三浦しをん【天上の飲み物】
後藤次郎は、酒屋の二階に下宿する大学生(実は世を忍ぶ仮の姿)。近所に住む恋人の宮村有美と、休日に甲州ワインを飲みながら過ごすのを楽しみとしている。
何百年も生きてきた次郎は、今回もまた有美の若いうちに分かれなければならないのか?
出来ることなら人間と同じ時間を生きて死にたかったと思う。しかし人間になりきることが出来ない次郎は、一度は有美を自分と同じ世界に引きずり込もうとしたのだが、結局は出来なかった。
そう、次郎は吸血鬼なのだった。
年上の恋人である有美の親父趣味が楽しい。
短編でもなく、長編とも言えない。電書なので長さがよく判らない。あっという間に読めるから、まぁ中編に入るかな?
紙本は、何故かない。
「天上の飲み物」というのは赤ワインという括りでいいのだろうか?
天上の飲み物
Kindle 価格: ¥ 99
Kindle Unlimited: 読み放題対象
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