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2017.05.17

芦原すなお【わが身世にふる、じじわかし】

わが身世にふる、じじわかし(創元推理文庫 ミミズクとオリーブ)

わが身世にふる、じじわかし芦原 すなお 著
税込価格:596円
出版:東京創元社
ISBN:978-4-488-43005-4
発行年月:2007.1
利用対象:一般

ニューヨークから河田警部が帰ってきた。帰国早々、不思議な事件に遭遇した悪友は、見事な推理をみせるぼくの妻の知恵を借りようと、やってきたのだった。【「BOOK」データベースの商品解説】より

【ミミズクとオリーブ】シリーズ第3弾。その【ミミズクとオリーブ】をチラッと読み返したのだが、オリーブの木についての説明などあったのに、まったく覚えていなかった。

「ミミズクとオリーブ」シリーズの第3弾。
今回も、ぼくと同郷の河田が持ち込んでくる事件を、奥さんが解決するというもの。


本書も、(ワトソン役のぼくの)細君の料理の数々が楽しい。
【ミミズクとオリーブ】の時と比べ、この細君が嫌う嫌な事件が多い。

【ト・アペイロン】では、ぼくの大好きなチラシ寿司を始め、デビラという讃岐名物。エビデンは、浜田の赤てんのようなものかな。
「ぼく」が作る「田舎カレー」も、素朴で美味しそう!


さて肝心の事件は、殺人から始まる。
凄惨な場面が苦手な妻は、河田の話を聞いて座したまま解決の糸口を見つけ、「ぼく」が現場へ赴いてそれを確認してくる。

表題作
【わが身世にふる、じじわかし】は、「じじ」が「若い」のではなく、「かどわかし」をもじったタイトル。


【NY・アップル】
【わが身世にふる、じじわかし】
【いないいないばあ】
【薄命の王子】
【さみだれ】


わが身世にふる、じじわかし
honto価格:486円
Kindle価格:486円


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