大崎梢【平台がおまちかね】
大崎 梢 著
税込価格:605円
出版:東京創元社
ISBN:978-4-488-48704-1
発行年月:2011.9
利用対象:一般
作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。こころがほっとあたたまるミステリ短編集第一弾。【「BOOK」データベースの商品解説】より
なかなか面白かった。新入(営業員奮闘記、といったところ。たくさん読んだら飽きるだろうが、このくらいならちょうどいい。
著者の名前をどこかで見たと思ったが、【エール お仕事小説】に何かが入っていたのだった。
ここでのキーポイントが「前任者」という言葉。普通「前任者」と言えば自分のすぐ前の担当者を指すだろうが、相手によっては心に残った人のことになる。短期間で通過していった人は対象に入らない。
実際にある本の名前も出てきたりして、楽しむことが出来る。
井辻の趣味が気に入った本のジオラマ作りという設定も面白い。この趣味で出版社勤務というのは、なかなか大変だろう。だから編集ではなく営業にいるのだが。
平台がおまちかね Kindle一日セール:299円
honto価格:605円
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 11月の読書メーター(2023.12.01)
コメント