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2016.07.18

内田康夫【棄霊島 下】

棄霊島 上角川文庫 浅見光彦シリーズ

棄霊島 下内田 康夫 著
税込価格:605円
出版:KADOKAWA
ISBN:978-4-04-102059-3
発行年月:2015/03/25
利用対象:一般

九州へと向かうフェリーで、光彦と出会った元刑事の後口が、静岡の御前崎の海岸で死体となって発見された。彼は三十年前に長崎・軍艦島で起きた連続変死事件を追っていた。【商品解説】より

上巻冒頭で桧山が「拉致問題幕引き論」を官邸で首相にぶち上げていたときは、単にこの人物の描き方かと思っていた。
それが下巻では、メインテーマになっている。

「軍艦島」というのは、最近では観光地になっているのだったか?
本書が書かれた頃(10年程前)は、島全体が廃墟になっていた。


その島で起きたことが、当時の大きな事件との関連も伺わせてドキッとしてしまう。
それが上巻に出てきた「松代大本営跡」ともリンクしていて、改めて色々考えさせられる。


しかしラストは、一生懸命事件を追っていた後口が浮かばれないのではと思ってしまった。


棄霊島 下
Kindle価格:627円


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