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2017.06.13

【ミミズクとオリーブ】料理篇

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芦原すなお【わが身世にふる、じじわかし】のことを書こうかと思って、このシリーズの最初の作品【ミミズクとオリーブ】を少し読んでみる。

表題作からして、中身をすっかり忘れていて、結局再読してしまった。
はじめから、河田警部が登場していたわけではなかったのだ。


芦原すなお【ミミズクとオリーブ】(09.06.28)

「ぼく」たち夫婦の住む借家。庭が広く、奥さんは「伸子張り」などもする。和裁で生計を助けている、古風な女性だ。
料理もうまく、それぞれの話に出てくるお総菜を食べたくなる。

三つ目の「」は、料理ではなく、同窓会で故郷へ帰っていたぼくの、妻から頼まれたおみやげ。
うどん
デビラ
エビテン
塩アンの餅

「梅見月」

上記8年前のレビューでも、これが一番良かったと書いているが、今回もホノボノとした気持ちになれた。

ここでは料理ではなく、お嬢さん(今の奥さん)の作ってくれた「草餅」と「浅葱と千切りの海苔、イリコだしのつゆのかかったウドン」が出てくる。
どちらも、事件解決に関係していた。


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