いま目の前にある本
朝日新聞朝刊連載の沢木耕太郎【春に死す】は、新しい展開を迎えている。
元ボクサー仲間の為にと広岡が用意した「白い家」へ、刑務所から出た藤原が住み始め、広岡も引っ越していく。
家具は次の利用者が使ってくれ、荷物は極少ない。
そして今日は、ベランダにやってくる猫のことが気になりながら、家を去る場面だった。
玄関の扉に鍵を掛け、それを郵便受けに投げ込んだとき、微(かす)かに胸が痛んだ。自分はいつもこうやって関わりのあるものたちを切り捨て、切り捨てしながら生きてきてしまったのだなと。
部屋の整理は、まだ終わらない。
いつも目の前のテーブルには、本が数冊置きっ放しだ。
今はそれにプラスして、整理している間に見つかった本まで積み上げてある。
当然、紙本である。Kindle内の未読本は、知らんぷりしていよう。
これらは、来年の早い段階で読了・再読して記録だけは書く!
茨木のり子【詩のこころを読む】
保坂正康【天皇のイングリッシュ】
鎌田実【死を受けとめる練習】
本城武則【英語は日本語で考えろ!】
山田洋次・井上真矢【小説 母と暮せば】
水町雅子【あなたのマイナンバーへの疑問に応えます】
鈴木孝夫【日本語教のすすめ】
冨手淳【線路はつながった】
宮部みゆき【レベル7】
加納朋子【ななつのこ】
辰巳渚【家はこんなに変えられる】
芦原すなお【わが身世にふる、じじわかし】
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