてはいるが、記憶は定かではない。
当時は大映のスター女優で、本作に限り出演が許可されたとは、本書で知った。
その後も音羽さんは新藤監督の生き方に感銘して、ついに大女優の座を降りて、独立プロに参加する。
あの「ラッパ永田」への直訴が実ったのだ。
新藤監督の映画といえば、乙羽さんが必ずといっていいほど主演していた。
お二人の関係を知ったのは、ずっと後年である。
本書は【午後の遺言状】が上映されたあとに書かれたものの文庫化で、新藤監督の亡くなられた年に発刊されている。
撮影の様子など事細かに書かれていて、映画を観ていないものにもその映像が伝わってくるようだ。
愛妻記
2012年8月10日第1刷
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