漱石
朝日新聞連載の夏目漱石【それから】が、9月7日付の第110回で終わるようだ。
物語はいよいよ核心に入り、代助(と三千代)はまっしぐらに奈落の底へと落ちていく。
いや、「それから」が大事なのだろう。
この【それから】は、漱石の中でも好きなものの一つだ。【三四郎】と、どちらが好きかな?
もう一つ、【行人】も好きだ。
時折、こうした「昔読んだ本」を無性に読みたくなる。今はKindleでもほぼ無料で手に入るし読もうと思えば即実行できるのだが、購入するのはミステリーが多い。
このところ割合、初めての作家のものを読む機会がある。
羽田圭介は、ひょんなことから。芥川賞受賞作ではなく、【盗まれた顔】から入って、今は【「ワタクシハ」】を読んでいるところ。全然傾向の違うものを書いていらっしゃるんだ。
【スクラップ・アンド・ビルド 】にも、興味が沸いてきた。
また秦建日子 のものも、面白い。この人、一瞬女性かと思ったのだが、男性だった。【アンフェアな月】が初めてだが、シリーズ物のようで今度は【推理小説】を買った。
【アンフェアな月】は面白くて、一晩で読んでしまった。いけない、いけない!
鮎川哲也も、以前はあまり読んでなかった。これまた、シリーズ物に取りかかり中。
読書三昧というには、あまりにも時間がない。そう、残された時間も。
あれ?タイトルが「漱石」なのに、どんどん違う話になっちゃった!
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