内田康夫【高千穂伝説殺人事件】
内田 康夫 著
税込価格: 648円
出版 : 角川書店
ISBN : 4-04-160708-6
発行年月 : 1987.11
利用対象 : 一般
浅見光彦が見合いをする、美貌のヴァイオリニスト・本沢千恵子。だが、彼女の父・誠一が突然、失踪する。父の留守番電話に残された謎の言葉に不審を抱いた千恵子は、ある人物が高千穂大橋から転落死した事実を知り、高千穂へ…。【「BOOK」データベースの商品解説】より
再読のはずだが、まったく思い出せない。
バイオリニストが出てきて、そういえばそうだったなと思ったが、彼女が後でどう関係してくるのか、これもさっぱり。
舞台が高千穂に移って、ようやくひょっとしたら神楽で(誰かが誰かに)出会った話だったかなとも思うが、これとて他の作品と勘違いの可能性もあり。
というまったく意気の上がらない読み方だったが、話はどんどん怖い方向へ行き、戦時中に隠匿されたアヘンの争奪戦(?)になるのだった。
戦後の労働争議と、そのリーダーの挫折と変節も絡んできて、狂気的な人物も登場する。
最後、絶望的だった人物の生還があってやや救われたが、現実的ではない話だった。それとも、本当にあり得たのかな?
画像は光文社文庫のもの
高千穂伝説殺人事件
Kindle価格:600円
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