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2016.10.26

山下貴光【見えないワタシ】

見えないワタシ

1山下 貴光 著
税込価格:1,365円
出版:PHP研究所
ISBN:978-4-569-70039-7
発行年月:2008.9
利用対象:一般

推理作家で丸亀市文化観光大使の山下貴光さんが、丸亀市の実在する観光スポットを舞台に執筆したミステリー小説

『ワタシを探してください』というメールを受け取った女子高生の「わたし」が、そのメールに書かれていた場所を訪れる物語。それが、丸亀市の名所めぐりにもなっているという趣向だ。

平成26年12月31日まで、市内の観光案内所で配布されていたという。今はもう手に入らないが、電子書籍版が公開されているので、リンク先はそこにしている。


紹介されている名所は、中津万障園の「石投地蔵」、MIMOKAの「ゲートプラザ」、丸亀城の「見返り坂、石垣の美」、丸亀城の天守など。
行った先々で、「わたし」春菜は自分に縁のある人々と出会う。


メールが来る前、春菜の前から親友の沙代が消えた。黙って転校していったのだ。
しかし、行く先々で出会う人たちは、沙代と連絡が取れている。知らないのは、自分だけのようだ。
メールは、沙代からなのか?

ということに気づいていく春菜は、かなり鈍い。自分に対してなされていたことにも気づかないくらいだ。


その春菜が、出会った人たちから最後に貰ったメッセージとは?というのを懸賞問題にしたこの小説の「完成記念キャンペーン」もあって、応募要項まである。
A賞は「骨付き鶏」だが、残念ながら応募期間はとっくに終わっている。

しかし、名所紹介というストーリーにしては、ちょっと重い内容だった。


見えないワタシ


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