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2014.08.18

柴田元幸【アメリカ文学のレッスン】

アメリカ文学のレッスン

アメリカ文学のレッスン柴田 元幸 著
税込価格:756円
出版:講談社
ISBN:4-06-149501-1
発行年月:2000.5
利用対象:一般

名前・食べる・幽霊の正体・破滅・建てる・組織・愛の伝達・勤労・親子・ラジオという10個のキーワードを元に、関連する書を片っ端から列挙していく。
引用部分は、著者の訳である。

それぞれのテーマで何冊かの紹介がある。
だが、読んだことのない本が多い。それらをこれから読んでみようという体力は、もはやない。
また、昔々読んだものも、その殆どを忘れてしまっているというていたらく。

それでも、こうした謂わば「拾い読み」をさせて頂ける本というのはありがたい。

各テーマに分けられた本の紹介をしてもいいのだが、少々ビックリした二冊をば。

「破滅」では、ドライサーの【アメリカの悲劇】とライトの【アメリカの息子】が取り上げられていた。
どちらも、まさに破滅の物語だったが。
【アメリカの悲劇】は、確か【陽は又昇る】というタイトルで、映画化されていたのではなかったか。リズ(エリザベス・テイラー)はお金持ちのお嬢さんで、悲劇の元となる訳だったと思う。映画は見ていないが。

「幽霊の正体」では、懐かしいポー登場。
ポーは、どの本も怖かった。

最後の「ラジオ」も、今から思えばささやかな贅沢品としてのラジオを取り上げている話の紹介。


アメリカ文学のレッスン
2000年5月20日第1刷発行
2013年6月13日第8刷発行


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