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2015.12.02

沼田直樹【最小限主義】

最小限主義「大きい」から「小さい」へ モノを捨て、はじまる“ミニマリズム”の暮らし

最小限主義沼田 直樹 著
税込価格:1,365円
出版:PHP研究所
ISBN:978-4-569-70039-7
発行年月:2008.9
利用対象:一般

モノも、仕事も、人間関係も、最小限でいい−。最小限主義=ミニマリズムで「ぜんぶ」減らしていくと、日々は静かで美しく、より日本人的に変わっていった…。【「TRC MARC」の商品解説】より


【ぼくたちに、もうモノは必要ない。】の著者佐々木典士と一緒にMinimal & ismというサイトを運営しておられる。

本書は、そこに書かれていることとほぼ同じ。


だが、この本で印象に残ったのは、「好きなものを捨てる」ということ。
この手の本(というか断捨離を勧める人たち)は、『「好きなもの」「ときめくもの」に囲まれて暮らそう。』と言う。
しかし、自分のときめくものが、残された者たちの好きなものになるとは限らない。

「好きなもの」を手放すことが出来た時、はじめて本当の断捨離になるのかもしれない。


それはそれとして、ミニマムを謳った本書から受けるのは、冗長感。
空の話にしても、延々と続く。仰りたいことは解るし、うなずけることも多い。こういう時の幸福感は、自分もしばしば体験することである。

それだけに、「書くことのミニマム」があってもいいのではなかろうかと感じたのだ。


最小限主義
2015年11月30日初版第1刷発行


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