東野圭吾【ナミヤ雑貨店の奇蹟】
東野 圭吾 著
税込価格:734円
出版 : KADOKAWA
ISBN : 978-4-04-101451-6
発行年月 :2014/11/22
利用対象 : 一般
【中央公論文芸賞(第7回)】悪事を働いた少年3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から、時空を超えて過去からの悩み相談の手紙が落ちてきて…。【「TRC MARC」の商品解説】
先日の東京行きでKindleを忘れて、京都駅で文庫本を買った。それが、本書である。
東野圭吾は電書を出さないので、ちょうどいいと思ったのだ。
随分久しぶりの、東野圭吾。
本書は短編集ではあるが、ずっと繋がっている。
というか、ずっと三人の少年を描いているのだが、それぞれの章で登場人物が違う。
最初は、過去の女性からの相談事だった。
それに適当な返事を書いているうちに、相談者から感謝されて一応一件落着する。
と思う間に、次の相談事が持ち込まれる。
今度は、三人組側からではなく、相談者の側の事情を描いていく
応えを貰った青年は、自分の道を進んでいく。
しかし、最後はあまりにも無残ではないか。
一方、相談に乗っている三人にも、変化が起きてくる。
「ナミヤ雑貨店の奇跡」とは、実は三人への奇跡ではなかったのだろうか。
どうも、映画になるらしい。
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