梶山三郎【トヨトミの野望】
梶山 三郎 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
“日本の救世主”は、ハズレ社員だった。創業家vs.左遷サラリーマン!血が勝つか、汗が勝つか―気鋭の経済記者が覆面作家となって挑むメディア禁制・28兆円のタブー!!
豊田章男が愛したテストドライバー(17.07.05)のすぐ後で読んだものだから、ショックの方が大きかった。
この小説のモデルについては、かなり詳細に判る。
中には一人ではなく、二人くらいを合わせた人物というのもある。
成瀬弘も登場し、『運転のことも分からない人に、クルマのことをああだこうだと言われたくない』といったセリフもある。
しかしどちらかというと、トヨトミジュニア(後の社長)を道楽的に、冷ややかに見ていた印象の方が強い。
「そして公聴会へ」以降は、一気に終盤へともっていく。
それにしても、ここまで対立させて置いて、最後の落としどころは見事である。
もう少し、印象を書いておきたいのだが……。
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