吉永南央【萩を揺らす雨】
吉永 南央 著
税込価格:637円
出版:文藝春秋
ISBN:978-4-16-781301-7
発行年月:2011.4
利用対象:一般
観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。人々を温かく見守り続ける彼女は、無料のコーヒーを目当てに訪れる常連たちとの会話がきっかけで、街で起きた小さな事件の存在に気づく。
全く初めての作家。
ひょんな事から、テレビドラマの原作だと聞き、さっそく購入。まだ全部は読んでいないが、短編連作だ。
【紅雲町のお草】
【クワバラ、クワバラ】
【0と1の間】
【悪い男】
【萩を揺らす雨】
この草のイメージとしては、表紙のような感じではない。
なんというか、もっとシャキシャキした感じかなと思っていたら、ドラマで草を演じるのは、富司 純子さん。
動画を少し見たが、まさにピッタリだ。
この店も思っていた以上に大きく、ゆったりとしている。
いつぞやの【虹の美咲の喫茶店】とも通じるものがあるが、田舎とは言えもう少し賑やかな環境にある。
最初の【紅雲町のお草】は、草の紹介を兼ねている。
取り返しのつかない過去を持ち、それが草を行動に駆り立てているのかもしれない。
しかし、日常の小さな事件と呼ぶには、あまりにも過酷な話だった。怖い!
この母親の心境がわからない。
表題は一番最後で、これは未読。
29日に放映されるようなので、これはぜひ観てみたい。
出来れば、それまでに読んでしまおう。
萩を揺らす雨
Kindle価格:475円
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