西村京太郎【寝台特急殺人事件】
寝台特急殺人事件長編推理小説 (光文社文庫 ミリオンセラー・シリーズ)
西村 京太郎 著
税込価格:778円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-74656-8
発行年月 : 2009.9
利用対象 : 一般
寝台特急“はやぶさ”を取材する週刊誌記者の青木は、1号車の個室寝台で、「薄茶のコートの女」を撮影するが、そのフィルムを何者かに抜き取られてしまう。そして、翌日、多摩川に、その女の死体が浮かんだ。【「BOOK」データベースの商品解説】より
【鉄道ミステリーの系譜】(未アップ)に出てきたので、タイトルに惹かれて読んでみた。
トリックは、人一人(何人も)を眠らせて細工をするというものもあって、少々無理があるかなと思う。
最後の殺人は、現職刑事の目の前(前ではないが)で行われており、これってどうなんだろう?
しかし終盤に近づくにつれ一気に面白くなり読み切ってしまう。
物語よりも、昭和53年頃はブルトレがブームだったというのが、何とも悲しかった。
「はやぶさ」と「富士」は別々のダイヤが組まれ、どちらも西鹿児島まで行く。
「はやぶさ」が東京駅16時45分発で、西鹿児島には翌日の14時42分着。「富士」が18時発西鹿児島着18時24分。
「さくら」も健在だ。
この「はやぶさ」と「富士」がほぼ1時間違いで発つというのが、本書では一つのキーワードになっている。
個室の中は同じだろうから、その説明も懐かしかった。自分が乗ったのは7号車だったか8号車だったか。
そのころは、「はやぶさ」と「富士」は連結されていて、門司で切り離されたのだった。
カテゴリーは当然「書籍・雑誌」のはずが、「旅行・地域」にもなってしまった。
ついでだから、「はやぶさ」関連の記事を貼り付けておく。
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