【超訳広岡浅子自伝】
広岡 浅子 著
税込価格:972円
出版:KADOKAWA
ISBN:978-4-04-601387-3
発行年月:2015/08/27
利用対象:一般
明治時代に活躍した女性実業家・広岡浅子が書き残した文章の中から、その人柄や生涯がわかるものを集めて、一冊にまとめました。【「BOOK」データベースの商品解説
自伝といっても、ご本人が書かれた本ではない。
解説で書かれているように、浅子が残した談話や著作等によって蘇らそうというものである。
「超訳」とあるように、かなりダイジェスト的なところもあって、その分物足りなくもあるが……。
当時のならいによって「女子に学問は要らない」という実家で育てられ、2歳で既に許嫁が決まっていた中で、自ら実業界に身を投じ、さらには教育にも携わっていく。
今なら当たり前のように女性も大学進学を果たしているが、こうした先人の努力によるものであることを忘れてはならない。
講演の度に、「自分は学問がない」と言っていた浅子。
「幾つになっても新しいことに挑戦できる」ことを、身をもって示している。
朝ドラ(見ていない)とはかなり違うようだが、浅子の思いはある程度伝わってきたと思う。
そして、確かに浅子自身の決断や勇気はすごいが、その時々の出会いがまた素晴らしい。しかしそれは又、その出会いを「時期を過たず受け入れる」ことが出来た浅子の素晴らしさでもある。
超訳広岡浅子自伝
2015年8月30日第1刷発行
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