アガサ・クリスティ【検察側の証人】
アガサ・クリスティ 著
税込価格:605円
出版:早川書房
ISBN:4-15-130067-8
発行年月:2004.5
利用対象:一般
法廷戯曲で、著者は色々な条件での上演も考えて、「楽しんで(著者の言葉)」書いている。
しかし、非常に怖い話である。
老婦人が殺害された。
容疑者は、その婦人に可愛がられていた若者で、婦人は彼に遺産を残すという遺言を書いたばかりだった。
彼は殺していないと言う。
その立場を証言してくれるのは、彼の妻ローマインのみ。
彼女は「検察側の証人」として出廷し、思いもかけないことを証言する。
しかし実は……。
というところが焦点と見せて、実際は…。というどんでん返しが待っている。
ローマインはドイツ人で、祖国から脱出するのを手伝ってくれたのが、容疑者として法廷に立っているレマード・ボイルなのだ。
最初の夫との結婚は破棄されておらず、重婚である。
しかし、ローマインの心情や哀れ!
検察側の証人
Kindle価格:476円
honto価格:514円
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 奥田英朗【家日和】(2024.10.04)
- 佐々木譲「道警シリーズ」(2024.10.03)
- 9月の読書メーターまとめ(2024.10.01)
- 森博嗣【有限と微小のパン】(2024.09.30)
コメント