【プリンセスメゾン】
妙齢女子ひとり。自分だけの、安らぎの、大好きな……物件? モデルルーム見学の常連と化す主人公・沼越(ヌマゴエ)さんは、 “たったひとつ”の物件に出会うため、オリンピックを控えた東京を舞台に歩き回る…!?
登場人物
沼越さん:マンション購入を夢見てモデルルーム巡りをしている。居酒屋で働いている。
伊達さん:持井不動産社員。分譲マンションに一人暮らし。
理子さん:持井不動産の受付。独り暮らし。仕事帰りに飲みに行くのが好き。
沼腰さんは、いつかマンションを買いたいと、一生懸命貯金をしている。そのために、モデルルームを見学して、自分に合ったマンションを探している。建材などもよく研究しており、常に質問する。
伊達氏は、かなり優雅な独り住まい。お客としてくる沼越さんの研究熱心さを評価している。
独り暮らしの理子さんは、沼越さんの勤める居酒屋で彼女とばったり出会い、その内に家に招待される。
といった人たちが、東京オリンピック前の東京で、色々な物件に出会っていく。
一緒に見学に来た人たちの中には、現金で即マンションを買う人もいる。
沼越さんと理子さん・伊達さんが、あるマンションへ入っていく家族連れを見ている。
子どもがマンションの鍵を開けようとする光景や、彼らの会話。
そこへ、一人の老婦人が登場。
彼女も、独り暮らしらしい。自室へ入った彼女の部屋には、著作らしい本が並んでいる。そしてバルコニーでお茶をする彼女。ちょっと謎めいていて、これからどう展開していくのか、楽しみだ。
三人の表情も、それぞれの個性に合った描き方で、好感が持てる。
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