村山早紀【花咲家の人々】
村山 早紀 著
税込価格:679円
出版:徳間書店
ISBN:978-4-19-893638-9
発行年月:2012/12/05
利用対象:一般
老舗の花屋「千草苑」。経営者一族の花咲家は、先祖代々植物と会話ができる力を持っている。美人の長姉・茉莉亜、現実主義な次姉・りら子、読書好きで夢見がちな末弟・桂。3人はそれぞれに悩みつつも成長していく。【「TRC MARC」の商品解説】
どういうのだろう?
読んでいて、何となくイラッとしてくる感じ。
花屋とカフェという、理想的な設定。実は大好きだったりする。
植物と話が出来るという力を持っている家族。
紹介文の家族以外にも、祖父木太郎や草太郎といった、いかにもな名前。
優しく理想的な家庭人であった、亡き祖母・母。茉莉亜は、その理想に近づこうとしている。
祖父の初恋の人、唄子。
茉莉亜を恋する、初心な青年。
やたら登場人物が見せる、悲しげな表情。
これらは、むしろマイナス要因ではないはずだ。それなのに、素直に楽しいと思えない。自分のこころが少々ゆがんでいるのかな?
以上は自分の感想であって、メルヘンチックな優しい気持ちになれる「いい本」だとは思う。
「あとがき」を読むと、舞台である風早の街は、この本が最初ではなく、元々著者の本に登場する町だとか。
【コンビニ たそがれ堂】シリーズというのがあるが、それで出てくるのかな?残念ながら、これらは電書ではないようだ。しかし、読んでみたいな。
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