【筆箱採集帳】
筆箱採集帳増補・新装版
キングジャム(きだてたく・他故壁氏・高畑正幸)著
税込価格:1,620円
出版:廣済堂出版
ISBN:978-4-331-51877-9
発行年月:2008.9
利用対象:一般
「銀座・伊東屋」社長、セレクトショップのオーナー、イラストレーター、建築家、ライター、アイドル…。職業・年齢・性別・こだわりが反映された、65人の筆箱を公開。【「TRC MARC」の商品解説】より
やはり、文具関係のものは楽しい。
著名人だけでなく、中学生や小学生の筆箱もある。
筆箱そのもののパターンは大体決まっていて、多くがファスナーで開け閉めする物入れタイプ。
または、一本ずつ筆記具をさしてからクルッとまるめる、巻物タイプ。
中で面白かったのは、内科の先生の「筆箱」。白衣のポケットなのだ。同居している扇子も、いい感じ。
惜しむらくは、ケースの中身の説明文字が、非常に小さいこと。こういうのはわざわざレンズを持ってきて確認するほどではないので、結局中身はよく判らずじまいだった。
子どもも頃の筆箱はセルロイド製で、蓋がよく割れたっけ。蚊取り線香か何かで穴を開けて、糸でかがって(?)使い続けた。いや、この両側からパカンと開く筆箱が、また値打ちだったのかもしれない。
ビニール製の二段になったのやらは、持ったことがない。子どもたちの時代のものだろう。
あとは仕事上なにもかも入るような筆箱を使っていたのかな?あまり思い出せない。
自由になってからは、お気に入りの革製の小ぶりのものを取っ替え引っ替え使ってきた。
今はどちらかというと、バッグの中ポケットに必要なものだけ刺してでかける。家では、筆箱ではなく、筆立てと言えばいいのだろうか。仕切りがあって立てて収納できるものや大ぶりの缶。ファスナーを閉めれば持ち歩き出来るものなどを使っている。
またこれらの数が半端ない。
やっぱり整理する対象ではあるが、本書に登場する方たちだって、「どうしても要るの?」というものもあって、好きなものと決別するのはむずかしいのだろうな。
筆箱採集帳
2009年1月30日第1刷発行
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