エレナ・ポーター【少女ポリアンナ】
エレナ・ポーター 著木村由利子 訳
税込価格:596円
出版:角川書店
ISBN:978-4-04-100754-9
発行年月:2008.9
利用対象:一般
両親を亡くした11歳のポリアンナは、気むずかしい叔母、ミス・ポリーのもとに引き取られた。ポリアンナはどんなに辛いことがあっても、その中に「嬉しい」ことを見つけるとたちまち元気になれる。
初めて読んだのは、多分中学の頃。やはり叔父が町で買ってきてくれたのだと思う。
しかし、【赤毛のアン】や【あしながおじさん】などと違い、すごく好きになったという記憶が無い。
テレビでも見ているはずなのに、こちらはまったく記憶にない。
出版当時、本書はベストセラーになり、ポリアンナという名前は、普通名詞として定着したという。
しかし、多分、あまりにもその「元気さ」に、ついていけなかったのだと思う。
事実、解説氏によると、この「ポリアンナ」という言葉に「極端な、愚かな楽天主義者」といった否定的な意味合いも加わったらしい。
しかし今読むと、ポリアンナのいじらしさを感じる。
賑やかすぎるのは時に鬱陶しいが、何事も「うれしさ」を見つけることは、必要なのではと思うようになったということか。
こういう生き方を目指すのもいいかも。
しかし、怒らねばならない時には、ちゃんと声を上げるべきだとは思う。
少女ポリアンナ
Kindle価格:525円
honto価格:583円
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