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2018.02.25

田中啓文【辛い飴】

辛い飴永見緋太郎の事件簿

辛い飴田中 啓文 著
税込価格: 994円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-47502-4
発行年月 : 2010.11
利用対象 : 一般

天才的テナーサックス奏者・永見緋太郎は、相変わらず音楽一筋の日々を過ごしている。しかし、ひとたび謎に遭遇すると…。【「BOOK」データベースの商品解説】より

永見緋太郎の事件簿シリーズの二作目ということで、第一作目は読んでいない。
全編ジャズの演奏とその様子を詳細に語っている。
ジャズはよく判らないのでついていけない部分も多いが、それでも雰囲気は楽しめる。

音楽とミステリの邂逅という、ジャズファンにとっては至高の幸せに浸れる一冊と言えるだろうか。

本書はジャズバンドを率いる唐島英治が進行役を務める。

第一話【苦い水】は、天才的なトロンボーン奏者安来の話。
なぜ酒におぼれて才能を枯渇させてしまっているのか。

最後に永見がその謎を解くというもの。
安来の周りの人たちの人情話とも言えるか。


第二話【酸っぱい酒】は、ブルースを歌う女性の話。
昔聞いた天才的な歌手を尋ねて、唐島のバンドにくっついて名古屋まで行く。
彼女はわけありで、当時の記憶を訪ねたいらしい。

「伝説」というのは、作られていくもののようだ。


第三話【甘い土】は、民族音楽がテーマ。
古代から受け継がれた音楽を演奏する祭りと、その純朴さに目を付けたさぎ師と。


表題作でもある第四話【辛い飴】は、よかった。

唐島が1度聞いただけで心酔してしまった、アメリカのキャンディのバンド。
彼らは40年も、同じメンバーでやっていたのだった。


第五話【塩っぱい球】

球団から頼まれて、「兄者」と呼ばれる選手のテーマソング「アメイジング・グレイス」を吹くことになった唐島。
「兄者」は名前を金本と言い、球団名は「坂上ライガース」って、もしや著者は虎ファン??

その内、「黄泉売スネオズ」「横浜バニラス」「中日ドラボンズ」などという球団名も飛び出してきて、これはこれは……。

話は難病の子へのエールがあったり、野球賭博まで登場。

野球は初めてだという永見が、観戦していただけで明かした推理的中。という趣向。

あとで調べたら、著者は大阪出身で神戸大学を出ておられた。
最後の著者紹介で、ちゃんと説明があった。


第六話の【渋い夢】は、地方の大金持ちが道楽で作ったライブハウスでの話。
そこでは何故か楽器が消える事件が起きており、唐島たちが行ったときには、高額なピアノが消えた。しかも、搬入するときには、大きすぎて壁を壊して入れたというものだ。

これは懲らしめという意図があったようだが、世の中何でも金で片がつくというものではないというお話。


第七話【淡泊な毒】は、唐島が初めてレコーディングした頃の話も出てくる。
どうしようもなく我が儘なプロジューサーの旧悪が、現代に戻ったときに暴露される。


本書が面白いのは、ワトソン役の唐島がホームズである永見の保護者的存在であること。
唐島はバンドリーダーであり、そこそこキャリアもある。
一方の永見は天才的なサックス吹きだが、どこかとぼけているというか、天然というか。


最後に特別編【さっちゃんのアルト】が来る。
唐島が施設で育ったとは、どこかに書いてあったか?シリーズ1で明かされていることかもしれないが。


各話の最後に、田中啓文の「大きなお世話」的 というのがつく。
古いレコードのジャケットの写真が掲載されていて、どうやら著者の秘蔵品のようである。


本書は「味」を各短篇のタイトルに持ってきているが、第一シリーズでは「色」を取り上げていたとか。
ちょっと経ってから、読んでみようかな。


著者の作品は【道頓堀の大ダコ】(14.08.04)しか読んでないが、どうも本書の方が本命のような気がする。


辛い飴
Kindle版価格:850円


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2018.02.24

キルギスで歌う「未来へ」

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キルギスで歌う「未来へ」 あの「Kiroro」はいま

この二人の「冬のうた」が好きで、よく歌っていたなぁ。

結婚して引退したのかと思っていたが、仕事をセーブしながらずっと続けていたんだ。
こういう形の、ゆとりある活動っていいなぁ。


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2018.02.23

ブーイングより励ましの拍手

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ブーイングより励ましの拍手 フィギュアに見た五輪精神

ああ、これ。
フィギュアの選手たちは、仲がいいという。
他者と競争しての勝利というよりは、自分が高得点を出せばいいという種目だからだろう。

↑の記事は応援風景だが、男子フィギュアでも、日本の応援団が羽生のあとの国旗を振っていると報じられていた。


北朝鮮のチアガールについては、池上彰さんが心配しておられたな。


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2018.02.22

こんなところにいます






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2018.02.21

そろばん人気、商人のDNA

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そろばん人気、商人のDNA 塾生徒が日本一多いのは…

これまた、へぇーーの話。
そろばん塾が、今も健在とは!


かくいう自分は、計算機が信用できない。
ソロバンを持ち出して、検算する。
1級をを取った時に買って貰った、ツゲ材のソロバンは現役だ。
そのあと、ソロバン塾は辞めてしまったが。


多分、自分の持ち物の中で、「最高齢」の道具だ。

割り算で「方落とし」「両落とし」などなつかしい。
「片落とし」とは、除数をソロバンに置かないこと。「両落とし」だと被除数も置かないから、いきなり答えを置いていくことになる。
もう、今は出来ない技だ。


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2018.02.20

(葦)無印良“駅”

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(葦)無印良“駅”

何気なく夕刊(紙版)を見ていたら、「無印良“駅”」という言葉が目に入った。
無印良品と何か関係あるのかなといぶかりながら読んでみる。

へーー、京阪枚方市駅が改装されるんだ。

そのデザインを、無印良品が請け負うとのこと。
無印良品は成田空港第3ターミナルの待合とフードコートのソファ・椅子・テーブルをデザインしているという実績があるらしい。

ググってみると「枚方つーしん」というサイトに画像があった。
↑がそうだが、2階のコンコース部分だろう。


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2018.02.19

平昌五輪・銀の小平、古武術が支え

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平昌五輪・銀の小平、古武術が支え びわこ成蹊大教授が伝授

17日に続いて、18日にも金メダルが出た。
スピードスケート日本女子初だし、オリンピック記録でもある。

滑っているときのすさまじいまでの顔と素顔の可愛い顔と。
ずっと密かに応援している小平奈緒さんが、この快挙を成し遂げた。

↑のニュースは少し前のものだが、「古武術が支え」というのが面白かった。


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2018.02.18

若い力

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「朝日杯将棋オープン戦」準決勝で羽生竜王と藤井5段が対戦すると知ったとき、羽生さんにも勝ってほしいし藤井君にも頑張ってほしい、せめて決勝でなら、等と思っていた。

結果は藤井君の勝ちで、午後には決勝戦でも勝利し、優勝してしまった。
羽生さんに勝って決勝で負けたらちょっと残念なので、これでよかった。


一方、スケートの羽生君は、このオリンピック日本勢初の金メダル。ちょうど荒川静香さんの時と似ているかな?
期待されると重圧に押しつぶされる日本人選手が多い中、彼の精神力には本当に頭が下がる。


藤井君にはまだまだこれから試練が待っているだろうし、羽生君も追われる立場だ。
二人とも自分をしっかり持っているから大丈夫だと思うが、周りが潰すようなことだけはしてもらいたくない。


今日(17日)は午後の電話待ちがさっさと済んだので、13時半からテレビの前にいた。15時前まで、ほぼぶっ通しで観ていた。
狩衣を模した衣装も、素敵だったな。

羽生がカナダで一緒に練習するハビエル・フェルナンデスの演技の時、日本の応援団が日の丸を下げてスペイン旗を掲げていたというのも、いい話だったと思う。
フェエルなんですの笑顔は、本当に素敵だ。


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2018.02.17

【僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう】

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう山中伸弥・羽生善治・是枝裕和・山極壽一・永田和宏 著
税込価格: 756円
出版 : 文藝春秋
ISBN : 978-4-16-661118-8
発行年月 : 2017/02/17
利用対象 : 一般

どんな偉大な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。山中伸弥、羽生善治らの講演と対談を収録する。京都産業大学の講演会を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

京都産業大学五十周年行事として、学生たちに先人が送る話。
4人の方それぞれ、お話しも永田先生との対談も面白かった。

永田先生は歌人であり、河野裕子さんの夫である。一方で大學の先生でいらっしゃるというのは、実は本書を読む少し前に知ったのだった。

永田先生は、現代の若者が「誰かに憧れる」といったことが少なくなったような気がすると仰る。偉い人たちは多くいるが、そのような存在は自分たちとは縁がないと思っているのではないか。
そうではなく、あんな偉い人でも、なんだ自分と同じじゃないかということを感じとってほしいというのが、この周年行事での「マイ・チャレンジ」という企画の意図であるというのだ。


本書が出版された頃は、まだ山中先生は昨今の苦境に陥ってはおられなかったし、羽生さんと藤井君の対戦はまだ先だと思われていた。


山中先生がアメリカと日本の違いについて語られたところは、特に印象的だった。
日本では、こんな風に有能な人を潰していくんだな。

山中先生は、20歳前後は何にも代えられない宝物みたいな時間だと仰る。何もしないのだけは、やめてほしい。どんなことでもいいから、「あのときはこんなことに夢中になっていたな」というのあったなら、それでうまく行こうが行くまいが、絶対自分自身の成長につながっていくと。
ご自身は、ラグビーに打ち込んでいらっしゃったようだ。

一方羽生さんは、中学生棋士として早くから注目されてきた。対戦を終えて早朝帰るとき、これから通学・出勤する人たちと反対を向いて帰るのが寂しかったとも。

また違う話では、迷子になりながら何とか目的地にたどり着く楽しみについても語っておられた。

そして、将棋は多分に日本的な歴史・文化を含んでいるので、言葉と密接な関係があるのではとも仰っていた。
許された範囲(テニスではコートから出てもいけないしネットに引っかかってしまってもいけない、コートに入りきる力)のロジック、形の美しさについてなど、愉しい話だった。


次の是枝氏と山際総長のお話も、それぞれ面白かった。
『だれも知らない』と『そして父になる』は、絶対見よう!


僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
Kindle版価格:750円


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2018.02.16

桑原武夫【一日一言】

一日一言

一日一言桑原 武夫 編
税込価格: 821円
出版 : 岩波書店
ISBN : 4-00-415083-3
発行年月 : 1956/12/10
利用対象 : 一般

古い本を整理していて、黄ばんでいるので処分することにした本。
しかしその前に、パラパラと読んでみる。


驚くべき殊に、本書はまだ売られているのだ。嬉しくなる。
高校に入ったとき、社会の時間に使っていた。授業の時に、その日の一言を読むことから始まった。
キリッとした、いい先生だった。

ちなみに本書で好きなところは、
4月13日の「石川啄木」

見よ、今日も、かの蒼空に
飛行機の高く飛べるを。
の詩が印象的だった。

10月16日には、阿修羅像の紹介がある。
高校時代には、結構阿修羅像にはまっていたなぁ。

今回処分しようとしたのは当時のものではなく、その後買い求めた一冊だ。


断捨離のための処分だが、やはりまた購入しよう!


一日一言
1956年12月10日第1刷発行
1984年6月20日第41刷発行

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2018.02.15

ブログにアップする写真のこと

PhotoPhoto_2

iPhoneで撮った写真は、しばしば向きが違うことがある。
それでも、例えば該当写真をクリックして「90度右回転」などとすると、まともな向きになる。

しかし、やれやれと思ってブログにアップすると、↑のような状態になる。

これは、上辺は変更があったようでも、ブログにアップする際に情報を元に戻すからだとか。

変更したようにアップできるためのソフトなど紹介されていたが、あまり使いたくない。


しかし、「回転した写真を違う名前で保存する」という方法もあることを知った。

Photo_32

その技(?)を使って見たのが、↑の写真だ。
さて、次回これを覚えていられるかな?


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2018.02.14

麺処「きよし」

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Photo_4昨日は会議で他出したのだが、外で昼食を摂るのに不安がある。
あたたかい「お饂飩」ならいいかなと、肥後橋近辺で検索してみる。


見つかったのが、「きよし」というお店。

なんでも非常にややこしいところにあって、なかなかたどり着けないとか。
『アパホテル向かい側のデイリーヤマザキの横を南下して……』とある。
なんだこれ、今はなき「日本一短い」肥後橋商店街のことじゃないの?

その途中に、「きよし」という看板があって、肥満の人は通れないくらい(と書いてあった)の細い路地を入る。


最近こそ この商店街でランチをしなくなったが(店がなくなったため)、よく通る道だ。ちょっと入ったところにも、色々店がある。

よし、大丈夫そうだ。


地下鉄肥後橋駅を降り、8番出口から出て、時々行く玉水記念館を横目に見て、「元」肥後橋商店街に入る。
あった、あった。看板が。

そこを左折して見えてきたのが、↑の看板。


2_3そして、入り口。 →

注文したのは、鍋焼きうどん。

待つことしばし。
湯気を立てたウドンが運ばれてくる。写真を撮るのにモタモタしていたので、湯気が写らなかった。


入ったときは二組だった客が、どんどん一杯になる。
12時少し過ぎに出たときには、もう一杯待っている人たちがいた。


お味は、美味しかった。大阪うどんは、お出汁がほんと美味なのよね。勿論、いいお店は。


再訪したい度、星五つ。ごちそうさまでした!


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2018.02.13

謎の腹痛

20180212_123718_hdr

日曜日の夜のこと。
夕食を終えた途端に、かなり激しい腹痛に襲われた。
仕方ないので、横になって(乾燥機で)布団を暖める。

頭の中では、次の日の宿泊をキャンセルしなきゃ、という気持ちがあるのだが、体が動かない。

次の日、すなわち振替休日の12日は、和歌山へ行く予定になっている。
その内ウトウトしたと見えて、少しマシになってきた。

朝は「毎日の飲む野菜」のみにしておく。

和歌山行きは、往路は紀州路快速を使うとして、復路は「くろしお」を利用することにする。
出発まであまり時間のない中、J-WESTからe5489を使ってみる。
以前は乗車券込みでないと買えなかったと思うのだが、今は「特急券のみ」というのがあって、ここでも座席から選べた。

予約番号を持って、和歌山駅で発券して貰う。
「くろしお」のことはまた書くとして、何とか予定をこなすことが出来た。

昼食も摂らなかったのと夜はウドンで済ませたので、体重が減った。ほぼ目標値になったことを、喜ぶべきか?


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2018.02.12

くろしお








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有吉佐和子【紀の川】を思い出します




六十谷駅
雪がチラついています


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通過中です




車内も 寒いです


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2018.02.11

石井明日香【ひさかたのおと 1】

ひさかたのおと 1

ひさかたのおと石井 明日香 著
税込価格: 670円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-510730-0
発行年月 : 2018/01/05
利用対象 : 一般

小笠原周辺の小さな島「青島」に赴任することになったカタブツ教師・巽(たつみ)は、自分の常識では計り知れない現象にあう。【商品解説】より

今日の朝日新聞読書欄でのお勧め本

冒頭『いつか おおきくなったら 返しに行こうね
あの島へ――』とある。

ちょっとワクワクしながら、ページを繰る。

赴任先の青島へのフェリーで、柚木巽は同乗している島の子らしい二人連れに会う。
一人は島が見えたところで海に飛び込み、先に行ってしまう。
度肝を抜かれる、巽。
彼はこの暑いのに、スーツ姿だ。

お迎えの人と一緒に来たのは、幼なじみ遥だった。
巽は4歳まで、この島にいたのだった。
巽が案内されたのは、元いた家だった。

一人になった巽は、不思議な体験をする。
左の翼がもげた鷺のその翼を、影から見つけて元通りにする。


本土へ移ってから、巽は母から「イクリ」という石を貰う。
彼はこれをお守りにしていて、理にかなわないことに行き当たったとき、握りしめる。
そして母は、
『いつか おおきくなったら 返しに行こうね
あの島へ
ひさかたのおとの 生まれるところへ』
と言っていたのだ。

【第1話 はじまりのおと】でそういう導入部分があって、
【第2話 なみのおと】では、海での体験。

新学期で中学1年の担任になった、巽。
生徒は、あの船に乗っていた二人だった。
二人に誘われて海に潜るようになった巽は、ここでも不思議な体験をする。
海の一部分が凪いでいて、海の中から見ると鏡のようになっている。
しかし抜け出せずに焦る、巽。
その時、海上ではサギが羽ばたいて風を起こして波立たせ、凪を止めたのだった。
遙は、サギが恩返しをしたのではと言う。

以下、
【第3話 かみなりのおと】
【第4話 きりのおと】
【第5話 むしのおと】
も、楽しめた。

続刊をどうしようかな。これは続けてもいいかな。


ひさかたのおと 1
Kindle版価格:540円


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2018.02.10

ひっぱりだこ飯

ひっぱりだこ飯

明石名物「ひっぱりだこ飯」

解説には、

真だこと、穴子そして、季節の野菜を、独自に焼き上げた蛸漁に使用する蛸壺風の陶器に盛り付けました。味と陶器の容器、両方でお楽しみいただけるお馴染みのお弁当。
とある。


上にかかっている紙蓋には、平成10年の明石海峡大橋開通を記念して、創業百年を超える『淡路屋』が考案したものだと書いてある。山陽新幹線の西明石駅の駅弁である。


あ、明石へ行ったわけではなく、ネスパで配達してもらったもの。


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2018.02.09

多島 斗志之【黒百合】

黒百合

黒百合多島 斗志之 著
税込価格: 713円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-46005-1
発行年月 : 2015/08/29
利用対象 : 一般

六甲の山中にある、父の旧友の別荘に招かれた14歳の私は、その家の息子で同い年の一彦とともに向かった池のほとりで、不思議な少女・香と出会った。

『青春小説だと思っていたらミステリだった。』とか
『伏線は一杯張ってあったのに騙された』といったレビューを読んで構えていたせいか、そんなに意外性はなかった。

登場人物を丹念にメモしておくと、その関係性も判ってくる。
何より時代が昭和10年代と27年、それに20年あたりを行き来するのだが、狭い範囲での人間交流なので、誰がどうなったのかが判ってくる。


一彦の父が勤めているのが宝鏡電鉄で、小柴一造という人物も登場する。
一方、阪神電鉄はそのまま実名(?)で出てくる。

主人公の女の子は神戸女学院に通っているし、その叔母も神戸女学院出身だ。


と書いてきたが、いやー、やはり騙されました。脱帽!時々気になるところもあったし、かなり強引なミスリードありという気もする。と書いたら、負け惜しみに聞こえるかな。


ストーリーから少し離れるが、女学生列車の話も出て来たのが興味深かった。、自分が学生時代に家庭教師をしていた子も、専用列車で通っていた。これは京阪電車の聖母女学院のことだ。この時代よりはうんと後の話だが、懐かしかった。


黒百合
Kindle版価格:610円


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2018.02.08

樋口有介【木野塚探偵事務所だ】

木野塚探偵事務所だ

木野塚探偵事務所だ樋口 有介 著
税込価格: 540円
出版 : 東京創元社
ISBN : 978-4-488-45910-9
発行年月 : 2008.3
利用対象 : 一般

経理課一筋37年で警視庁を定年退職した木野塚氏は、ハードボイルド探偵に憧れ探偵事務所を開設する。しかし、依頼どころかグラマーな美人秘書もやってこない。【「BOOK」データベースの商品解説】より

一人力んでいる様は、笑いというより失笑を買うような。
しかし、それなりに楽しくはあった。
ちょっと星新一氏の書き方を想起させるが。

木野塚氏は、警視庁を勤め上げて定年を迎えた。そのキャリアを活かして選んだ仕事が、探偵業。
【名探偵誕生】では、その辺の事情を描く。

美人の秘書を雇う予定が、やってきたのは男の子かと思わせるギャル、桃世。


そして初めて来た仕事は、誘拐事件……。
【木野塚氏誘拐事件を解決する】では……。

しかしこんな仕事ばかりでは、誰でも意気消沈するだろうな。


木野塚氏はまた妄想するクセもあり、
【男はみんな恋をする】で、可愛い子に恋した「息子」を持つ母親を助ける。


【菊花刺殺事件】では、被害者(?)は何と菊の花。
菊を愛する老人の、近所の若い母親に寄せるほのかな想いと、長年月仕えた主に認められず、負の方向に行ってしまう女性の悲劇。

しかしいずれも、解決に導いたのは桃代だった。
それでも木野塚氏は、「今自分もそう思った」などとうそぶく。あくまでも、フィリップ・マーロウを気取りたいのだ。潔くない。


最後は、【木野塚氏初恋の思い出に慟哭する】。
思い出は、思い出だから美しいのかも。

若葉も時がたてば枯葉になる。きれいな花もいつかは生ゴミになる。
これが現実なのだった。 人生、無情!

ここでの仰天は、桃世のこと。
結局、木野塚探偵事務所での彼女は、何だったんだろう。
そして、桃世はなぜ木野塚探偵事務所に現れたのだろうか?


ま、全編これハードボイルドを気取ってはいても、しがない定年後の初老男。それがおかしいやら、呆れるやらだった。

木野塚探偵事務所だ
Kindle版価格:199円


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2018.02.07

有働アナとイノッチ、「あさイチ」卒業へ

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有働アナとイノッチ、「あさイチ」卒業へ 3月まで

えーーっ、イノッチもー?ショーーック!


あまり見ていなかったが、イノッチの好感度高かったのに。
残念だなぁ。いつでも観ることが出来ると思っていると、こういうことになる。人生全て、その時々を大切にしなきゃ。


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2018.02.06

こんなところにいます





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いい天気です




でも 風が強いです
交通整理の方、寒そう!


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2018.02.05

パソコントラブル

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昨日急に、(これではない)パソコンが頻繁にエラー表示されるようになった。
その度に再起動してみるが、ある種のソフトを起動しようとするとエラーになる。

仕方ないから現在は寝かせているが、メインのパソコンだから困った困った。


Shurikenはバックアップを取って、これ(今書いているパソコン)ともう1台にリストアした。

ありがたいことに、Web上ですませることが出来るもの(ココログやGoogleカレンダーなど)は、そのままブラウザを開けば大丈夫なのだが。

容量も緊迫しているし、色々考え時かなぁ。


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2018.02.04

中西智明【消失】

消失

消失中西 智明 著
税込価格: 950円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-182552-9
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

あなたは絶対に驚かされる……! 伝説の新本格ミステリ『消失!』が初デジタル化。そして、ファンが待ち続けた書き下ろし最新作が満を持して、特別収録。

『あなたは絶対に驚かされる……!』とあるが、これは意外でもなかった。
また犯人も、予想通りと言える。

レビューを読んで期待したほどではなかったような。
『インパクトやトリックが弱いかな』というレビューもあったが、その通りだと思う。
なんと著者(著者としてではなく単なる登場人物)まで登場し、かなり重要な役割を担う。


本編の後ろにあった掌編と、それについてのエピソードだが、これは本当にあったことだろうか。
ここでは本編の登場人物が著者の作品について色々講評しているのだが、この時点で著者は亡くなったことになっている。
色々錯綜していて、果たして著者の意図通りの仕上がりになっているのか、ちょっと疑問だ。

紙版は、古書で手に入る。


消失
Kindle版価格:950円


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2018.02.03

たこ焼き

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最近は居酒屋でも「たこ焼き」があるんのね。「へーっ」というのが、正直なところ。
外国からの観光客が多くなったから?


20180202_175004_2そろそろ焼けてきました


北海道人が、喜んでひっくり返すそうとしたものの、あまりうまくいってなかった。

赤鬼さんもいて写真を撮ったのだが、完全な後ろ姿ではないのでアップは止めておく。ちゃんと虎皮のパンツを履いていた。


20180202_175028

「大阪では一家に一台たこ焼き器がある」というのは都市伝説で、我が家にはない。
粉もん、そんなに好きなわけじゃないから?


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2018.02.02

鮎川哲也【準急ながら】

準急ながら

準急ながら鮎川 哲也 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

一見無関係な事件がダイナミックに絡みあう。そして、鬼貫警部を悩ませるのは鉄壁のアリバイ。

隕石にあたって怪我をした少女を助けた海里昭子は、なぜかそれが表に出ることを避けたがった。
愛知県の犬山の土産物店主は、家族にも自分の過去を語らなかった。

その二人が、相次いで殺される。

ここまで出てきた関係者は、二人の周辺の人たちばかり。

海里昭子が東京で殺されたことから、事件は警視庁管轄となり、丹那が出張ってくる。
かれは愛知の刑事と協力し、被害者達の過去を洗い始める。

ここで初めて、過去の事件が明らかになり、その時の被害者とえん罪であった加害者の家族が登場する。
その中から真犯人を見つけていくわけだが、刑事達がさじを投げた段階で、鬼貫登場。自ら調べ始める。

そして、ようやく「準急ながら」のお出ましである。

この頃(昭和41年)には既に新幹線が走っており、なぜ東京から豊橋へ行くのに準急を使ったかということも、謎解きのヒントになっている。

肝は、写真トリックだった。


準急ながら
Kindle版価格:432円


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2018.02.01

1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3015
ナイス数:43

先生と僕 (双葉文庫)先生と僕 (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-201d.html
読了日:01月30日 著者:坂木 司
黒いトランク (創元推理文庫)黒いトランク (創元推理文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-d45d.html
読了日:01月27日 著者:鮎川 哲也
ことばの歳時記 (新潮文庫)ことばの歳時記 (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-bb22.html
読了日:01月25日 著者:金田一 春彦
憎悪の化石: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)憎悪の化石: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-a511.html
読了日:01月22日 著者:鮎川 哲也
ふるいせんろのかたすみでふるいせんろのかたすみで感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-7685.html
読了日:01月20日 著者:チャールズ・キーピング
硝子のハンマー (角川文庫)硝子のハンマー (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-855c.html
読了日:01月15日 著者:貴志 祐介
赤い雲伝説殺人事件 (角川文庫)赤い雲伝説殺人事件 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-ed53.html
読了日:01月09日 著者:内田 康夫
「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/01/post-9c3a.html
読了日:01月06日 著者:Marie
大家さんと僕大家さんと僕感想
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読了日:01月05日 著者:矢部 太郎
長い廊下がある家 (光文社文庫)長い廊下がある家 (光文社文庫)感想
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読了日:01月04日 著者:有栖川 有栖

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