矢部太郎【大家さんと僕】
矢部 太郎 著
税込価格: 1,080円
出版 :新潮社
ISBN :978-4-10-351211-0
発行年月 :2017/10/31
利用対象 : 一般
お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎と一風変わった大家さんとの“2人暮らし”を描いた、ほっこりあたたかなコミックエッセイ。『小説新潮』連載を加筆修正し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
朝日新聞に毎日掲載されている「折々の言葉」に、12月31日付で紹介されていたらしい。
年だからもう転べないのです 矢部さんはいいわね まだまだ何度でも転べて
矢部太郎の大家さん
これを読んで、即読みたくなったもの。
申し訳ないが、「カラテカ」というコンビは存じ上げない。
しかし「人物紹介」の「矢部太郎」に
同世代の女性より、大家さんの方が話が合う。とあった。
矢部さんに、お目にかかりたくなった。
勿論、ステキな大家さんにも。
終戦の年に17歳だったということは、敬愛する叔父より一つ下だ。
マッカーサー元帥を素敵だという大家さんは、矢部さんのジョークについていけない。
というか、矢部さんが大家さんについていけないのだ。
しかし、矢部さんは「大家さんの笑いのツボ」を探そうとするのだ。
庭の草むしりを頼まれた僕は、調子のいい後輩を連れて行く。場を考えずに発言する後輩に僕はハラハラするが、大家さんには意外と受ける。
その後輩が大家さんの入院先を見舞ったとき、自分が持って行ったお見舞いより彼のお見舞いに関心を示した。
それにちょっと嫉妬するのがかわいかったり。
「ほのぼの」という感想が多いが、かなり深刻な感もある。
続編、出ないかなぁ。
それにしても、「折々の言葉」の鷺田先生は、コミックもターゲットになさっているのだ。
大家さんと僕
Kindle版価格:1,000円
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