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2014.08.30

漢字を調べてみる

関西医大から淀川を望む


朝日新聞で連載中の【[こころ】(夏目漱石)だが、これが色々と面白い。
テキストDaisyとしてサピエにアップしているが、【こころ】を聞くだけなら、岩波文庫をはじめ録音図書は多い。しかし、100年前の新聞掲載小説ということで、あらためて聞いて下さっている方たちがいらっしゃるということだ。

で、製作者から、元データに「やすし歌《がいか》」というのがあると言ってきた。
「やすし歌」で検索したら、何故か「横山やすし」がヒットしてきた(苦笑)。

昔はそんな言い方があったのかなと思いつつ、このままでは埒があかない。
思いついて、「青空文庫」から辿ってみた。

該当箇所は、

[#「りっしんべん+豈」、第3水準1-84-59]歌《がいか》
とあった。
ああ、それなら納得。
勿論、紙の新聞には元の字で書かれてあった。が、テキストになるときの制限みたいなものも知りたかったのだ。


この字に限らず、旧字体はスクリーンリーダーに載らないので、新字体にあらためることがある。
原本通りにこだわってどうしても旧字を探して来る製作者もいるのだが、なるべく読めるようにとの作り方も必要だ。
この辺のところは、一種のせめぎ合いと言えようか。


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